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2021年音楽との出会い


いつも年末感を特に感じることなく、気づいたら年越し、という特別感のない31日を今年も迎えました。きいろ。です。
以前、Spotifyのまとめについてはnoteで取り上げましたが、個人的なまとめをしていなかったので、今年も滑り込みで2021年を振り返っていきます!
去年はNEW MUSICとNEW OLD MUSICで分けていましたが、今回は一緒にまとめてみました。
(Spotifyまとめについては、こちらに書いてますので是非◎)


2021年 NEW MUSIC

2021年にリリースされたたくさんの新譜たちの中からいくつかピックアップして書いていきます。(順不同)

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【you love】/羊文学

本当に新譜を出すたびに新しいドキドキをくれるバンドです。
1曲目の『マヨイガ』から、今までの羊文学とは少し違った色が垣間見えて、これからもっと色づくバンドになるんだろうなぁ、という印象を受けました。
そして今作はアルバムではなく、EPでのリリース。
まるで短編集みたいな、少しの曲たちがぎゅっと詰まっているEPという形態が、私は何より好きなのです。
どの曲ももちろん好きなのですが、個人的には、塩塚モエカさんの弾き語りで聴いたことのある『白河夜船』が入っていたのが、とても嬉しかったですね。


【ZERO TAKES】/THE PINBALLS

2021年に活動休止となった、THE PINBALLSの活動休止前のアルバム。
収録曲は再録されている楽曲ですが、元音源と比べると、どの曲もZERO TAKESverはパワーを感じて、【ZERO TAKES】にかける彼らの思いが詰まっているんだな、と感じました。
このアルバムは是非聴き比べて楽しんでほしいですね。


【episode】/plums

実は2年ほど前から密かに虜になっているバンド。
シューゲイザー好きとしてこっそり秘密にしておきたいほど魅力的な曲がたくさんのバンドです。でもこのアルバムはどうしても入れておきたかったので、こっそり紹介しちゃいます。
このアルバムの曲たちはとにかく優しい楽曲が多くて、決して煩くない旋律で、どこを切り取っても心地いいメロディなのです。
アルバムを再生して、1曲目が『僕の世界』という曲なのですが、いきなりギターと歌から始まります。再生して1秒で、plumsの世界が創り上げられてて、これはすごいアルバムだ…と確信しました。


【夢の香りのする朝に。】/文藝天国

たまたまSpotifyで流れてきた曲。(確かシューゲイザーまとめ、だったかな…?)
中でも『宿命論とチューリップ』が好きです。
初めのイントロのギターメロディからグッと引き込まれました。
こちらは個人的な話なのですが、noteでオススメに出てきていた方の文章を読んで、すごく素敵な書き方をするなぁ、と思う方がいて、いろいろ見ていたら、なんと文藝天国の色彩作家”すみあいかさん"でした。
文章を書くということは、自分をさらけ出すのと同じことだと思っているので、
私が文藝天国の音楽に惹かれて、すみあいかさんの言葉に惹かれたのは必然的だったんだなぁ、、と1人で勝手に関心してしまいました。


『bygone』/simsiis

コンピレーションアルバムに入っていた曲なので、アルバムではなく曲の紹介。
この曲を聴いてとにかく虜になりました。
昨年発売されたCDが欲しくて取り寄せで購入したくらいには好きです。笑
女性ボーカルで、優しい曲調ですが、歌はもちろんのこと、楽器のメロディがとにかくビビッときました。私はガレージロックやシューゲイザーみたいなガシャガシャと鳴るギターも好きなのですが、繊細で細かく動くクリアな音色のギターも大好きなのです。
そしてこの曲は、ベースソロ部分があって、そのベースフレーズ(特に休符の使い方やメロディライン)がツボでした。
主張しすぎず、あくまで曲の基盤を担うけど、ソロパートやAメロBメロでは裏で細かく動くベースラインが個人的に好きなのです。
ちなみに私が取り寄せで購入したEP【halo glow】が最近配信されたので、是非聴いてみてください◎


【Touch the figure】/クレナズム

新しく出会ったバンドとして、クレナズムは外せません。
クレナズムに関しては、こちらのアルバムと、ライブレポもUPしてますので、今回は割愛します。
私から一言伝えるのであれば、
1ミリでもいいな、と思ったら、絶対ライブに行ってください。
絶対後悔しないバンドですし、期待を上回るライブをしてくれます。(経験者は語る。)

▼楽曲レビュー
https://note.com/ame35oml/n/n52845b5c1dfb
▼ライブレポ
https://note.com/ame35oml/n/n042b0a49e6a9  


【peanut butters】/peanut butters

密かに気になっていたバンドでしたが、タイミングよく新譜リリースとなり、すぐさま買いに行きました。
どこか懐かしい気持ちになる楽曲。そして明るい気持ちにしてくれる楽曲。
あと、CDジャケットのケースがプラスチックじゃなくてビニールなのがとっても可愛いのです。嵩張らないし、歌詞カードが取り出しやすいし、ケースのひび割れの心配もないし。なんなら全CDこのビニール形態にしてほしいくらいです。
そしてジャケット絵はもちろん、peanut buttersは曲名も可愛いものが多くて、見ても聴いても楽しい気持ちになれる楽曲揃いです。


【黄昏STARSHIP】/なきごと

まごうことなきギターロック全開のアルバムです。
アルバムの前に配信されていた『ラズベリー』なんかは、初めの入りからは想像もつかないようなギターが急になり始めるのでびっくりしました。
でもこの主張抜群のかっこいいギターフレーズに可愛い歌声というアンバランスさがなきごとの魅力です。


【LIFE IS TOO LONG】/w.o.d.

念願叶ってやっと今年ライブに行けたバンドです。
ツーマン含め2回ライブに行きましたが、なんだかもっと見た気がするくらい、私の中でかなり印象が濃いです。
とにかくまっすぐでかっこいいスリーピースバンド。
これでもかと歪んだベース。早いテンポを刻むドラム(ライブだともっと早くなる笑)。そのメロディの上にどっしりと乗っかる歌声。
ライブハウスで聴きたい、、、!!というような曲が詰まっているアルバム。

▼ライブレポ
https://note.com/ame35oml/n/ncef23e6baee7


『きらり』/藤井風

こちらも欠かせない2021年のリリース曲。
母に藤井風の曲を叩き込まれて聴き込みましたが、たくさん聴き込んだ中で、改めて振り返ってみても1番好きなのはこの曲かなーと思います。
楽曲を一聴した時に、一番最初に惹かれたのもこの曲でした。
バックミュージックの主張が少ないけど、歌声でしっかりサビまで曲のテンション・ボルテージを誘導できているのがいいですよね。音数も少なくて、激しい音の高低差もないのですごく聴きやすい。
1番と2番で曲のリズムに変化をつけていて聴きやすいけど飽きないし、ラストサビでの徐々に音階を上げていくところなんかは鳥肌が立つくらい、曲に飲み込まれそうになります。

▼ライブレポ
https://note.com/ame35oml/n/n70333ccad71e


『SYUUU』/Base Ball Bear

CDジャケットも好きな1曲。
レモンスカッシュなあの頃を思い出す曲で、4人のあの光景を思い起こしてしまうような、なんだか懐かしい感覚になる曲です。
こちらもnoteで紹介しているので、是非。

▼楽曲レビュー
https://note.com/ame35oml/n/n443f5ef062fe


『プラトー』/サカナクション

贔屓目だとしても2021年新譜としてどうしても入れたい1曲。
(あまり声高らかに言っていませんが、サカナクション年会員6年目の私です。多少の贔屓目はお許しください。。笑)
サカナクションの革命がここから始まる、というような1曲。
MVもとってもいいので是非ともみていただきたい。
こちらも、楽曲についてはnoteで紹介しているので、割愛します。

▼楽曲レビュー
https://note.com/ame35oml/n/n5028a1e49637


2021年 NEW OLD MUSIC

我ながら、なんとも矛盾なタイトル!!笑
昨年同様、新譜ではないけど、私が個人的によく聴いていた曲、新しく出会った曲などを紹介していきます。

フィルム フェスタ


『グッドナイトイズカミング』/ふくろうず

「きのこ帝国が好き」「NUMBER GIRLやSUPER CARも好き」という話を音楽好きな美容師さんに話したところ、「絶対ふくろうずハマると思いますよ〜」と言われたことがきっかけでしっかり聴き始めました。
有名な『ごめんね』は、学生時代にも聴いたことがあって、
あーこの曲聞いたことあるなぁ〜なんて思って、そのままシャッフルでBGM代わりに垂れ流しにしていましたが、そんな中イントロを聴いて、私が思わず作業の手を止めてしまったのは、『グッドナイトイズカミング』でした。
一度聞いたら離れないメロディ。何回聴いても歌詞が聞き取れなかったので、歌詞を見たのですが、サビの歌詞が丸々書かれていなかったので驚きました。笑
誤植か何かか…?と思い、ネットで調べると、(フィーリング)と書いてて、頭の中に?が浮かんでしばらく考えた後、「これフィーリングで歌ってるのか!!?!」と、やっと理解できましたし、笑っちゃいました。笑
それにしても、サビの歌詞を丸々全てフィーリングで歌い上げちゃうその挑戦心すごいな、と普通に関心しましたね。


『I AM HERE』/のあのわ

意図的にふくろうずの後に挙げました。笑
ふくろうずを聴いた時から、この歌声、誰かに似てるなぁ、、、とずっと悩んでいたのですが、それが、のあのわでした。
のあのわは、私が中学の頃にハマってよく聴いていたアーティストで、最近はめっきり聞かなくなったなぁ、とふと思い出し、ふくろうずを聴き始めたタイミングで、Spotifyで聞くようになりました。
(ちなみにのあのわは、バンドではなく、バンド編成にチェロをプラスした"楽団"なのです。)
この曲が入ってる【Cry Like a Monster】は初見でした。アルバムの曲を一巡して、voのYukkoさんの歌声がこびりついて離れなかったのが『I AM HERE』。楽団と称するにふさわしい伸びやかな歌声が印象的な曲です。
このアルバムは2013年なので、最近新譜出てないんだなぁ、と思ってなんとなく検索してみると、HPの情報も2013年を最後に更新されておらず、実質活動休止のような形となっていてびっくり。。
アルバムは全て配信されているようなので、是非聴いたことがない人は聴いてみてください。
私は1stアルバムの【ゆめの在りか】を聴いた時に、中学生ながらこの楽団の果てしない可能性を感じて戦慄しました。。笑


『昆虫ロック』/ゆらゆら帝国

バンド名は存じ上げていました。
『空洞です』が有名ですよね。でも、他の曲とかを聞いたことがなくて。
Spotifyのシャッフル再生をしていた時に流れてきたのがこの曲でした。
一昔前を感じさせるギターメロディ・ギターソロが逆にかっこいい。
AメロやBメロはそれぞれ単調なメロディを奏でていて、リズム隊のメロディは割と一定でビートを刻む役割を担っているのに、ギターが個性爆発なメロディを奏でるのがいい。
歌が単調な分、そのメロディが余計に引き立つ曲。
そして、最後の最後に、ベースまで暴れるようなメロディラインに移り変わるのを聞いてぞくっとしちゃいました。


『クライマーズ・ハイ』/Veltpunch

こちらもSpotifyのシャッフル再生で流れてきた曲。
聞いた瞬間、これは、いいバンド見つけてしまった…!!!と思いましたね。
昨年Spotifyでハヌマーンと出会った時と同じような衝動になりました。
男女ツインボーカルでのハモりがとにかく綺麗で、聞いてて心地いいメロディ。
歌を重視してPOPよりな曲なのかと思いきや、シャウトが入っている曲とかもあって、全容がつかめないバンドでもあります。
そして、このバンドを友人に教えた所、「平成初期の感じがするな〜」と言われ、いやいや最近のバンドでしょ〜って思って調べたらバッチリ平成初期のバンドで驚きました。(友人は業界人とかではなくただの音楽好きな人です。)
聞いただけでどの時代の音楽なのか、私はそこまでまだ耳が肥えていないので、古いものも新しく感じてしまいます。そのおかげで、昔の曲に出会った時も新鮮さを感じるので、ある意味この感覚は得してるのかもしれません。笑


『ダニー・ゴー』/Thee Michelle Gun Elephant

climbgrowが影響を受けた曲をまとめたプレイリストがLINEMUSIC(かな?)で挙げられており、そこに入っていたのがこの曲。
ガレージロックが好きなら、ミッシェルは聞くでしょ。ということで、学生時代も勧められてはいましたが、しっかり聴いたのはこれが初めてです。
初めて聴いたのが『世界の終わり』ではなく、『ダニー・ゴー』という邪道っぷり。。
他のいろんなバンドにも言えますが、やっぱりベース始まりの曲はかっこいいですね。最早そういう定義が成り立つのかもしれません。
ミッシェルの他の曲はまだ聴き込めていないので、これからもっと聴いていきたい所存。


『生活』/syrop16g

本当にSpotifyには感謝してもしきれないくらいなのですが、この曲もシャッフルで流れてきました。
もちろんバンド名は存じ上げていましたが、こちらもしっかり聞くのは初めてです。(というか私が無知すぎますね。。)
ギターが割とシンプルなラインで動いているのに、ベースは忙しなくライン取りをしていて思わず耳でもベースの動きを追ってしまいますし、そのベースラインがすごく心地いい曲。


NEXT▷2022年…



抜粋して私の2021年の音楽をまとめてみました。
New Musicを振り返ると、インディーズバンドがたくさんでしたね笑
今後が楽しみなバンドが増えて、新譜やライブに行くのが楽しみです。
あとは、圧倒的に女性Voが多いですね。
いつも聞く音楽の割合的には、男性Voが多かったので、我ながらびっくり。
こうして挙げてみると、自分でも知らない自分が見つかることもあるので、1年のまとめは自分で見返すのも楽しいのです。笑

そして、去年は分けて紹介していましたが、New Old Musicで取り上げる数が去年と比べて少なくなったので、今年はまとめて紹介してみました。
それでもやっぱり出てくる大物バンドたち。。
いい曲は何年経っても色褪せないし、今の時代に溢れかえっている音楽とは違う良さを感じて、逆に新鮮さすら覚えます。
そしてやっぱり私は心を平成においてきたのかと思うくらい、平成初期の頃の曲ばかりに惹かれてしまいます。
あの時代が創り上げる何かに惹かれるものがあるんでしょうね。。なんだろう…笑


さて、2021年は皆さんにとってどんな年でしたか?
私個人としては、新卒で入った会社を後先考えずに退職する、というなんとも無謀なことを行いまして…笑、まさにまっさらな状態になれた1年でした。
音楽面では、以前と同じように、とまではいかないけれど、ライブも徐々に増えてきて、ライブハウスの熱気、生の音楽から伝わる感情。そういった今まで当たり前と思っていたあれこれが、強く心に響いて、今まで以上に音楽で心を突き動かされた1年でもありました。

来たる2022年ですが、、
なにせ私自身の将来図が未定なので、安易にライブの予定を入れられず、少し先の未来もどうなってるのか想像もつかず不透明なのが本音です。
今のうちに好きなことをたくさんやっておこう、とも考えていますし、割となんとかなるだろう精神でいるので、多分なんとかなります。笑
無謀なことは今のうちにやっておかないと、いつかできなくなりますからね。
このなににも縛られない時間を過ごすのもいい経験だと思ってます。

2022年の抱負としては、
・好きなことを辞めない・諦めないこと。
・自分に正直に生きること。

とりあえずこの2つですかね。
相変わらず、心にヤンキーはずっと居座ってますので、頑張って強気で生きていきたいと思います。笑
あとは、どう足掻いても私にとって変化の1年にならざるを得ないので、変化するなら大きく変化したいな、というところですね。

noteのペースも飛ばしすぎず、更新は辞めず、続けていきたいと思っていますので、読んでいただければ幸いです。


それでは皆さま良いお年を!!


きいろ。

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▼今回紹介したもの+αなプレイリスト


▼2020年のNewMusic、NewOldMusic

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