久々東山

京都で用事があったので、観光しようと早めに出発。　あいにく雨や。しかもかなり降ってるやん。　どこに行こうか前夜まで悩んで、清水界隈に決定。誰もいない産寧坂の夏ごろの写真が印象深かったけど、今日はわりといっぱいいたわ。　着物着て歩いてる観光客もいるし、人力車もまあまあ走ってるやん。　わりと普通の風景やった。

丸山公園の上の方には行ったことないねん。　長楽寺っていう建礼門院が髪を下ろしたお寺があるねんなあ。　東山から流れてくる溝に、サワガニがわりとおったわ。　水がきれいなんやね。　

知恩院の御影堂の工事が終わったから行きたいなあって思ってたら、コロナで行けなくなってんな。　ガイドに受かったときの研修では工事中で入れへんかったとこや。　

さすが知恩院、建物が大きくて立派やわ。　法然上人って、偉いよ。　いろんな苦難にめげず、一般庶民を救いたいっていう熱い気持ちが伝わるわ。保守的な中から新しいことを改革するのって、大変やったやろね。自分を犠牲にしてまで民衆を助けるそんなお坊さん、現代にはおらんやろな。　

なーんて思いながら境内を回ってたら、木魚をお坊さんのお経に合わせてたたかせてくれるところがあって参加。　イケメンの若いお坊さんやった。　お寺は好きやけどお坊さんには良い印象が無くて嫌いやねんけど、こんなイケメンさわやか坊さんばっかりなら楽しいやろね。　

ガイドに受かったとき、何から始めていいかエージェントもどうやって探したらいいかさっぱりわからんかった時、そういや同じ道を歩いたなって思いだした。　場所を覚えるのが大変やったわ。　3月からガイドの仕事からすっかり離れて、だいぶん忘れてしまったわ。　

また新人の時と同じような感覚で今日はここを歩いて、去年の忙しかった日々が嘘みたいやなと感じた。　ここ案内した時、あんなんやった、こんなんやったって懐かしく思いながら歩いたわ。　初めて行く場所はドキドキしながらやったし、お客さんの喜ぶ顔を見るのが嬉しかったし楽しかったなあ。　

あの日々は夢やったんかいな。　兵どもが夢のあと、って古典であったよな。　ほんま、夢見てたみたいや。