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海外でのモデル経験

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海外の事務所にどのような経緯で所属したのか、オーディションや外国人モデルとのシェア生活のエピソードなど、赤裸々に話しています。所属し活動した/しているのは、ニューヨーク、シンガポ…
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#海外生活

知らないと損する、アメリカのトイレ事情

コロナ禍になり、日本国内で生活するようになってから2年。ワクチン接種も進む中、海外渡航の話にも明るい兆しが見えてきました。嬉しい! ということで、今回は今一番戻りたい場所、ニューヨークのお話。 ニューヨークに行って最初に衝撃を受けたものと言えば、トイレ。 え、そこなの?って感じかもしれませんが、キャスティングのために一日中歩かなければいけない私たちにとって、トイレって意外と重要。 見た目や使い方に大きな違いはないのですが、設置場所、その数や借り方の違いに、渡米当初は戸惑う

ニューヨークで初ランウェイ出演!

2015年、私は初めてNew York Fashion Week(以下NYFW)で歩くことができました。 その中でも、一番初めに出演したスペイン・バルセロナ発のブランド”Desigual"のランウェイは忘れることができません。今回はそんな初ランウェイのお話です。 ◆180cmクラスのモデルに囲まれて数あるキャスティングの中でも、特にここDesigualで受けたものは記憶に残っています。 会場の雰囲気、並んでいるモデルの様子など色々と思い出しますが、中でも”他のモデルに対し

モデルアパート事情③(番外編)

前回までに書いたモデルアパート事情、相当過酷なものでしたが、そんな中でも温かい気持ちになるエピソードも。ということで、今回は番外編です。 ◆〇〇退治に一致団結モデルアパートでは、各自が持ってきている食器もあれば、共有で使うものも多くあります。当然、自分が使ったものは自分で洗うのが常識かと思いますが…中には流しに置きっぱなしにしてしまう子も。さすがに2日も放置されると、誰の仕業なのか?と犯人を特定します笑  1度、思い当たる子に ”あの食器使ってなかった?”と尋ねたことがあり

ニューヨークのモデルアパート事情②

こちらはモデルアパート事情①の続きです!まだ①を読んでいない方はこちらから。 初めてのニューヨークでのシェア生活。「モデル8人でバストイレ1つ」という普通ではありえないような状況にも段々と慣れてきた…と思ったのも束の間…それを上回る環境が待ち受けていました。 ◆事件発生しました×3①トイレ壊れる滞在して1ヶ月もしないうちに、まさかの、トイレが壊れた…。 水を貯めているタンク内にある重りと、それをレバーと繋ぐ役割をしている鎖が切れた…要するに、使用後に水を流すためには、タン

ニューヨークのモデルアパート事情①

初めてのニューヨーク生活。知り合いも全くいない状況で行ったので、宿泊したのは事務所が所有しているモデルアパート。所属モデルが集まっての共同生活をすることになりました。 リビング、キッチン、バストイレ共有の、2人部屋が4つ。ニューヨークでは好立地に当たるユニオンスクエア近くのビルの3階。 事務所入り口 1つ下の階には所属事務所のオフィスがあるため、呼び出されてもすぐに行ける。仕事やオーディションに行くにも交通の便が良く、ショッピングやカフェといった娯楽にも不自由のない場所

人生初!シンガポールで外国人モデルと共同生活

今回は、以前書いたシンガポールでの生活についての記事、Part2です!シンガポールでは、海外でモデルとして仕事をするのはもちろん、日本人のいない場で生活をするのも初めてでした。慣れない共同生活では、様々なハプニングの連続。そんな色濃く記憶に残っている日々を書いていきます。 ◆初めての共同生活シンガポールで私が所属していた事務所は、マンションに3室部屋を借りていました。海外から来たモデルが宿泊する部屋なのですが、欧米ウィメンズ、ユーラシア大陸ウィメンズ、メンズ+ウィメンズに分

初海外はシンガポール!

海外でモデル活動をすることが目標だった私が最初に挑戦したのは、シンガポール(その経緯については前回の記事をぜひご覧ください)。 海外でモデルをする上での滞在期間、オーディションを受けるまでの流れや、シンガポールならではの英語に苦戦したことに焦点を当てて、はじめての海外活動を振り返ります。 ◆滞在期間①お試し期間 シンガポールでの滞在は1ヶ月半。NYに平気で3ヶ月以上滞在する今となっては、とても短い期間だったと感じます。そして実のところ、この1ヶ月半という期間は、初めての土