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AMF2020マガジン「国籍」

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海外に長く住んだり、異なる文化背景をもつ人たちが家族を作ったりすることが多くなっているのが私たちが今住んでいる社会です。ここでは国籍をめぐる様々な問題について考えていきます。
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記事一覧

国籍法の「改善」と抱き合わせ「改悪」

 明治以来の国籍法制度の変遷を見ていたら、目玉となるような制度の大きな「改善」の裏には、…

LiuK
5日前
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控訴審1回目にして結審 国籍はく奪条項違憲訴訟@福岡

米国籍を取ったことで日本国籍を失った近藤ユリさん(AMF2020会員)が国を相手に起こした日本…

国籍はく奪条違憲訴訟@福岡 / 控訴審一回目

控訴審第1回期日 日時:2024年7月9日(火)13時30分から 場所:福岡高等裁判所1003号法…

京都発!国籍はく奪違憲訴訟@大阪

第6回期日 2月28日(水)11時30分 大阪地裁1007号法廷 アクセス https://x.gd/gjz7o 外国国…

裁判の傍聴に来てください!子どもの国籍はく奪訴訟

子どもの国籍はく奪訴訟:第4回口頭弁論期日 24年3月18日(月) 13:30~ 東京地方裁判所・第703…

講演&ディスカッション 日本社会における二重国籍の実態

第21回SGRAカフェ日本社会における二重国籍の実態~複数国籍保持者に対するスティグマ付与と…

ドイツ、市民権法改正案を可決 2024/01/19

ある期待ドイツが重国籍容認に踏み切った、というようなタイトルの報道を見た時、私はある期待を持ちました。ドイツ国籍を取った元日本人が二重国籍になれるかもしれない、と。 しかし、誰が二重国籍になれるか、という点が不明でした。 ひとつには日本語に訳された時点で文法的な誤解が生じやすいこともあるようです。 以下のETIAS.COM ※1)の記事が最もわかりやすく、おススメします。 上記のまとめ文では、今回の法改正の対象者は外国人に限定されています。 それでは、生来のドイツ人はど

「国籍はく奪条項違憲訴訟」ニュース

東京訴訟再審棄却決定に対する再審の訴えを原告7名が提起(2024年1月4日最高裁受付)。 訴状…

『国籍法案に関する資料』からわかること・・旧国籍法は重国籍を認めていた

 「国立国会図書館デジタルコレクション」は自宅に居ながらにして貴重な歴史的文献の調査がで…

LiuK
13日前
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喜多村先生の気になる論考

こちらのnoteは読んで非常に気になりました。  経歴を拝見したら、こちらのnoteの著者の方(…

LiuK
2週間前
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日台複数籍問題と信義則

昨日のこちら では、ともすると「あなたの感想ですよね」などと、言われそうな部分を切り分け…

LiuK
2週間前
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この「ファクトチェック」には、「もやもや」が残った

今日、お昼過ぎに読ませていただいたこちらの記事 とのこと。  なるほど「告発」はされたよ…

LiuK
2週間前
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渡辺久志氏の「蓮舫氏「二重国籍」の期間はなかった ー人権と国籍ー」について(5)

渡辺氏の論考はこちら (渡辺氏の論考は、たびたび改訂されていますので、今後、当方の記述内…

LiuK
3週間前
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渡辺久志氏の「蓮舫氏「二重国籍」の期間はなかった ー人権と国籍ー」について(4)

渡辺氏の論考はこちら (渡辺氏の論考は、たびたび改訂されていますので、今後、当方の記述内容と、かみ合わない部分が生じるかもしれません。その点はお含みおきください。) 本稿は、渡辺氏の論考に関する からの続きです。 「人権救済勧告」で手続を変更?今回は、渡辺氏の論考のうち の部分に関して。  はじめにお断りしておきますが、今回のこの部分、渡辺氏の解釈と当方の理解では、かなり相違するところがあります。 国籍離脱届と外国国籍喪失届の相違  まず、この「日本の国籍離脱に