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自己紹介

私は中学2年生の時に、1年かけて「どんな大人になって、どんな人生を送るか」について真剣に考えました。

きっかけは映画『スティング』でした。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の名作です。

あらすじはwikiから引用します。
"1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を軽快に描いたコメディ映画。信用詐欺(コン・ゲーム)を扱った代表的な映画である"

出演者、ストーリー、映像、ファッション、音楽、全てが素晴らしくて映画としても大好きですが、人生への影響という意味で私にとっては別格の作品です。

鑑賞後の爽快感の中で、今観たものを表現する言葉を探しました。「愉快」という言葉を見つけたときの高揚感は今でも覚えています。「私もこういう愉快な大人になろう!!」と思いました。

大人達が信頼し合ってひとつのことを成し遂げる様子が、とてもカッコよくて楽しそうで、私もチームに入れて欲しいと思いました。それでチームに呼ばれるために必要なものは何かを考えました。これが「なりたい大人像の軸」です。

スキルが必要なのは当然として、でもスキルだけではダメだなと。信頼される人柄も必要だと思いました。信頼してもらうだけではなく、私も人を信頼できる人間でなければならない。他者を信頼するためには人を見る目が重要になる。犯罪チームだからこそ、互いに疑心暗鬼は1㎜も生じてはならない。
そんなことをノートに書いたのがきっかけで、どんな大人になってどんな人生を送るかを真剣に考えるようになりました。

私の人生を決定した映画です。

当時の私の周囲では、映画スティングに出てくるような大人を見つけることが出来ませんでした。
(今思えば非常に傲慢ではありますが)憧れる大人が近くにいなかったので、「それなら私がそういう大人なろう!!」と思ったのです。

「愉快な大人になって楽しい人生を送る」これを人生の目標に設定しました。

それから小説、映画、音楽などに影響されながら少しずつルールを決めて、なりたい大人像を作りました。それが今でも私の軸です。何かを選択する時は「14歳の私が喜ぶかどうか」が基準ですし、自省する時は「14歳の時になりたかった大人になっているかどうか」が基準です。

楽しい人生のためなら全力を出します。楽しいというのは、楽をするとか手抜きをするという意味ではなく、何が起きても納得して笑っていられるかどうかが基準です。これも14歳の時に決めました。

幼い頃の自分は誤魔化せないので、この先も、幼いなりに真剣に人生を考えた14歳の私に恥ずかしくないような人生を送ろうと思っています。


■「なりたい大人像」を考える時に影響を受けたもの
アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)
イージー・ライダー(Easy Rider)
雨に唄えば(Singin' in the Rain)
麗しのサブリナ(Sabrina)
ある愛の詩(Love Story)
三四郎