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ローマへ②

フィレンツェから20年近くぶりのローマへ
リュック一つとはいえ、大容量で重いため一旦ホテルへチェックインして向かうはヴァチカン市国

言わずもがなと思うが、イタリアのローマにある都市国家であり、ローマ・カトリック教会の総本山だ 「超」がいくつもつくほど有名なミケランジェロの「最後の審判」があるシスティーナ礼拝堂もここヴァチカン市国にある(ヴァチカン美術館にもたくさんの見るべき有名な作品がある)


☆ホテルからテヴェレ川沿いをぶらり


私が泊まるホテル「Okapi」はポポロ広場のすぐ近く、テヴェレ川にもほど近いので、まずはテヴェレ川沿いへ出てみる

川沿いはずっとポプラ並木になっている

テヴェレ川といえば映画「ローマの休日」でオードリー・
ヘプバーン演ずるアン王女とグレゴリー・ペック演ずる新聞記者ブラドリーがテヴェレ川の水上パーティーで乱闘騒ぎとなるシーンが思い出される

そんなに広くない道路にも関わらず、結構な交通量なので賑やかだが川沿いにきちんと歩道があるので散策にはもってこい

バスですらおしゃれに見える

ここで一度橋を渡ってみる

20年近くぶりのローマで嬉しすぎる

橋を渡って程なく歩くと大きな建物が見えてくる
「Corte di cassazione(市裁判所)」だ

市裁判所の後ろ側に「最高裁判所」もあるが見えない

荘厳な市裁判所の建造物に天を仰ぎつつ、再び橋を渡り元来た側の川沿いへ
橋上から見える「天使の橋」と「サン・ピエトロ大聖堂」

市裁判所の前をまっすぐ行けば「サンタンジェロ城」にすぐ行ける

ポプラ並木越しに「サンタンジェロ城」を眺めながら歩いていく

姉とも両親ともそれぞれと見た景色は今も変わらない

☆「サンタンジェロ城」「天使の橋」


「サンタンジェロ城」はイタリア語で「Castel(城)Sant‘Angelo(聖なる天使)」と「天使」とつく サンタンジェロ城の前にかかる橋はその名も「天使の橋(Ponte Sant’Angelo)」で橋の両脇にいろいろな天使の像が配されている

一つ一つ天使の像を見ても楽しい

「サンタンジェロ城」はその見た目から「チョコレートケーキ」と親しみを込めて称されると誰かから昔聞いた記憶が(ちなみに「ウェディングケーキ」と称される建造物もローマにある)

確かに正面から見た「サンタンジェロ城」」は2段のチョコレートケーキに見える・・・

古代ローマ人の格好をした人が「一緒に写真を撮ろう」と声かけてくるが撮るとお金請求してくるので注意

かわいい愛称の「サンタンジェロ城」は139年に完成、サン・ピエトロ大聖堂とは城壁城の通路で繋がっている 13世紀にニコラウス3世が造らせた通路で、有事の際に歴代教皇たちは通路を伝って「サンタンジェロ城」へ逃げ込み籠城したのだとか

現在は国立サンタンジェロ城博物館(軍事博物館)になっている
個人的に興味を惹かれないので1度も入ったことがない(笑

しばらく、チョコレートケーキを眺めた後はいよいよヴァチカン市国へ

幾度となく見た風景

☆ヴァチカン市国


◆「サン・ピエトロ大聖堂」「サン・ピエトロ広場」

ローマへ来ると必ず訪れる「サン・ピエトロ大聖堂」前のサン・ピエトロ広場は楕円形をしており、広場を両側から囲むように巨大な円柱が立ち並ぶ列柱郎がある

列柱廊の上には140体の聖人像が配されている

混雑していなければ「サン・ピエトロ大聖堂」を拝観しようかと思っていたが、すでに長蛇の列で今回は諦めた もう何度も拝観しているしね

どれだけ待つんだろう(実はこの後豪雨になったので並ぶのは大変だったろう)
1990年代にきた時はこんなに行列ではなく、2000年代になって徐々に混雑度がUPしたように思う

列に並ばない人たちが広場前で記念撮影していたので、私も記念に撮って終了

青いセーターのお姉さん、何パターンもポーズとって楽しそうだった

いつも思うけど、「制服×外国人=かっこいい」(笑

でも正直、いつもおしゃべりしてるだけに見える(笑

「サン・ピエトロ大聖堂」に入らなくても列柱廊は通れるので見てほしい
巨大な白い柱が並ぶ光景は息を呑むほど美しいから

広場側に拝観者の列があるので列柱側は空いていた
すごく美しい

私はすでに「サン・ピエトロ大聖堂」も「ヴァチカン美術館・システィーナ礼拝堂」も何度か拝観済みなので外観だけでも十分満足だが、初めて訪れる人たちにはぜひ、「サン・ピエトロ大聖堂(ドームの上にも行ける)」「ヴァチカン博物館・システィーナ礼拝堂」も見てもらいたい場所だ

ただし、最低半日は時間を見ておいた方が良いかな(見どころ満載しかも広い)
あとは予約しておいた方がいい(予約しないと見られないということではない)

わかりやすく予約の仕方を紹介してくださっているサイトを見つけたので貼っておく

◆ローマに来たかった理由

列柱廊の近くに不思議な形の水飲み場(Nasone/ナゾーネと言うらしい「謎ね」笑)があった

実は飲める

ローマの街中にはこのような水飲み場があちらこちらにあるが、その数なんと2000個以上らしい しかも「飲める」のが驚き・・・・

カエサル(シーザー)が生きていた頃の時代には「この街はまるで水の上を歩くようだ」と表現され、それもそのはず、今日のおおよそ倍以上の「水関連」の施設(水道・公衆浴場・噴水・ニンフェウムなど)が街中に溢れかえっていました。

地球の歩き方Webより

今回のイタリア滞在でどうしてもローマに来たかった理由がある

藤谷道夫さんの著書「すべての叡智はローマから始まった」を拝読し、「2500年前のローマの叡智」の凄さ、そしてそれが現代においても機能していたり、現代に生かされた形で引き継がれていたり、とても感銘を受けたからだ

ローマを訪れる前に一読していくと、ただローマを訪れるよりも楽しさが倍増すると思う

ローマの街中にある水飲み場一つにしても見方が変わってくるだろう

現代人を豊かにする古代の叡智!ローマに学び、ローマを手本に!
現代の2倍の強度のコンクリート建築、インフラ優先整備、権力から民を守る護民官、カエサルの革新的国家改造―ローマ隆盛の歴史と技術、思想をわかりやすく書き下ろし!
ローマ人の真の凄さがここにある!

「全ての叡智はローマより始まった」藤谷道夫著

◆ヴァチカン市国 スイスの衛兵の政府気が変わっている!

イタリアに来ると「にわか制服フェチ」になる(笑
いろんな仕事の制服のイタリアーノを見るとみんなカッコよく見えるのだ(笑

ヴァチカン市国には「スイス衛兵」がいる
「スイス衛兵」は儀仗と警察の職を担っており、任務の主な対象はローマ教皇の警護とヴァチカン市国を訪問する諸外国の要人及び巡礼者の警護、教皇の住居とバチカン四国の城門警備など

そして目に留まるのはその「制服」だ
私が過去に見た制服は「オレンジと紺色と赤」でとても「カラフル」だったので衝撃を受けた

列柱廊を抜けて「スイス衛兵」のいる場所へ向かう

奥に見えるのは教皇宮殿

「スイス衛兵」は彼らの兵舎とヴァチカン印刷所の向かい合う場所にある門にいて警護にあたっている

青い制服にベレー帽がスイス衛兵

で、記憶どおりに姿をみつけた! でも、、、、

「あれ?制服が変わっている!!!」

シンプルに青1色に白い襟

以前の「カラフルな制服」からすると「地味」いや、「シンプル」になっている
袖とパンツの膨らみも控えめに これはこれでとても素敵だし、かっこいいんだけど、なんだか寂しい・・・と思ったのだった

☆ヴァチカン市国を後にして


「サン・ピエトロ大聖堂」も「ヴァチカン美術館」も拝観しなかったが、私には充分 「ローマにいるだけ」で大満足

「スイス衛兵」の制服が変わっていたことにちょっぴりセンチメンタルになったけども(笑 まだいうか?

ヴァチカン市国を後にして地下鉄の駅へ向かう途中に見かけた「焼き栗」の露店
秋から冬の間に出没する季節の露店だ

過去1度食べたことがあるけど美味しかったという記憶がない

地下鉄に乗る前に水を買っておこうと食料品店へ立ち寄る

結構大きかった

ショーウィンドウ見るだけでもウキウキしてくる

甘いもの
ハロウィン仕様
リモンチェッロもある
いろんなお酒

中に入るとさらに所狭しと食料品がある

天井までも続く壁一面の棚
日本で見ないようなパスタもたくさん

観光客よりも地元の人が多く利用している感じだった
チョコレートの量り売りもしていたので、お土産にも良さげだったが荷物になるのでお水だけ購入した ちなみにペットボトル500mlの炭酸水が1€(約164円)と良心的価格で買えたが、私が見た他の店では1本4€(約656円)のところもあった・・・ 1€はすごく安いと思う

地下鉄駅目前で雨がパラパラと降り始めた

なんでもない風景が絵になる

足早に歩くがいろんなものが目について写真を撮りたくなる(笑

シュール

なんとか駅に到着、これから懐かしい場所へ向かう

Ottaviano駅

⇨⇨次回へ続く

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