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『傲慢と善良』に出てくる真実ちゃんは私と同種だった

会社の先輩に勧められたことをきっかけに、『傲慢と善良』(朝日文庫/著作:辻村深月)を読んだ。

私は本や映画を見終わったあとは必ず、自分の直感や考えを大切にしている。これを読んで、これを見てどう思ったか、何を感じ、何を考えたのかを言語化するようにしている。
ということでいつも通り、本を読み終えた後、自分の心と向き合って感想を考えてみた。
感想として、私は婚約者の坂庭真実ちゃん(以下、真実ちゃん)の考え方、行動に深く共感できたし、真実ちゃんとは友達になれるような気がした。所謂、人間を分類分けした時、最後の良いところまでは真実ちゃんと同じグループに居ると思ったから。共感できる人物が居た小説だった。
後は震災後のボランティア活動についても興味が湧いた。私の性格に合ってる活動な気がする。

⭐︎本のあらすじをまとめる事は苦手なので、気になる方はネットで調べて内容を調べて頂ければと思います。
ネタバレとか関係なく思った事を書くので、気にする方はこのままそっと閉じてください🙇‍♀️💦

真実ちゃんに共感した部分
•好きな人には私のことをもっと知って欲しい。
•大事な事は察して欲しい。気付いて欲しい。
•ストーカーに追われてるかもなのに(小説の内容)詳細のことを聞いてこない彼にイライラする。けど自分から話す気持ちにはならない。
•騒いでる人たちが苦手。
•人間関係のいざこざの中で生き抜いてきた人が怖い。会話についていけない。(その人たちの本心が分からない)
•人が傷つく言葉を投げる人が苦手。
•人のお手伝いをする時、何をするべきか迷い、少しあたふたする。
•家族想いで真面目。ずる賢くないため損をするタイプ。
•父母が願うような行動し、なるべく心配はかけないように規範レールを歩く。(自立が難しい)
•相手の表情で気持ちを察知する。図る。
•謙虚だけど自己愛が強い。

小説の中で、真実ちゃんはこういう人だって事は明確に書かれていないけど、真実ちゃんが発言する言葉や行動を見て、こういう子だと思ったし、何より共感できる部分が多かったので、そういう事だと納得できた。

本を勧めてくれた先輩方お2人は、真実ちゃんには共感ができないと言ってた。私が本を読む前に感想を聞いたから、本音だと思う。
先輩達は真実ちゃんではなく、真実ちゃんの結婚相手に共感したって言ってた。
読む人によって感じ方、捉え方が違うっていうのもまた面白い。

本は少し分厚いけれど、読んだ時間はきっと何か自分の糧になると思う本だった。

以上、今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます❣️良いね、励みになります😊

#感想文 #傲慢と善良

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