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日米ファッション比較 in ハワイ

先日、出社前にいつも通りのメイクをしていて、「そういえば日本の夏ってべらぼうに暑くて、ファンデーションを塗っても汗ですぐ落ちてたなぁ」ということを思い出しました。

メイクつながりでファッションについても思い出してみれば、涼しげに見えて実はあまり快適ではない、レーヨン素材のチュニックをよく着ていた気がします。

もしかして、夏でもレギンス履いていた?

たった2年前のことなのに明確に思い出せませんが、少なくともストッキングは履いていたでしょうね。

日本とハワイ、共通するファッション意識

ワイキキを歩いていると、服装だけで日本人だって言うのがよく分かるくらい、みんな同じような格好をしています。女の子はパステルカラーのマキシ丈の色違いドレス。お姉さま方はアッシーナのハット。男性は柄物のカラフルなハーフパンツ。私もその一人でしたし、嫌いではありませんが、ハワイに来てそれがちょっと窮屈に感じるようになりました。

ハワイは年中同じような気候なので、Tシャツとショートパンツ、ビーサンさえあれば生きていけます。重ね着をしている人はめったにいません。こんなシンプルな組み合わせでも、個性を表すことができて楽しいのだと気づいたのは最近のことです。

ハワイに来たばかりの頃は、お洋服屋さんを見ていても「なんだか同じようなタンクトップばっかりで面白くないな」と思っていました。若い人に関して言えば、どこか基本のスタイルがみな一様なのは日本もハワイも一緒だったんです。ご多分に漏れず私も、ショートパンツの丈は日本から持ってきたものと比べると短くなり、シンプルなシルエット重視の服が私の手元に増えていました。ちなみにこの頃から、第一印象で日本人に見られることが減ってきました。

お手本にすべきアメリカ女子の魅せ方

私がアメリカ人女性のファッションで尊敬するのは、TPOに合わせて印象を変えるテクニック。昼間はビーチでくつろぐようなリラックス着でも、夜ちょっとおしゃれなバーに行くときは、メイクもちゃんとして、髪も巻いて、シルエットの出るドレスを着て、ヒールを履いてお出かけします。昼と夜で変わるイメージのその違いにドキドキしてしまいます。私の大好きなドラマ「Sex and the City」の世界がまるでそこかしこで起こっているように見えて(実際は何てことない、みんな普通の人なんですけど)、のん気に生きてきた私にはちょうどいい刺激です。

*ミランダがつけ乳首を付けてバーを闊歩し男性の視線を集めるシーンですね

また、日本はどちらかと言うとブランド重視というか、ここのセレクトショップで買った服に間違いない精神みたいなのが多かれ少なかれある気がするのですが、ハワイでは(私の周りでは)そういうのはあまり感じません。むしろ、安い服であっても安物に見えないマジックを持っている人が多い気がします。

この心構えは結構大切で、体型や健康に気をつけようとする、ひとつのきっかけとも言えるでしょう。色々な体型の方がいますが、痩せているのがよしというわけではありません。その人の良さ・素材をナチュラルに活かした着こなしをしている人は素敵で、自然と目が留まります。さすがにノーブラで散歩する域までは行けませんが、そういう人に私もなりたい。

ハワイに住むとファッションに気を遣わなくなると思っていた私ですが、最近は少し考え方が変わってきたのでした。この意識が女子力アップにつながりますように。