留学で犠牲にしたことがあるのでは、と思っていました。今日の言葉 #22

ある時、アメリカ留学中の、夫の後輩のブログを読んだ。
アメリカに来て、誰よりも目標を高く持ち、
ストイックに頑張っている姿が素直に尊敬できた。
誰もがやろうと思って真似できることじゃない。

一番その時共感できた記事は、
今は自分のことばかりしていて、
宝物のように育ててくれたおじいちゃんのお葬式にも出れず、
こんなに自分本位でいいのか、と自問自答している部分。

私も、アメリカで大学院に入学した時、
同じように感じていた。

家族や友人や、
すごく大切なものを犠牲にして、
自分の将来のために時間を割いているような気がして、
とても自己中心的に感じ、
これでいいのか、と。

卒業後働き始めてみると今度は、
大切な人生の時間を、
自分の好きでもないことを淡々とこなすことに費やして、
本当にこれでいいのか、と。

その一方で、働いていることで、
経済的に少し余裕ができ、保険もあり、
ようやく自分の買いたいものが買えるようになったことは
今までにない喜びだった。
ずっと我慢していたものが、手に入った感じ。

好きなものが手に入る、というだけでなく
海外でもお金を稼ぐことができる、
という自分に自信が持てた。

大学院に行けたことで、
広げられた可能性があり、
働けたことで、
得られた自信がある。
人生の基盤が整うと、
心に余裕が持てるようにもなる。

そう考えると、
学生すること、仕事をすることを選んだことは、
正解だったのかなと思えてこなくもない。
誰かが言っていたが、
正解を選択するのではなく、
選択したものを正解にしていく、
ということなのかもしれない。

大切なものを大切にできる人生を歩みたい。
でも、夢や目標のために選択することで、
大切なものを犠牲にしてしまうことがある。
チャンスを掴むことが大事な時期もある。
後悔するならちゃんと後悔して進もう。

今日の言葉#22

犠牲にしてしまった罪悪感を感じていても、
得たものでいつか、
犠牲にしてしまった大切なものたちに
返していくことができるかもしれない。

hana


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