見出し画像

おひとり活動日記~オリエント美術館~

今日は美術館日和でした。

ゴールデンウィークの中盤、お天気のよいお出かけ日和の一日。
しばらく自宅でまったりしていたけど、ちょっとうずいたりして。
以前からやってみたかった『自転車で近所を散策』。
よっこいしょとスタートしてみました。


はじめの一歩は近めの美術館から。

車移動が中心の生活をしているので、自転車に乗るのが新鮮。
大きめの川にかかる橋を通り過ぎると河原でバーベキューの準備を何組かしている。
そうだよね!肉焼き日和だよねー
いずれは一人バーベキューできるようになるかな、なんて考えつつ、美術館へ自転車を走らせました。

今日訪れたのは岡山市天神のオリエント美術館。
子供の頃から何度も足を運んだ場所です。

見失うほどこじんまりした入口。でも雰囲気がいい

わりと小ぶりな建物で、展示分野が絞られているせいか、そこまで混雑することが無い。
入り口も狭めでなんとなく薄暗いので、もしや休館日だったかと心配になるくらい、、。
パッと見、あんまりウェルカムな感じがしないのですが、そこがまた良くて。

中に入るとこじんまりした施設のわりに、2名も受付の人がいる!とってもウェルカム!!
受付をすませ、ススス…と中に入りました。

いいね、いいね!この薄暗さ…

入ってすぐに吹き抜けのホール。常設の展示物が出迎えてくれます。
2階の窓から光が柔らかく差し込んで、ひとり和む♡

順路に従い展示品を鑑賞。
ちょっと薄暗い感じ、なんとも落ち着きます。
今回はオリエント地方の文明の始まりを、器や装飾品、粘土板を展示しながら紹介しています。この異国情緒あふれる展示品たち、本当にワクワクします!
青銅の器や黄金の宝飾品、ガラスのビーズなどがスポットライトに照らされて神秘的です。
この控えめな照明は淡い色の絵画の展示には向かないだろうなぁなどと考えながら、たっぷり時間をかけて1階をめぐりました。

カフェタイムも異国を感じたよ!

2階の展示を見る前にワンクッション挟みます。

オリエントに特化した美術館は、館内のカフェ(ていうか純喫茶)までオリエントでした。
インテリアは年季を感じるモダンな感じで、オリエントっつーか何と言うか…。
このカフェのオリエント要素は、お店おすすめのアラビックコーヒーとチーズケーキのセット。

後ろの小鍋でコーヒーを煮出します

はて。アラビックコーヒーとは。なんぞや。

アラビックコーヒーとは、めっちゃ細かく挽いたコーヒーの粉とスパイスと砂糖を一緒に入れて、オリエンタルな小鍋で煮だし、カップに入れて少し待ってコーヒーの粉が沈んだところを狙って飲むという、そのへんには無いコーヒーです。うーん、オリエンタル。
甘めのスパイスコーヒーということでいいでしょうか。
しかしいつまで待てばいいのよ。待ちきれん。そして早めに飲む私。

わーお。だいぶ普通のコーヒーと違うね。思ったより細かい粉感があります。ちょっとお汁粉の舌触りに近い。
飲み終わったら残りのコーヒーかすで占いもできるのです。お店のスタッフさんが「茶柱程感覚の占い」とおっしゃってました。占うかどうかはあなた次第。私はやったけど。

オープン当初から変わらないレシピのチーズケーキも美味しくいただきました。
温かみがある手作りっていいですね。

書き忘れていたけど、お店の名前は「イブリク」です。コーヒーを煮だす小鍋の名前だそうです。響きがなんかかわいいです。

カフェの説明が長くなってしまった、、、

2階はイベントでにぎわってました

子供の声がきゃっきゃしてる。
あれー、いつも静かなオリエント美術館が賑やかだ。
ワークショップをやっています。子供が楽しめるチャームや円筒印章を作っていました。
小さな子供が民族衣装の試着をしています。うちの子が小さいときに着て喜んでいたことを思い出すぅ~。

そして2階にあるトイレの洗面ボウルがとってもオリエンタルなのです。
何とかというすごい人が(説明がありましたが忘れてしまいました)絵付けした陶器のボウルです。残念、写真撮り忘れました。

このトイレの利用をもって、今日の美術館の締めとさせていただきました。

オリエントを感じ終えて

観賞時間はカフェタイムを合わせて1時間半ほど。
説明なども丁寧に読んだので、小ぶりな美術館だけどみっちり楽しんだ感触です。
多くの人が気になるキャッチーな展示は少ないかもしれないけど、マニアックな雰囲気がたまらなく良いのです。

オリエントって具体的にどこ?実はあんまりよく知らなかったりして。
説明を読むと、四大文明のうちのメソポタミア文明を中心としたエリアで、乱暴に言うとイラクを中心にしてヨーロッパと中国の間らへん、というあたりだそうです。
違ってたらごめんなさい。

今では紛争があったり国が分かれたりと大変そうな地域ですが(違ってたらごめんなさい)、豊かで優雅な文化が花開いたんですね。

自分の癖ですが、子供のころから時代劇が好きだったり異国情緒あふれる場所が好きだったりと、現実感のないものが好きです。
オリエント美術館は、そんな自分の癖をたっぷり満足させてくれる場所なのでした。
現実にまみれた生活が続いたらまた来よっと!

自転車置き場の案内もオリエンタル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?