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連載小説『ぬくもりの朝、やさしい夜』

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ずっと温めつづけている物語です。しばし扉を閉めておりました。でもまた動き出しそうなので書いてみます。どこに辿り着くのか見守ってくださると嬉しいです。
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#ファンタジー小説部門

連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」10

投稿10 さくらーきたない お屋敷に着いたらまず手を洗う。 洗面所がいつも綺麗ですごいなと思…

雨宮そら
1か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」9

投稿9 卓也 朝5時、床に身体が落ちた。 その衝撃で思わず「うわ!」と声が出て その声で起…

雨宮そら
1か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」8

投稿8 ーさくちゃんあすちゃんペアー 「さくらちゃんこんにちは〜」 「あすみちゃんこんにち…

雨宮そら
1か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」7

投稿7 さくらーあすみ 重い。ランドセルが、重い。 宿題ってなんでやらなきゃいけないんだ…

雨宮そら
1か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」6

投稿6 私には「朝仕事」というものがある。 しかしこれは誰かに任されているわけでも、 指示…

雨宮そら
1か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」5

投稿5 佳奈ー朝 朝5時、アラームが鳴る数秒前に起きられた。 4月に入ってから急に暖かく…

雨宮そら
2か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」4

投稿4 卓也ー電気信号 春の冷たい雨が降る夜、 夕飯の片付けも終わりそろそろ帰ろうかと思っていた時だった。 「卓也、救急車をお願い。それとタオルと毛布を。」 普段あんなにやわらかな陽だまりのような人が、 まるで別人のように血相を変えてそう言った。 「凛さん?どうされたんですか?子供たちはもうみんな帰って…」 「外!森で倒れてる!彼女よ!またいたの!声をかけたら倒れてしまったの!」 凛さんの声は明らかに震えていた。 僕の頭の中は一瞬にして疑問符が大量に湧き出たが、

連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」3

投稿3 診察室を出るともう窓の外は暗くなっていた。その日の時間の流れは本当に早かった。わ…

雨宮そら
2か月前
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連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」2

投稿2 佳奈ー病院2ー はっとした。空の青はまだわたしをじっと見つめていた。あの声は誰だ…

雨宮そら
2か月前

連載小説「ぬくもりの朝、やさしい夜」1

投稿1 佳奈 目を開けると空、雲 途方もない青 このままずっと見ていたい 温かい背中 覆い被…

雨宮そら
2か月前
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