見出し画像

好きな歌詞。2

前回の続き。

リンクはこちら↓↓↓

愛とか恋とか、花cherie、ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女、常夜燈の4曲を紹介させて頂いたのでその続き。

⑤夜撫でるメノウ/Ayase

これで終わりだなんて 不思議な気持ちになるけど 元気でね

夜撫でるメノウ Ayase

YOASOBIのコンポーザーとしても活躍するAyaseさん。
夜撫でるメノウは初音ミクが歌うボカロ曲として発表され、後に自身によるセルフカバー版も制作された恋の終わりを歌う楽曲です。

静かでありながら軽やかな旋律に乗せられる歌詞は切なく、物憂げ。
もう、別れるんだ。もう、最後なんだ。と割り切ってしまうとそれまでの確執はどこへやら、素直な言葉が溢れ、むしろ心穏やかに会話できてしまうという話はいくつか聞いたことがあります。
けれどもう戻ることはない。
「傷つきすぎた」という歌詞もありましたが、
好きあったまま別れを選ぶこと。その悲しくもどこか穏やかな複雑な心情を綴った一曲。


⑥アポトーシス/official髭男dism

今宵も明かりのないリビングで 思い出とふいに出くわし
やるせなさを背負い 水を飲み干しシンクにグラスが横たわる

アポトーシス official髭男dism

アポトーシスは年老いて愛する人との日々が少しずつ減っていくやるせなさを歌った、終わりに向かう愛の歌、あるいは人生の歌です。

夜中に目が覚めた。
水でも飲もうと階下に降りてきた。喜びも、悲しみも苦しみも、幾つも過ごしたリビングでしょう、突然にフラッシュバックする記憶。
今はないあの日々、もう長くない命。人生、記憶、祈り、焦り。

「シンクに横たわるグラス」
この一言にやるせなさ、切なさ、焦燥感。様々な感情の渦が滲んでい利用に感じます。
日常的な描写でありながらあまりにも鮮やかすぎる。

③最後の魔法/Tani Yuuki

忘れたくてしょうがないのは 忘れたくないことばかりだから

最後の魔法 Tani Yuuki

Tani Yuukiさんの最新曲、風化していく愛した人の記憶を歌ったロックバラード、最後の魔法。
今回抜粋していないのですが、思い出せない、思い出せないと繰り返すサビのメロディが印象的です。

思い出せないと嘆くのは思い出すという行為を前提にする。
大好きだった人の記憶、消してしまいたい、早く忘れたいと願う一方で、幸せで尊くて、切り離し難いかえがえのない大切な記憶。
この矛盾をストレートに突き、自分に言い聞かせるような一言が心に響きました。



以上7曲を今回は紹介させていただきました。
なんと7曲中6曲がラブソング。
みなさんもぜひ聴いてみてくださいね。

そしてあなたのお気に入りのワンフレーズを共有していただけたら嬉しいです。

それではおやすみなさい。
良い夜を。

2023.11.12

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?