バイクの憂鬱
昨日、無事に卒検に合格した同居嫁のamekoです。
凹むこともあったけど、挑戦することの楽しさを感じられた教習期間でした。(詳しくは、教習日誌をご覧ください)
さて、同居の義父母さんの反応である。
2人とも、それぞれ、「おめでとう、よかったね」と言ってはくれる。
しかし、やはり特に義母さんの反応はよろしくない。
正面切って、
「あんまり乗らないでほしいのよね」
と。
「子ども(孫)が乗りたがるでしょ」
と。
その一言一言ににじむ、先入観や無自覚な嫌味を、全部感じないフリをして、
言い返したい気持ちを、全部飲み込んで、
「そんな、すぐ乗りませんよ〜! 子育てが落ち着いて、子どもたちが大きくなって、寂しくなったら乗ろうと思って! アハハ!」
と明るく笑い飛ばした。
「そうよね、10年も20年も先の話よね」
と義母さん。
笑いながら、(この生活、やっぱりツラいな)と思った。
本当は、少しだけでも、バイクに乗り続けたかった。
忘れないうちに、ほんの少しでも、練習したかった。
それが現実的でないことを、クギを刺された気がした。
合格したのは嬉しいけど、教習が終わって、公然とバイクに乗れない環境になってしまった。
後にあるのは、この「家」の、「嫁」という束縛である。
義母さんの言葉を無視することもできる。
でも、それは今ではない気がする。
今は、「免許が取れただけでもよし」としよう。
バイクの柄のついたTシャツをパジャマにするくらいの、ちっぽけな抵抗しかできないけど、楽しかったバイクのことを、忘れたくない。
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