Photo by karatchi 【詩の雑感】 福永武彦「火の島」 7 憂 2024年4月16日 09:06 ¥100 今回取り上げる詩は福永武彦「火の島」。1943年に書かれたものである。死の馬車のゆらぎ行く日はめぐる旅のはて いにしへの美に通ひ花と香料と夜とは眠る不可思議な遠い風土の憩ひ漆黒の森は無窮をとざし夢をこえ樹樹はみどりを歌ふ約束を染める微笑の日射この生の長いわだちを洗ふ明星のしるす時劫を離れ忘却の灰よしずかにくだれ幾たびの夏のこよみの上に火の島に燃える夕べは香りあこがれの幸をささやく小鳥暮れのこる空に羽むれるまでに福永武彦「火の島」 ダウンロード copy ここから先は 1,274字 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 500 憂のノート(0) 500円 このノートを始めてから5月19日までの作品の中から特に気に入った記事たちです。 メンバーシップに加入している方々は無料で読むことができます。 購入手続きへ ログイン #エッセイ #詩 #随筆 #雑感 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート