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【2歳〜3歳半】息子の偏食克服までにやったこと、克服までの流れ


こんばんわんこそば〜!フリーランスでコーチをして暮らしている大高あみです。


普段から発信を見てくださっている方はご存知だと思いますが、私には3歳と0歳の子供たちがおります。

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カンワイイのですが、3歳の息子は2歳くらいからかな?偏食が始まりました。

離乳食はあんなになんでも食べてたっていうのに!!

で、最近一山越えた感があるので、書き記して置くことで偏食克服のヒントになればいいなと思っています。


ご飯作っても残されるのってしんどいものね。



とその前に、食事に対する私の基本的なスタンスから書いておきます。



偏食は誰の問題か?



私は日常の様々な困りごとを、アドラー心理学を参考に乗り越えています。


アドラーでは課題の分離と言って、その問題は一体誰のものだろう?ということを考えてあげるのですが。


例えば勉強しない子供がいたとして、それは子供の問題。勉強しないことによって困るのは子供だから、親の課題ではないわけです。



ということは、偏食は子供の課題…なのか?というとそう言い切れるものでもないと思っています。


これが小学生とかだったらそう割り切ることもできるとは思うのですが、今回の相手は幼児なので親が工夫できることもあるかもなと。



私自身好き嫌いが本当に全然ないのでどこに行っても美味しくご飯を頬張ってこれましたし、夫の実家やだれかのおうちにお呼ばれしてもやっぱり美味しくもぐもぐタイムを楽しむことができます。


好き嫌いが多かったらこの辺はきっと、楽しみきれずにしんどい場面もあったんだろうなと思うと、あれこれ考えず食事を楽しめるのは本当に良かったなと思うのです(横に成長していることを除けば)。


だから小さな今のうちに、食事を提供する保護者ができる工夫はしておきたいなと思ったのです。

これでダメなら、大きくなってから自分で乗り越えてちょ!とも思っていましたが。



敵を倒すには知ることから


敵=偏食なわけですが、間違えてはいけないのは偏食する息子自体は敵ではないということです。

あくまでも倒すべきは偏食という現象です。



だってどう考えても幼児が好物のみ食べてぇ!と思うのは当然。

栄養なんかよくわかんないだろうし、いつか困るかもなんて見通しもできない。

そんな状態ならおやつの方が絶対美味しいし、野菜より肉の方が食べたいのは当たり前です。


だから、怒ったり脅したりして食べさせるのは違うなと思いました。

偏食を克服しようと思うあまり食事の時間がつまらなくなるのも私の本意ではありません。


なのでいつか食べるようになるかな〜と気楽に待っていたのですが、3歳になってもあまり変化は見られませんでした。


そんなわけで克服するために偏食を知ろう!と思っていた矢先、YouTubeで『てぃ先生』の動画を見ました。


そうして見たのがコレ↓


ここで

・半数の子供が偏食になる
・10回〜15回食卓に出すことで改善する
・偏食は自己防衛の作用のせい

というのが知れたのがかなり大きかったです。


やっぱり敵を倒すにはまず知ることからですなぁ〜〜〜!




というわけで色々と試すことになりました。

ここからは実際に何をしたか?ということを書いていくぜ!



①とりあえず出す


10回〜15回食卓に出すことで改善するとわかったので、息子の苦手そうにしていた緑の野菜を出し続けることにしました。


とは言っても私はめちゃくちゃ野菜大好き女なので毎食サラダと副菜でほとんど緑の野菜は食卓にありました。

じゃあなぜこれまで回数にカウントされてないんだろう?と考えた時、息子の場合はそれを自分のおかずだと認識していない?という仮説に。


なので、毎回何度か「これ食べる?」と勧めることにしました。

さも当然のようにさらっと「これ食べる?」と聞いてました。あんまりこっちが「食べられます…?」という態度だと警戒されそうなので…


最初はいらないと断られることが続きましたが、食事のたびに数回勧めているとたまーーーーに気まぐれで口にしてくれたり、私が美味しそうに野菜を食べている姿に興味を持って「ママお野菜おいしいの?」と聞いてくれることが増えました。



あとは勧める時に「どれくらい小さくしたら食べれる?」と聞いてそれが幼児らしさたっぷりにマジで1ミリ角みたいな指定だったりしたわけですが、一旦それでも言うこと聞いて

こんなサイズじゃ口に入ってるかどうかさえもわからんだろう…

と思うような小ささの野菜を食べてもらいました(狂喜乱舞・拍手喝采付きで)。



②食べるレシピを探してみる



正直これはあんまり振り回されすぎると親が疲れるかもなのでほどほどでいいと思います。

だからそこまで血眼になって探す必要はないと思うのですが、親が自分のために美味しい野菜レシピ試すかくらいの気軽さで食べそうなレシピを探すのがいいかもしれません。



うちの息子の場合はうちの実家でよく出ていて、私も好きだった春雨とひき肉を炒めたものをレタスで巻いて食べるものが空前絶後の大ヒットでした。


春雨を茹でて1センチ〜2センチくらいに切り、ひき肉を炒めたフライパンにイン。味付けは砂糖ほんの少しとお醤油、アジ塩胡椒で(胡椒はなくてもいいかも、うちは入れてる)整えて最後にごま油をひと回し。



それをレタスで包んで食べるのですが、多分巻いて食べるイベント性と味付けでハマってくれて、これでもりもりとレタスを食べてくれました。

レタスは苦味の少ないものの方がいいかもしれません。うちはサニーレタスにすることが多いです。柔らかくて巻きやすいので!



食べてるのを見て拍手喝采しながら「すごい!みなとはお野菜が好きなんだね!アンパンマンみたいに強くなるんじゃない〜〜〜!?」と言ったらめちゃくちゃ絵に描いたようなドヤ顔をしていました。



あとはきんぴらごぼうとほうれん草のソテーは好きそうです。



③お弁当に入れる


うちの息子はお弁当箱で食事をするのがマジで大好きで、週に3回くらいはお弁当箱に食事を詰めることを希望されます。


普段は大皿から取り分けスタイルなので野菜をお皿に乗せることも最初の頃は拒否されましたが、お弁当なら最初から詰めておくことができます。


もちろんこれはいらないと言われることも全然ありましたが、「このおかずもみなとのなんだよ」とアピールするには良かったように思います。

野菜を食らうものとしての当事者意識を持ってもらうというか…



あとはお弁当関連だとこれが良かったのかはわかりませんが、

息子が残したお弁当の野菜を見ていないうちに私が食べて「すごい!お野菜も入ってたのにお弁当全部食べられたね!」と言ったら知らんうちに食べてたん?となって勝手に誇らしげになっている様子も見られました。しめしめ。



私としてはこれで知らないうちに食べてたらしい=まずいものじゃないのか?となってくれればいいなという作戦でした。どれくらい効果があったかはちょっと謎です。



④子供の野菜の定義を知る


以外と驚いたのがこれで、私は息子が葉物やピーマンなどのザ・野菜だけを野菜と認識してるのかな?と思っていたのですがキノコ類も息子の中で野菜ジャンルに入っているのが判明しました。


お味噌汁のエノキを食べた時「みなと、この白いキノコ好き、お野菜食べれるからつよいんだよ」と言っていたのです。


野菜と親近感を爆上げさせるにはいい機会だと思ってそれもミュージカルばりの拍手喝采でもてなしました。


トマトソースとか海苔とか子供が食べられるものの中にちょっと無理矢理でも野菜ジャンルに入れられそうなものがあれば、食べたときに「フォ〜〜〜!!!野菜食べてる〜〜〜!!」と喜んであげるのはありかなと思います。



⑤つまみ食いさせる


今思い出したけど、お皿に乗せてどうぞ!と言っても食べなかった料理も、作ってる時のつまみ食いなら食べたものはいくつもありました。


一緒に料理するのはいいなんてよく言われてますが、それだけじゃなく作ってるところを見せて、普段はお皿から食べるのに今回だけはフライパンから食べてもいい、というイベントは効果があった気がします。


似た感じだとスーパーで買い出しの時野菜を選んでもらうのも食材によっては効果を感じました。

ただこれ気をつけないといけないのが偏食ってイヤイヤ期とも被ってるので、食材の形を変えてしまったせいで食べなくなることがあります。


以前立派なパプリカを息子が選んでくれて、「じゃあ今日はパプリカにしよーね♡」「うん♡」つって帰宅したのに包丁で細長くカットしたら「これはみなとが買ったのじゃない」「切ってほしくなかった」と言って食べなかったことがあります。くそっ…



⑥栄養の話をする


息子がなんでなんで期を迎えてから、本当に世の中のありとあらゆる物事についてナンデ?ナンデ?を連発していました。


知りたい、という欲求は強いものだなと思います。


なのでそのタイミングで、食材にはそれぞれ役割があることを話しました。

一体どこまで理解してくれているかは謎ですが、息子の場合はこの話を結構気に入ってはくれている様子でした。


お肉は血を作ってくれるから元気になるんだよ、お野菜食べたから風邪ひきにくくなったかもね!みたいな感じで、ざっくりしたもんですが。


その話をしてからは食事の時に「これはどうして体にいいの?」とよく聞いてくれるようになりました。

野菜は確かに息子には美味しいと思えるものばかりではないかもしれないけれど、食べることに目的があるというのが伝わったのかなと思います。


ちなみにこれの意外なよかった点として、「ジュースはどうして体にいいの?」ときかれた際「ジュースは美味しいけどいっぱい飲んだらあんまり体にはよくないんだ」と言って驚いていたこと。

さらにナンデ?と聞かれたので、甘いものは虫歯になりやすかったりするという話をしたらジュースを飲む量が減りました。


3歳なりに理解したのか、「ジュースはもう飲んだからおみじゅにする」と言い出したので驚きました。


案外こっちの言っていることを深く理解してくれているなあと思います。


知りたがりだったり、お話が好きな子供だと栄養素の説明はいいかもしれません。



⑦報告する


息子がしっかりお野菜を食べられた日は、帰宅した夫にでかい声で報告しました。


褒めを間接的に息子に聞かせる感じです。


次の日の保育園の連絡帳にも「昨日は野菜をたくさん食べられたので、お手数じゃなければ昨日何食べた?と聞いてあげてください」と書きました。


子供の信頼している大人に報告する形をとって野菜を食べたことを大いに認めてあげるのは良かった気がします。


息子も先生に聞かれて報告できるのが嬉しいのか、途中からは「これたべて明日せんせいに言う」と頑張れる場面もありました。



⑧段階を上げていく


①〜⑦、特に何回も食卓に出して勧めてちょっとでも食べる、というのを繰り返していったら、本当にてぃ先生が言ったみたいにそこまで野菜を拒否することが少なくなっていって驚いたのを覚えています。


とはいえ自分から食べたいというほどでもなかったので、騒ぐほど拒否しないくらいの段階になったら「残してもいいから一個だけは食べて」とお願いするようにしました。


偏食って食べてみたけど嫌いというよりは目で見て「これはいらねっす」って感じなので、ひとつ食べてみたら案外いけるじゃん的に食べ切れる食材も増えました。

あとはまだ甘えんぼなお年ごろなので、「じゃあ特別に、ママが食べさせてあげよっか♡」で食べたりもしました。


だんだんと食べても食べなくてもいいよ〜!から、ひとつは頑張ってみようぜ〜!に段階を引き上げた感じ。


あまり偏食に注目している姿勢を見せたくないので、野菜を食べることを日常のシーンに移行していくイメージです。


我が家の場合は、これで少しずつ定着していきこの間気がついたら「あれ?なんか何にも言わなくても野菜食べてね…?」となり、この記事を書くに至りました。


最後に


もしここまで読んでくれている人がいるなら、私がこれだけ書いたのは「このくらいやってください」という意味ではないですとお伝えしておきます。


思い出せる大きな取り組みをいくつか書いたのは、できることからやったらいいよね、その中でどれか当たりゃいいよね、そのためには試せる選択肢がある方がいいよね、ということです。



最初に書きましたがこの先いつまでも偏食を貫くとしたら、それはいつか保護者の手を離れて本人の課題になります。


楽しめる食事が減るかもしれない、デートで訪れるお店が限られるかもしれない、大切な人間関係のお家にお呼ばれしたときに食べられないことで失礼だと思われてしまうかもしれない。


その可能性に当たった時に本人が踏ん張って食べるかを選択することができるわけなので、あんまり深く考えすぎなくてもいいのではと思うのです。



今保護者ができることってその可能性を低くしてあげられればいいよねってことだと思うので、あまり思い詰めて食事の時間にイライラしたり億劫になったりするのはもったいないもの。


未来の食事を楽しませるために、今の食事が楽しくないのは違うじゃないですか。


この少し長引いた実験を通してみて思ったのは、息子のことをよく観察するって面白いなあってことでした。

普段から私は結構観察しているけれど、こうして『食事』にピンポイントにフォーカスして長い間観察するのはとっても楽しい試みでした。


偏食が激しくないということなのかもしれないし、そんなもんじゃねぇよって思う人もいるかもしれない。


でも私も離乳食から見守ってきた一人の親として、食べてくれない時、美味しくないって拒否された時の悲しさも知っています。


だからできれば、偏食を克服させてあげるのは楽しみながらできたらいいなと。

これは、してもしなくてもいいことで、するのは観察したい愛おしい子供だから。そういうスタンスでいることで、きっと少しだけ楽に取り組めるのではないか…そうであってねと思います。


どれだけオーガニックのお野菜あげてたって大人になって家を出たらポテチ三昧カップラーメンパーティーしてる人だっていますしね!



良くも悪くも親の思いは勝手なもの。その勝手さが愛だと思うし、尊いものだと思います。だから、できるだけ楽しく。


ちょっとでも前進して楽しい食卓になりますように。




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大学中退⇒ただの事務員⇒独立⇒第二子臨月に月収100万円達成。
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