思い出に残る!非日常的なシチュエーションで見た映画べスト10
会社員だった20代ころを中心に、映画館でよく映画を見ていた。
その中で、特に印象に残ったエピソードをご紹介していきたいと思う。
1.「ディーバ」
横浜で開催されたフランス映画祭で初めて見たのですが、コンサートホールとしても使われるパシフィコ横浜で見たため、オペラ歌手の歌の臨場感がすごかった。
その迫力から、自分の中ではしばらくベスト1の映画に君臨していた。
その後、シネマライズで見た時には、物足りなさを感じてしまったほど。
2.「ニューシネマパラダイス」
大学4年のころ、シネスイッチ銀座で封切り前(だったと思う)に200円くらいで見られる日があり、午前中だけ授業があったので、急いで1人で向かった。
19時の回は淀川さんの解説だったが、実家住まいだったので、あまり遅くもなれず、13時のおすぎさんの回に参加した。
到着した時には既に人でいっぱいで、2階席の中央階段に座ってみた。左によって右側を空けていたら、おすぎさんがどなたかに挨拶するために通り過ぎて行った。
2時間くらいお尻の痛みに耐えながら見たけれど、本当に見てよかったと思った。
その後、完全版もシネスイッチ銀座で見た。
シネスイッチ銀座のパンフレットのペーター佐藤さんの表紙画が好きで、出身校のセツモードセミナーに入ろうと決めたのだが、
抽選に何回もはずれ、結局お目にかかることができなかったのが残念。
3.「迷子の大人たち」
会社に入ってすぐのころ、映画がすごい見たい時期があり、藤沢にあった2本立て映画館をはしごし、4本連続で映画を見た。
最後にはお尻が痛くなり、なんか修行のようだったが、ノートに自分で順位や感想をつけて、にんまりしていた。
この映画とバズ・ラーマンの「ダンシング・ヒーロー」が4本の中にあったのは覚えているが、ノートを処分したので、あと2本は覚えてない。
ミュージカルは好きだが、「ダンシング・ヒーロー」が合わなかったので「ムーラン・ルージュ」はいまだに見ていない。
(実際の「ムーラン・ルージュ」には、パリに行った時、入ったけれど)
4.「さよならゲーム」
三軒茶屋の2階にあった映画館で2本立てを見た時、途中でテープが逆回転して、10分くらい止まるハプニングが発生。
漫画みたいな展開に唖然としたが、1人だったので誰とも感想を言い合えず残念だった。
この映画がきっかけで主役(と準主役?)の2人は結婚したけれど、離婚してしまったみたい。
5.「硫黄島からの手紙」
ロンドンから帰る飛行機の中で、1人で涙をこらえながら見たが、両隣も前も後ろもおそらくイギリス人に囲まれていたので、なんかシュールだった。
6.「我が人生最悪の時」
濱マイクの映画を舞台の横浜日劇に1人で見に行って、舞台挨拶後に外に出てきた永瀬氏を見ていたら、父が1人で見に来ていたのに出会い、びっくり。
同じ家に住んでいるのに、そんな話、一言も出てこなかったので、まさかいるとは思わなかった。
確か、少し会話を交わして、別行動したと思う。
7.「タイタニック」と「シンドラーのリスト」
「タイタニック」は大学の同級生と、「シンドラーのリスト」は会社の同期と見に行ったが、どちらもわたしがラストで大号泣し、しばらく涙が止まらなかった。
一緒に見に行った人は、多分、引いてたんじゃないかな。
8.「惑星ソラリス」
雑誌「シティロード」が好き&お金がなかったので、チケットに応募したら当選し見に行ったが、寝不足もあり、うとうとし過ぎて、ストーリーがまったくわからなかった。
タルコフスキーがかっこよいイメージだったのでチャレンジしてみたが、わたしには合わなかったみたい。
9.「ダイハード」
大学の授業の空き時間に同級生に誘われ、三軒茶屋映劇に見に行った初めての映画。
三軒茶屋に大学があったのは、映画を見る上ではラッキーだった。
紙の冊子をためると割引になるのも、貧乏な学生にとってはうれしかった。
10.「インドへの道」
大学の英語の授業で見て、なんか大人になった気分がした映画。
先生が下高井戸シネマについて冷静ながら熱く語っていたのも、ミニシアターにはまるきっかけの1つかもしれない。
デヴィッド・リーン監督の映画だと「旅情」が好きで、後年、この映画と「ベニスに死す」の影響でヴェニスに行った。
「ベニスに死す」の舞台・リド島に行き、オテル・デ・バンの前も見に行った思い出がある。
香港では、「恋する惑星」のエスカレーターに乗りに行ったな。懐かしい。
<番外編>
エリック・ロメール(?)のフランス映画
川崎で1人暮らししているころ、会社帰り(または週末だったかな)にキノ・イグルーのイベントに行った。(2003~4年ころ?)
映画の後、来ている方同士で会話をどうぞ、ということで、隣のカフェへ。
その時ご一緒した方は、これからモンベルに転職するので大阪に引っ越すと言っていた。
アウトドアは経験がないので体験するのが楽しみと言っていたが、どうだったのかな。
(トップ画像は、2006年ころにハマっていたキム・ギドクの「弓」)
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