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私が関わっている共同体(コミュニティ)の話

こんばんは、「amo」改め「あい」です。
HNを本名の下の名前に変更することにしました。
この名前は、ここ半年くらいメンバーとして関わっているコミュニティで使っているニックネームでもあります。

私がいちメンバーとして関わっている「生活共同体TSUMUGI」というコミュニティは、「自分にも地球にも善い暮らし」を目指して活動をしています。
みんなで野菜やお米を作ったり、手作りのものやコンポストを生活に取り入れてみたり。
一人ではハードルが高いことも、みんなでやれば実現できるという考えの下、メンバー同士協力しながら、それぞれが自分自身にできる形での「善い暮らし」を探求しています。

※「コミュニティ」という表記について
地域や趣味、志向など、何らかの共通点をもつ人の集まりとしてよく使われる印象のある「コミュニティ」という言葉。
ただ、「生活共同体TSUMUGI」という名前のとおり、「コミュニティ」よりも、生活を共にするイメージの「共同体」という言葉が、団体によりフィットする言葉です。
一般にイメージしやすいよう、ここまで共通して「コミュニティ」の名称を使いましたが、ここからは以下の表記で書き進めていきます。
他の団体を含めたコミュニティ全般のこと:「コミュニティ」
TSUMUGIに限定したコミュニティのこと:「共同体」

顔の見える関係性を求めて

新卒で入った大企業で働き続けて8年。
TSUMUGIに入る前の私は、ずっと抱えていたモヤモヤが大きくなるばかりでした。

大きな組織の中にいると、自分が果たす役割が全体の中であまりに小さく、自分のしたことが何の役に立っているかを実感するのが難しく感じていました。

社員の数や、向き合う人の数が多いと、それぞれの特徴や考え方なども多様化していきます。
多様な人がいること自体は素晴らしいのですが、多様な個人の誰にとっても満足できるサービスなどありません。
個々の事情に寄り添えば、ある人の満足度は上がるかもしれませんが、別の人は不平等感を持ってしまうかもしれません。そうなると、個別の事情はある程度無視して、一律のルールにあてはめた運用をしていくしかない。
こうして、スケールが大きくなるに従い「誰もが満足」を追求するあまり、「誰も満足できない」状態に陥ってしまうこともあるように思います。

一方、顔の見える関係性が築ける程度の小さな集団であれば、個別の事情に寄り添う対応をしても「○○さんは今こういう配慮が必要だよね」と、周りの人も納得しやすいと思います。
また、小さい規模の集団であれば、自分がしたことがダイレクトに相手に届きやすくなり、自分が貢献できた実感も得やすくなります。

何か変化を起こしたい場合も、大きい組織だと多くの関係者を巻き込んでの根気強い調整が必要だったり、そもそも自分に何の権限もなかったりします。
一方、小さな集団であれば、周囲の何人かを巻き込んですぐに行動に移すことができます。

顔の見える関係性の中で、それぞれができることをやって、互いに暮らしの満足度を上げていきたい。
互いが互いの役に立っている実感を得られる環境に身を置きたい。

TSUMUGIに入る前から、コミュニティに入ることで理想が実現できるんじゃないかと考えていました。

数あるコミュニティの中で、TSUMUGIを選んだ理由

①憧れのライフスタイルが叶いそう!

さかのぼると、環境教育に積極的な小学校で6年間教育を受けたこともあり、生態系に負担をかけない暮らしがしたい思いはずっとありました。
社会人になって自炊をするようになり、自分で作った食材で料理することにも憧れるようになりました。

けど、都会でフルタイムで働きながら、エコ・エシカルな暮らしや自然・農業を身近に感じた暮らしを実践するのは、想像するだけでもハードルが高かったです。
憧れてはいたけど、本気で実現するとは思ってもいないただの憧れ。

ところが、TSUMUGIでは都会暮らしで働いているメンバーがほとんどでありながら、エコ・エシカルな暮らしや、自然・農業を身近に感じた暮らしを、それぞれができる範囲で本当に実践していました。
自分にもできるかもしれないとイメージが湧きました。

実際に活動に参加してみると、農作業に参加するのはリフレッシュできて楽しい!収穫物を家が近いメンバーと分け合ったり、食べ物のありがたみを感じながら味わったりする時間はかけがえのないものです。
それに、環境に負担をかけない暮らし方にも様々な考え方や方法があることを知り、自分が無理しない持続可能な範囲で、エコ・エシカルな暮らしを実践できるようになりました。

②雰囲気が良く、関わりしろがありそう!

コミュニティに入りたいと思いながらも、自分に合うかどうか不安で行動に移せないことが多くありました。
私は、人とつながりたい気持ちはあるくせに、一人の時間も必要。
イケイケな感じ(笑)は疲れてしまい、穏やかな雰囲気に居心地の良さを感じます。

TSUMUGIはその点、立ち上げのメンバーを中心に穏やかで居心地の良い空気感ができているように感じ、説明会に参加した時の雰囲気で合いそうだと思いました。

そして、コミュニティに入るなら、いち参加者からスタートして、慣れてきたら運営寄りのところにも携わりたいと常々思ってきました(高校時代に生徒会の副会長をしたのも影響してるかも)。
でも、一定の役割を引き受けることで、それが重荷になると楽しくなくなってしまう。

TSUMUGIは「自律分散型」の組織を目指しており、メンバーそれぞれが自律的に動いていくことで、リーダーや運営メンバーに頼らずとも共同体が回っていくことを目指しています。
そのことを聞いて、過度に負担がかからない範囲で運営寄りの役割にもチャレンジできそうだと思いました。
入ってから半年たった時点で、「自律分散型の組織」については発展途上ですが、これから継続的に関わっていくことで、よりよい共同体の在り方をみんなで模索していけるのではとわくわくしています。

共同体の可能性は無限大!

TSUMUGIに入って実感しているのは、食や環境というコンセプトが太い柱としてありつつも、それだけではないということです。

環境問題のような狭い意味だけではなく、自分の生活、人間関係、さらには人生を創ることまでまるっとカバーした「持続可能」な在り方を実践することだって可能。

半年TSUMUGIに関わってみて、やりたいことがたくさん増えました。
共同体の活動を通して、仕事とは違った新しいことにチャレンジしたい。
自分にも地球にも持続可能な暮らしを調べて、実践して、発信してみたい。
パラレルキャリアを実現したい。
などなど。

一人では難しいかもしれないけれど、様々な背景をもちつつも、同じコンセプトに共感した仲間が周りにいるからこそ、憧れが具体的な形となって、実現にこぎつけることができるのだと思います。

TSUMUGIでは4月はじまりの1年周期でメンバーを募集していて、0期からスタートし来年は2期となります。
3月ごろ募集があると思うので、興味を持った方はぜひチェックを!

…と言いつつ、コミュニティには本当にたくさんの選択肢があるので、数ある選択肢の中からその人自身に合う場所を見つけることがいちばん大切だと思います。
理想のコミュニティ像があるなら自分で作る手だってあります。

自分のやりたいことや居心地の良さを優先して、家庭と仕事以外に持つサードプレイス的なコミュニティを持つと、日々の暮らしがより楽しくなるはず。
コミュニティで誰かの役に立ちつつ、自己実現している人が増えたら素敵だなと思っています!


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TSUMUGIではnoteも開設しています。
田んぼや畑、季節の手仕事などの活動記録を時系列順に更新中です。
といってもまだ全然追い付いていないのですが…順次記事を公開していきます。
私もメンバーの一人として記事を書いているので、よかったら覗いてみてください!

https://note.com/tsumugi_commons

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