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外食産業の未来?アートセンターで温室を利用した実験が始まった(アムステルダム)

新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、外食産業はビジネスモデルの変革を余儀なくされている。アムステルダム市のアートセンターでは、川岸に面した敷地内にガラス製の温室を設置し、野菜食中心の食事提供を実験的に始めた。1.5メートル幅の小さな空間から、たべることの未来を探る試みだ。

原文および写真提供:wander lust (2020年5月1日掲載)

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メディアマティックは1983年から活動しているアートセンターだ。自然、バイオテクノロジー、アート、科学に焦点を当てたワークショップ、レクチャー、アートプロジェクトなどを行っている。現在は、レストランやアートスペースの営業再開許可がないので、実験的にランチとディナー提供を行っている。

芸術、デザイン、科学の融合
わたしたちは常に新しい社会の発展を目指しています。

敷地内に温室を設置をできるレストランは数少ない。現状では、個人が地元の店からテイクアウトやデリバリーをする以外に、地域の外食産業を残すすべはない。メディアマティックの実験には、市内の14店舗と、隣接するユトレヒト市の11店舗が協力し、メニュー開発や調理を請け負っている。より沢山のレストラン事業とつながれば、未来のデザインはより豊かなものとなるだろう。

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この外食実験には誰でも参加できる。菜食中心の4つのコースメニューと日付・時間帯(18:00-20:30、20:30-23:00のいずれか)を選択すると、自動的に2人分のディナーチケットが発行される。営業状況は自治体と国の政策に左右されるため、もし外出や営業ができない場合は、全額返金となる。。予約はこちらから。


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