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子宮筋腫のオペについて/後編【子宮鏡下手術】体験談

Day 2

翌朝

7時起床です。
朝ごはんはありません。

看護師さんが来て、
検温→血圧測定
それらが終わった後、
オペ衣/帽子/ソックスを渡されました。

オペ開始1時間前、
点滴スタート。

そこからは、どういうわけか、
気力が奪われていくような気がするから不思議です。
どんなに自分は普通でも、
やっぱり自分は病気なんだなぁ…と
しみじみとその時間を噛みしめ、
やっぱり健康って大切なんだなぁと切に思いました。

オペ開始までの数時間ですが、
あっという間でした。

私のオペは9時スタート。
病室には他2名がいましたが、
私が最初の患者でした。

オペ室までは、歩いていきます。
オペ室に入ると担当医と
もう1名の医師(麻酔科医)がいて、
ちょっと安心しました。

と、同時に、
「…あー。。。オペ始まるんだ。」
って、あらためて実感。

オペ台に上がると、
看護師さん達が手際よく、
私の周りで準備作業をしていました。

クラシックを流してほしい旨を、
昨日伝えたはずなのだけど、
オペ室は無音。(笑)

クラシックを流してほしい希望を告げると、
「いいですよ。」と、快くOKして下さって、
しばらくすると、ベートーベンの交響曲が聞こえてきた。
ショパンだったかな?
まぁなんでもいいか。(笑)

手術台の上で横たわる私の頭上で
麻酔科医が声をかけた。
「これからマスクを当てますので、
同時に麻酔の点滴を落とします。
身体がピリピリしてくるけど、すぐに眠ってしまうので、
そのままでよろしくお願いします。」

私は、「はい。わかりました。」とだけ答えた。

変な奴と思われるかもしれないけど、
私はこの瞬間が好きだったりする…
理由は、自分の意志でコントロールできなくて
一瞬で無意識状態になれるから…
危ないやつなのでしょうか。私は…(笑)

そうして小1時間昏睡状態に…

どこからともなく、
ガチャガチャ、ガヤガヤと
せわしないだけど緊張感がある
人々の声が遠くの方から聞こえてきた…

その瞬間、意識が蘇った!
「あ!私はオペを受けていたんだ。」
と、まるで他人事のように、
自分が今どこにいるかを確認した。

10時過ぎ
ストレッチャーに乗せられて病室へ。
そこから看護師さんの力を借りてベッドに移動。
(シーツをスライドして私を移動させるイメージ)

その頃にはもう意識ははっきりと戻っていて、
最初に放ったこころの声は、
「どうしよう…私、動けないじゃん!」

痛いのだ。
兎に角痛い。

寝返りを打つと痛い。
私の場合、右側に筋腫があったから、
左重心で寝ていないとなんだか気分が悪く…

その間、左腕に点滴。
右上腕には、血圧測定器。
下半身にはカテーテルが装着されています。

違和感の中、全身倦怠感と下腹部の痛み…
時に、レルミナ(投薬)副作用のホットフラッシュ…
そんなコンディションが3時間くらい続きます。

オペ後~1時間 = 全身が痛くて動けない
1時間~2時間 = 体が熱い(この時、すごい脂汗)平熱範囲だけど体温上昇
2時間~3時間 = だんだん慣れてきたけど、まだ痛い(この間カテーテル取り外し)

1時間置きに看護師さんが巡回に来て、
検温してくれます。

オペの合間を取って、
担当医も声掛けに来てくださいました。

私の場合、出血があったので、
「出血がひどい場合は、翌日また来院してください。」
と、言われました。
(出血はおさまったので、良かったです。)

瀕死状態の私に何度も声掛けしてくださって…
本当にうれしかったです…

「術後に帰宅」のキーワードから、
てっきりサクサクと終わって帰れるのねと…
ライトに受け止めていた私。

しかしながら、
そうは問屋が降ろさなかった。

こんなに痛い思いしたことあったっけ?
って思う位、痛さに耐えた今回のオペ。
やってみないと分からないとは、まさにこのこと。

痛いけど、やってよかったと思っています。

今年の6月に筋腫があると指摘された時、
迷うことなく、摘出したいと思ったのはこの私で…
これも筋腫摘出までのプロセスだと思って、
粛々と、その時間を過ごしました。

カテーテルが外された後、
かろうじて起き上がれる事が出来たので、
トイレに行ってそのタイミングで
軽くメイクをして、帰宅の準備。

調子が戻るまで
病室で休んでいても良いと言われていましたが、
早めに家に帰って、ゆっくり休んだ方がいいかなと思い、
私はお昼1時頃に病院を後にしました。

このまま休んでいるうちに
帰る気力なくなったらいやだなとか思って…
そうなる訳などないのだけれど…(笑)

ヒ―ヒー言いながら、帰宅。

その間、友達や、知人から
体調を気遣う連絡が入っていた。
とてもじゃないけど、
連絡できる余裕などなく…

完全に痛みが引いたのは、
術後翌日。
食事をきちんととって
水をたくさん飲んだのと、
たくさん眠ったからかもしれません。

あと、ヨーグルト、
ノンカフェインの
栄養ドリンクを飲みました。

翌朝起きた時、
若干の痛みはありましたが、
あれ、痛いかな?と言うレベル。
全身倦怠感はなくなっていました。

そのままお昼は普通に外食できたから、
人間ってすごいなぁとつくづく思います。
そして、担当医に感謝です。

まだ数日しか経ってないけど、
オペ後、明らかに良い変化がありました。

◆ 背中の痛みがなくなった
◆ 起床時のだるさがなくなった

時系列で説明していったけど、
以上が私の子宮筋腫オペの記録でした。
誰かの参考になるといいです。



End


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