留学で得たものを考えてみました。今日の言葉#11

結婚してアメリカに来てから2年半、
大学院修士課程で勉強する機会を得ました。
せっかく夫がアメリカにいて、大学街に住んでいるのだから、
私も興味のある分野で勉強できたら、
学位を取得できたら、アメリカでの就職にも有利になるだろう、
そんな動機だったように思います。

日本で必死に準備して、
生活のセットアップから全て一人でこなしている方々からしたら、
動機が不純、モチベーションが不十分と言われるでしょう。

確かに、入学してみたら、
大学院の授業は想像以上にハードで、
家事、ティーチングアシスタントの仕事との3本柱で、
一気に超多忙、寝不足の毎日になりました。
そして、最初の秋学期が終わる頃には
心も体もクタクタ、エネルギー切れの状態でした。

ただ、あのほとんどキャパオーバーな状態で過ごした2年半で
情報整理やノート術、自分のマネジメント能力は
そこそこ鍛えられたのではないかと思っています。
元々そこまで英語が得意でない中、
授業を聞いていても、
ネイティブの学生のように、
聞いてすぐ理解し、記憶に残るわけではない、
課題の大量のリーディングも、膨大な時間がかかる。
どうやって要点を予測するか、ノートを作るか、情報を整理するか、
限られた時間内でアウトプットを出すために、
それらが私の留学生活でとても重要でした。

元々要領がいい方法ではないし、
完璧主義に陥りがちな性格。
だからこそ、私なりの落とし所を探すのに、
時間がかかったような気がします。
ようやく自分のスタイルの学習が身についてきたかなと
思えたのは、最後のセメスターでした。

その時の経験が、今の家事やちょっとした仕事の
マネジメントにも生かされているような気がしています。
今はノートを作るのが好きで、
家事育児のあれこれのプロジェクトでノートを作っています。
あれだけアメリカでの学生生活頑張れたんだから、
これからも困難を自分の思考で乗り越えていきたい、
と思うようになりました。

今日の言葉#12

短所があるからこそ身に付けられるスキルがある。
そのスキルが自分の長所になったりもする。

hana


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