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ミシュランに載るラヴェンナのオステリア〜Osteria del Tempo Perso〜

サンタポリナーレ・イン・クラッセ大聖堂へ向かう路線バスで運悪く?検札官が乗ってきて、私たちのチケットに「刻印(イタリアでは必須)」がされていなかったため罰金を支払った

私は「支払うなら潔く」と支払い、「これも旅の思い出」と気持ちを切り替えたが、K氏は反芻の如く「罰金が〜」とぼやいていた

それがどんなことを引き起こすかはご興味あればこちらを参照(途中から有料になるが)

まぁ、罰金分(1万越え)あれば美味しい物をどれだけ食べられたか、と考えないでもないが

「いつまでもそんなこと言ってたら次のよくないことがやってくるよ」と言いながらディナーのお店へ向かう


☆Osteria del Tempo Perso(オステリア・デル・テンポ・ペルソ)


お店の場所はサン・ヴィターレ大聖堂のすぐ近くで、中心地から少しだけ離れた場所にある静かな一角

昼間に前を通った時に「良さげだな」と目をつけていた ミシュランにも載っているお店なので尚更だ

イタリアのディナーは早くても20時前からなので、「バリバリ日本人時間」の私たちはオープンの19時に来店、他の客はいなかった

20時を過ぎた頃から、ちらほら予約客と見受けられる人たちがやってきて、帰るころはほぼ満席だった

☆創意工夫がされた料理の数々


まずはプロセッコで乾杯

「罰金が〜」とぼやくK氏もアルコールが入れば「ご機嫌」に

◆2ヶ月ごとに変わるメニュー

さすがミシュラン掲載店、メニューは2カ月ごと、ワインリストは年に数回更新されるのだとか

まずはアミューズのスープが供された

パンも自家製で毎日焼くという

毎度のことだが、半年以上前の話で味がどうだったとかはいい表せないが美味しかったことは間違いない(美味しくなかったら忘れない、なぜなら「ハズレ店」に当たることが日頃ないから)

◆第一皿目

K氏の第一皿目をとっていないが「パスタ」だったことは確か

私はというと今回のイタリア滞在中に「どうしてもフレッシュのポルチーニ茸」が食べたくてオイルベースのポルチーニのタリアテッレにした

本当は「ポルチーニ茸のグリル」が食べたかったがなかった

それでもこれだけたくさんフレッシュポルチーニ茸が入っていれば満足!

◆第二皿目

第二皿目はK氏も私も魚介にした

K氏はエビのフリット、と言っても単に衣をつけて揚げたのではなく、春雨のようなものがぐるぐる巻かれて揚げられていた

写真を撮るのに私側に皿を置かせてもらった

私は「野菜と魚介のフリットミスト」にしたが、運ばれてきて驚かざるをえなかった

これこれ1人分ですか??? 隣の席のイタリア人も目を見張るほど

1人分なんだがすごいボリューム! でも衣が薄くてサクッとしていて美味しかった

さらに「飲んだら食べられなくなる」K氏のエビまで私に回ってきて「腹パン」、、、これはもう「消化を促すエスプレッソ」ではなく「グラッパ(アルコール度数の高い蒸留酒)」をいただこうとなってグラッパを

強いアルコールだが飲むと胃が「すーっと」して満腹感が少しだけ軽くなる

この頃、風邪がさらにひどくなり鼻も詰まっていたが、グラッパで鼻の通りまでよくなった(笑

程よく落ち着いた雰囲気でスタッフは皆明るく、居心地が良かった
お料理はボリューム満点で美味しかったし、コスパについてはK氏の支払いのため不明 K氏にとってはここの支払いよりも「バスの罰金」の方が「痛手」だったことだろう

店のHPでメニューを見る限り、ミシュラン店だが「バカ高い」わけではなく「妥当」かなという印象

公式サイトを見ると日本人女性のシェフもいるようだ フィレンツェやローマなど大きな都市じゃなくラヴェンナをなぜ選んだのか聞いてみたい気がする

何度もミシュランに載っている証のステッカーが入り口に貼ってあった

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