子どもを預けて働いたら、と想像してみました。今日の言葉#18

子どもが1歳の時、アメリカで再び私も就職活動をした。
その時は、夫婦でアメリカに残る策を必死で探していた。
夫は学生を終えたが、
ビザサポート付きの就職活動に難航し、
ほぼ八方塞がりのような状況だった。

その時舞い込んだ嬉しいニュース。
登録していた人材会社から、
「近隣でビザサポート付きの求人があります」
という、私宛てのもの。

アメリカで配偶者のステイタスから、
ビザサポート付きの就職を勝ち取るのは
半ば諦めていた。
でもそれも地域に寄るものだと知った。
日本人が多い地域は、
就職できる可能性がグッと上がるのだ。
あんなに何をやってもダメな時期があったのは、
日本人のほとんどいない小さな大学街で
就職活動していたからだったのだ。
わかっているようで、
深く理解していなかった。
もともと、ビザサポートのある仕事が
あの小さな大学街にどれほどあったか。
(大学の教授職までいけば、ビザサポートはあるけど・・)

そんなこんなで、
私は乳児を抱えつつ、仕事をすることを
具体的に考えようとした。
その時は子どもをデイケアに預けることに不安を感じた。
ずっと生まれてから一緒に過ごしていたのだから当たり前。

ただ、私はブレないママでいたいな、と思った。

子どもは、デイケアに急に入ったら、
泣きじゃくるかもしれない。
私も急に久しぶりの仕事、そして、
育児との両立を迫られたら、
生活はガラリと変わるだろうし、
慣れるまでにしばらくかかるだろう。

でも、その時、
いつも一緒にいるその生活が
ベストだとは思えていなかった。
一緒に長くいる分、
私の子どもへの愛情は伝わっている?かもしれないが、
周りの環境から孤立した生活で、
私自身閉塞感を感じて辛かった。

この仕事は大変だろうけれど、
自分に合っている気がする。
やりがいも感じられるようになるだろう。
デイケアに子どもを預けて、
仕事を終えて、子どもを迎えに行く。
誰かのために仕事を返していく。
そういう後ろ姿を子どもに見せていくことは
悪いことじゃないだろう。
子どもに会ったら、
30分でもちゃんと時間を取ってあげよう。
周りの子どもたちや保育士さんから学ぶことも
たくさんあるはずだ。
一緒に育てていきたい。

そう心の準備をしていた。

結局、その仕事が正式に決まる前に、
夫の今の仕事が決まって、
引っ越すことになったのだけど。

あれはあれで、いい心の準備になったと思っている。

今日の言葉#18

色々な可能性を試してみればいい。
子どもは親の背中を見て育つだろう。

hana


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