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スマホ断食本「退屈すれば脳はひらめく」

朝6時にアラームが鳴り、顔を洗うよりも先に、彼におはようの挨拶を言うようりも先にスマホをいじる。
インスタのストーリーはみんなの顔に丸がなくなるまで全部チェック。Twitterでは何か小豆島のイベント情報ないかな。Facebookでは誰かの活動記録書いてるかな。LINEに連絡入ってるかな。TikTokの赤ちゃんかわええな。

全部チェックし終わって7時。ようやく目が覚めてきて部屋の換気をし始める。おはようダーリン。

朝食を食べ終え、バイトまで自転車出勤。

休憩時間ももちろんスマホ。
報告書は手書きで書く。けど漢字が分からないからスマホで調べる。
来週のレクレーション考えないと。なんかいいのないかな。スマホでYouTubeを開く。
あ、そういえば今日から滞在予定のADDress会員さん(私はADDressという月額の多拠点生活サービスの住み込み管理人をしている)無事にチェックイン出来たかな。駐車場の場所分かったかな。家守(管理人の愛称)ページに書いたよな。あれ、何日にチェックアウトだっけか。
インスタのストーリーを見る。あぁ今日Aちゃん猫と遊んでるー。Bさんは高松行ってんのかぁいいなぁ。あれ私今度高松行く日いつだっけ。
とゆうか、来月のイベントお知らせしないといけないんだった。あぶねえあぶねえ。

ポチポチ

ポチポチ

夜も繰り返す繰り返す。極めつけはYouTubeのお笑いチャンネルがオススメで出るようになってしまい、全然おもんなくないパーティーちゃんも全部見てしまう。

休みの日はもっとスマホ依存が強く、
Twitter、インスタグラム、Facebook、TikTok、YouTube、合わせて8時間は触っていた。

うわぁまずい。いやぁまずい。

何がまずいってね、7月にすでにSNS断食をして落ち着いてたのに、完全に戻ってるじゃないの。


あの頃とほぼほぼ同じ感じで、戻ってるよ。

やばいなぁやばいなぁスマホって怖いなぁ怖いなぁ。
触り過ぎて親指が腱鞘炎になってボールペンで字書けなくなっちゃったもんなぁ。
やっぱり自分のスマホの価値観変えんとなぁ。

そんな悩みがもやもやと渦巻いていた時に、新しく小豆島に出来た本屋さんで「退屈すれば脳はひらめく」を見つけたのだった。


内容をザックリ書くと、
アイディアを生み出そうとして参考になるサイトやYouTubeを見漁っている時 VS ぼーっとしている時にひらめくアイディアは、実は大差ないってこと。

つまりは、色んな刺激を求めていればそれはそれは素晴らしいアイディアが浮かぶと自分に期待しすぎている。だからスマホ依存がやめられない、と。
いわばスロットのようなもので、いつかはいい情報のものに当たる気がして、それまでスクロールし続けてしまう。
そしてめでたくいいアイディアがあったらGoogleキープにメモをし、たくさんストックしておく。

色んなタスクを抱えていてもメモ機能があれば、写真をたくさん撮っていれば、忘れないよね。安心安心。

そう思って巧みにスマホを使いこなすも、このスマホをメモ代わりにすることで結果脳が記憶しなくなるとのこと。

電話を暗記していた頃の昭和に比べて、脳は衰えており、
衰えている脳に更に尋常じゃない情報量を与えているので注意散漫している。
その結果ADHDの子どもが増えている。

そう考えると、スマホさえ手放せば「ADHD」という名前の症状自体ほぼ存在しないと言っても過言ではないのかもしれない?

集中すべきものに集中でき、ぼーっとする時間が増え、そのおかげで脳がひらめくようになる。

こっちの方が、横浜から脱出して小豆島に移住したかいがあるのではないか。

ということで、脳をひらめかせるためにスマホ断食をして本を読み始めたのだ。



あみーご

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