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わたしのアトピー闘病記

私は、物心ついたときからずっとアトピーです。
ただ皮膚に湿疹があるというだけではありません。
時として、ズル剥けになり、浸出液が噴き出し、腫れ、痛み、そして地獄のように痒く、空気中にじっと存在していることさえ辛い。
私の人生ここまでと何度思ったかわかりません。

普段は働いているし、いつも重度なわけではありません。
ただし調子が良い時でも、軽い湿疹はぽつぽつ散在していることが多いし、湿疹のない部分も健康な皮膚の方に比べたら全然きれいじゃない。昔の傷跡として白斑があったり、色素沈着やしわ、シミもたくさんある。保湿剤も欠かせない。皮膚が極端に弱いので、ファンデーションなどはほとんど使ったことがなく、化粧品は好きだけれど買っても使えないので見る専門。基礎化粧品はキュレルのみ。
そんな感じ。
そして、強いストレスがあるときなどに、ある日突然悪化します。備えたりする間もなく、あっという間にとんでもないことになります。
これまでに受験のストレス、仕事の身体的な負荷、職場の人間関係、心の葛藤からくる不眠などが引き金になりました。

今、まさに悪化の最中です。今一番ひどいのは前腕から先の部分。
痛いとか、痒いとか、そんなありきたりの表現では足りない。
素の状態で空気にさらすと痛むので、毎日包帯で保護するけれどその包帯に浸出液が染みて汚くなり、貼り付くことでさらに痛む。
覚醒していても眠っていても辛く、というより皮膚の不快で眠れない。
こんなにしんどいのに、嵐がおさまるのをじっと待つしかない。
いつか落ち着くかもしれない。でも、いつ?いつまで耐えればいい?
子供の頃からずっと辛い症状に耐えて来たのに、中年になってもまだこんなにもひどくなってしまうの?

本来なら日記に心情を書いているところですが、湿疹のためにペンをうまく握れないので、色々考えてnoteに辿り着きました。
いなくなりたいくらい辛い日も多いけれど、アトピーと私は切っても切り離せない。そういう運命に生まれついたのだから、仕方ないとわかっている。
書いて何かを伝えたいというより、今の思いを書かずにおれない、そうしないと潰れてしまう、ひねくれてしまう、そういう感じです。
少し落ち着いたら、読書や甘いもの、美術など、私が支えにしているものについても書けたらと思っています。

 雨子
(年を重ねて雨が好きになったので)

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