見出し画像

娘が保育園で仲間外れにあったけど今ではお休みの日は「保育園行きたい~!」とべそをかくようになったまでの話(胸に留めておけなかったので記録用に)

7月1週目の土曜日、保育園最後の運動会が無事に終了。
準備体操のお手本にはじまり、かけっこ、ソーラン節、組体操、色別リレー…

堂々たる姿!まさに有終の美!ヽ(゚Д゚)ノ

まだ1歳だった保育園最初の運動会では、
ダンス中に泣き出したなぁ、親子競技中に抱っこしてと言われたっけなぁ…
などなど思い出して、涙無しには見られませんでした!

さて、そんな充実の運動会が終わった辺りから娘の様子が少し変わってきました。

保育園に行きたがらなかったり、いつもは保育園帰りにあれをしたこれをしたと話してくれるのに、元気がなくどこか浮かない顔をしていたり…  

特に気になったのは、ある日夕飯の支度をしながら、娘に話かけるとあからさまに冷たい目で見られた後プイッと無視されたこと
オヤ?何かしたかな?まぁ今はそんな気分なのかしら~と思って食卓に着くと、

「お母さん、さっき、無視しちゃってごめんねぇぇ!」と泣きわめいたのです。

悲痛な…ここ数年こんな泣き方はしていなかった、大きな感情のこもった泣き方。
この姿は目にも耳にも焼き付いてずっと離れません。
とても動揺しながらも、
「悲しくなっちゃったね。お母さん大丈夫だよ~娘ちゃんは今そういう気分なんだなーと思っただけだよー」
しばらくぎゅーっとしていると落ち着いたのかいつも通りご飯を食べ出しました。

運動会が終わって寂しいのかな?お昼寝が徐々に無くなり生活環境が変わったのも重なったし、眠いのもあるのかなーと思い、初めはしばらく様子を見てみることにしました。

「今日、お友達に『わたしだけ年長さんじゃない!』って言われたの。お片付けしようと思ったらみんなが先に片付けちゃって、私ができなかったから…」

様子を見て何日か経った降園時、ふと娘が漏らした言葉にふたたび動揺。

話を聞いてみると、娘が片付けようとしたものを先回りして片付けられての、『○○ちゃんだけ年長さんじゃない!』といわれたようで。

娘が偉かったのは、その事をちゃんと担任の先生に知らせることができていたこと。
担任の先生は、
「教えてくれてありがとう!みんなに先生からちゃんと話をするね。また何かあったら絶対に先生に教えてね。」
といってくれたとのこと。
良かった…我慢して溜め込まずに先生に知らせることができて先生も対応してくれるみたいで本当に良かった。

てか、は?誰が?何でそんなこと?
私は色んな考えがグルグルする頭で
「それは悲しかったよね」
「お母さんにも話してくれてありがとう」「先生に言えて、本当に偉かったね」
となるべく冷静に努めて話を聞きました。  

そして、これは…心配。明日すぐ先生に話を聞こうと決心。 

「クラスで、仲間外れがあって、本当に申し訳ありません。」
翌日…担任の先生から保護者へ向けて言われた言葉に、頭を殴られたような衝撃を受けました。    

(あ、きっと、娘のことだ…)

「年長さんは人数が少ないクラスですし、やっぱり卒園までみんな楽しく過ごしてもらいたいので、今回のことは1人1人に聞き取りをして、これからどうするのか自分で考えてもらいました。
それを踏まえて、担任としてできることは注意して、でも干渉しすぎずに見守って行きたいと思っています。ご家庭の方でも根掘り葉掘り聞き出すようなことはせずに、見守って、共感してあげてもらえると助かります」

帰りの車で娘がまたポツポツと話してくれました。
お片付けの件の他にも、紐付きタオルがみんなお揃いの柄で「みんな一緒だね!」と言ったのを無視されたり、一番身長が小さいので年長じゃないーと言われたりしたみたいで。
無視と聞いて、先日の娘に無視された時のことをハッと思い出しました。
あれは、娘があんな風な態度を取られたってことだ…冷たい目で見られて、プイッっとされたんだ。で、めちゃくちゃ泣くほど悲しかったってことを言いたかったんだきっと…
紐付きタオルもこないだ「みんなと一緒のが欲しい」って言って買ってあげたやつなのに、それが無視されてどんなに悲しかっただろう。
5歳児の子供でも仲間外れとかするんだ…怖…でもなぜターゲットがうちの子なの? 

何でもっと早く気づいてやれなかったんだろう!自分の不甲斐なさに、夜寝かしつけた後、声を押し殺して泣きました。

翌朝すぐに夫にも話すと「娘ちゃんだけがかわいそうって怒るのは違うよ、気持ちは分かるけど。事情を詳しく聞いてみないとね、娘ちゃんにも原因があるかもしれないし」とド正論を言われ、(←こんなこと言いつつ夫も心配だったのか起きてきた娘にぎゅーっとよしよしとしてました)
「大事な娘に何してくれるんじゃ!」と怒りでいっぱいだった頭が少し冷静に。
(無視した子が特定できていたのでひっぱたいて引きずり回してやろうか!とか思っていた。本当に今思うとこの怒りはかなり危険だった…自分のことはいいけど、子供や家族のことが絡んでくると怒りの次元が違うと気づく。)

しかしそうすると今度は悲しみが押し寄せてきて仕事中もうっかりすると涙が出てきて、仕事終わってお迎えに行く車でまた泣いて…娘と一緒にいるときはいつも通り過ごしていましたが、いない時間は常に泣いてるような状態。登園降園時に会う同クラスの保護者の顔もみれない。かなりメンタル不安定な状態で過ごしていたある日。
今2人目を妊娠中なのですが不正出血がありいい加減ヤバい!娘はあんなことあっても保育園行って解決しようとがんばっているのに私は何やってんだー!しっかりしなきゃ、と気を持ち直しました。腹の子ありがとう。
そう、先生のお話があった翌日から、娘は「今日は○ちゃんとお話できた!」
「でも△ちゃんとはもうちょいかな~」 
とか報告をしてきてくれていたのです。娘もだけど、無視した子達も先生の話を聞いて自分なりに考えたことを実行してるのかと思うと本当に感心してしまい。5歳児スゴイ!
あとは娘と同クラスのママ友からごめんねLINEがきたり実際に話したりして、徐々に私のメンタルは通常運転になっていきました。

「ミスド行きたい」「うどんが食べたい」「おもちゃ屋さんに行きたい」「ばばん家にお泊まりに行きたい」「みんなでお出かけしたい」「ピザ作りたい」
娘の要望にはできるだけ答え、楽しいことをたくさんして過ごしました。
あとは、生年月日の研究から個性を読み解くISD個性心理学「みんな違って、みんな花丸」のお話も聞きに。
ISDでは、娘は
「みんなと一緒がだいすき!」
な個性をもつ子なのですが
「みんなと違うのが好きな子もいる」
「1人が好きな子もいる」
「競争が好きな子もいる」
「自由が好きな子もいる」
こと。自分とお友達の違いを知って、人間関係のヒントになることを願って。

そうこうしてるうちに、
「明日も保育園ある?早くみんなに会いたいな~」と、娘も通常運転に。
この言葉が出てきた時は本当に嬉しかった…

8月になろうかという時期でした。

結局、仲間外れの原因は分からず、担任の先生に改めて聞こうかとも思いましたが、「年長さんにもなれば、自分達で解決する力は持っているから。心配なのは分かるけど、園と自分の子を信じて、共感して、見守ってみて」と職場の先生も言っていたのを聞いて、止めました。

子供の人間関係のトラブルは大きくなるにつれ大小関わらず出てくるよなぁと身構えてはいたのですが、あまりにも早くそして突然起こったので、戒めとして覚えておけるよう記録。



この記事が参加している募集

#育児日記

48,724件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?