どうにもならない今を打開する選択肢が見えなくて辛い時には
こんにちは、食いしん坊大高です。
今日は、見えなくなっている選択肢こそ大切なことがある、という話をします。
先日独立についての記事を書きました。
この時の『独立』という選択肢は、わたしはコーチなしではたどり着かなかったと思っています。
もし、今この記事を読んでくれている人が、にっちもさっちも行かねぇよ〜!人生ハードモードだぜ〜!と思っているのであれば、ちょっとだけ見えない選択肢について考えてみて欲しいのです。
なぜなら、ヒトは驚く程に自分のことを知らなくて、自分の本心に鈍感で、人生の方向音痴で、見えないものばかりだと思うから。
にっちもさっちも行かないのは、見えてない選択肢があるってだけかもしれないから。
『透明の選択肢』
私にとっての独立は、当時は全く見えていない選択のひとつでした。
それはアイドルになるだとか、朝起きたら美人になってるだとか、山田孝之と結婚するだとか、レディ・ガガとカラオケにいくだとか、それらと同じくらい『できっこないこと』だったのです。
もちろんうっすらと、できたらな〜、したいから準備しないとな〜とは思っていたけれど、『今できること』としては上記に並ぶ突拍子のなさでした。
つまり、ひとりでウジウジと悩んでいた時には、独立するだなんて検討すらしていないことだったのです。
まるで透明。
今振り返るとあのタイミングで会社を辞めたのは、当時の私にはベスト・オブ選択肢でした。
どうしてベストなのに、私は一人で辿り着けなかったのでしょうか。
あんなに悩んでいたのに。
あんなにどうにかしたいとアザだらけでもがいていたのに。
ベストなことが、ひとりでは思いつかないのです。だって、私には、透明だから。
ベスト・オブ選択肢
ベスト・オブ選択肢というのは、選び手の環境が整っていないとすぐさまステルスモードに切り替わります。
健康で、精神状態が安定していて、安全な場所で、時間をかけてじっくり自分に向き合わなければステルスモードを解除して見えるようにならないのです。
でも、日常生活はストレスだらけで、時間に追われていて、なんでも話せるかつ主観を押し付けない人間関係があることも稀で。
そうすると、その時見える範囲での答えを出してしまいがちなのです。
それは少しだけベストからずれているだけのこともあれば、まったくのトンチンカンな答えだったりします。
トンチンカンな例
私には、ぶっ飛んだ元親戚がいます。今はもうなにをしてるのかも全く分からないくらい、縁を切ったと言っても差し支えないくらいの距離感です。
その人をAさんとします。
Aさんは定職に付かず家庭は貧困状態でした。
そして奥さんは3人目を妊娠。出産費用が足りないAさんは実家にお金を借りることに決めました。
いざ奥さんは出産!退院の日。支払いに現れたAさんは、顔がボコボコのアザだらけ。
「やられた…!金、取られちまった…」
なんということでしょう。
実は、あろうことかAさんはパチンコで出産費用を全額スってしまったのでした。増やそうとしたのかな!
焦ったAさんは自分で自分を殴って怪我を装い、病院に現れたのでした。ちゃんちゃん。
これ、どう考えたってベスト・オブ選択肢なわけがねぇ。
些細な選択かもしれない
例に出したAさんの話はまぁさすがに、とんでもねえ奴の話すぎてアレですが。
私たちの選択はもう少し些細なことかもしれないけど、やっぱりベスト・オブ選択肢を見逃すことってあるのです。
私はコーチング業をどうにか軌道に乗せたい毎日のなかで、必死になりすぎて家族を蔑ろにしてしまいました。
夫は、いつまでも仲のいい夫婦でいたいと言いながら私とデートするという約束を反故にし続けています。
目の前にあるはずの選択肢を、忙しい日常や焦りのなかで見逃し続けているんです。
デートしなくてもめちゃくちゃ仲はいい、仕事から帰ったあとコーチングに時間を割いても息子は私がだいすき。
そんなふうに、今緊急に何か起きるわけではないことが周りにはたくさんあるから。
だけどそんな毎日のなかに、少しずつ選べるベストがあるはずなのです。
だから第三者が必要
私は、コーチングじゃなくてもいいと思っています。
だけど、忙しい日常で頑張って生き続けているなかでベスト・オブ選択肢を見つけるには、第三者の関わりはかなり有効だと思います。
冷静な視点で、寄り添ってくれて、安全な関係で、主観を押し付けずに一緒に考えてくれる。そういう人との対話の時間で自分に向き合う環境をつくることができる。
パッケージがコーチングでもカウンセリングでも1on1でも相談室でもなんでもいいとは思ってるんだけど。
私はなおとさんに「まず自分が幸せになったら?」と言われました。
「満たされてから独立じゃなく、独立するから満たされることもあるよ」という視点ももらえました。
私はそれを、ずっと見逃し続けていました。見えていなかったんです。
コーチングという商品を通して、自分に向き合うなかでそういう助言をもらって。
自分だけでは見えていなかった選択肢をようやく見えるようになりました。
クライアントさんのなかには、「小さなこと」と表現しながらも、今できる選択肢を選ぶようになった人がいます。
今できる選択肢のなか(しかも他人をコントロールすることはできないなかで)、自分で行動を選びとっています。
それが私は、行動の大小に関わらずすごく尊いことのように感じます。
だって、私もクライアントさんも、それを選ばなくても明日は来たんです。
ただ、よりよい未来のために『しなくても明日は来るけど、それよりもベストな未来のためのステップ』を選んだ。
変わらないことのほうがはるかに楽なのに、です。
最高の人生を
だから、私は選びたい。
あなたにも、選んで欲しい。
今見えてないかもしれない、ステルスモードかもしれない、ベスト・オブ選択肢を。
平坦に見える道が、緩やかな下り坂じゃなく、上り坂であってほしい。
今回の人生の限りある時間をできるだけ最高な状態で暮らしたい、暮らしてほしい。
そのために私の仕事はある。
私じゃなくてもそういうサービスを全身全霊でやってる人もいる。
安全な関係と時間を買って、それを攻略するのは悪いことじゃなくて最高の近道だと思っています。
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