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【詩】白日

寝ぼけ眼を擦る
ぼやけた世界がだんだんくっきりとしていく
生まれたての夜明けは朝露の水しぶきを浴びていた

ゆったりと流れる雲の隙間から 明日の予感を見つける
注がれる木漏れ日は私たちだけのスポットライト
手を繋いで原っぱに倒れこむ
限界まで吸い込んだ のどかな空気
嗚呼 これは夢なのか はたまたおとぎ話なのか

手繰り寄せた光の糸屑
それは 蜘蛛の巣が着飾ったつぶらな雨粒に似ていた
希望とはしゃぎ声を乱反射し 絶えない輝き

絵に描いたようなスカイブルーと消えかけの白い月
振り向いた先に見えた微笑みは
見覚えのある優しさを纏っていた

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