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過敏性腸症候群よ、ありがとう。そして、4メートルの壁。

色々と頑張ってみて過敏性腸症候群(IBS)乗り越え(過去投稿を参照)、その結果、体力づくり、身体面での新たな挑戦というものが非常に楽しくなってきました。IBSにならなかったら、絶対に筋トレとかマラソンとか全く興味もなかったことなんですね。身体を強くすることが精神を強くすることに直結していることも身をもって感じることは出来なかったでしょう。今なら言える、IBSよ、新しい人生の扉を開けてくれてありがとう。貴方が訪れたお陰で、私はより良い人生の後半を過ごせそうです。

さて、全く運動音痴だった私が、年に数回、5キロのマラソンに参加して、徐々に完走時間を縮めるということをやっているのですが、最近新しい興味が生まれまして。巷で噂の「ボルダリング」です。

ロッククライミングみたいなものなのですが、室内の競技で、決まった色の突起物(ホールド)のみを使って上に、また横へ移動して目標のホールドに辿りつく、というスポーツです。徐々に難易度が上がっていきます。高さや速さを競うというより、いかにエレガントに重心を移動して、身体を効率的に動かしながらゴールするかが重要となるようです(まだ始めたばっかりだけど)。一つのセクションのほんの数メートルの移動に何時間もかけて挑んでいる人をみると、なんとも哲学的な静かな美を感じるのです。一人で黙々と取り組めるとこも私の性格に合っている。

ものすごい上半身の筋肉、指の筋肉が必要になってきます。でも、初心者の私のとりあえずの難関は「高さ」。ボルダリングってハーネスなしだから、基本的にゴールは地上から4メートルくらいとそれほど高くないんですね。最上部のホールドからぶら下がっても足は人一人分くらいの高さのとこだから、ちゃんと落ちれば怪我はしない(はず)。

しかし、高所恐怖症の私にとってはこれが、怖い。どうしても最後の4つくらいのホールドに向かうのが怖い。

おそらく、体力と筋肉がもっとついて、自分の身体に自信が持てるようになると並行して、高所の恐怖も少しずつ克服できるんじゃないかと思う。13歳の娘や旦那は初日から問題なく上まで登っている。いや、他人など関係ない、これは自分との戦いだ。今年は、この4メートルの壁に勝つ、、、というよりも、次のホールドを掴むことだけ、それだけを狙おう。


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