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注意!今年の節分は2月2日です

2月3日は節分の日。そう、ずっと思っていました。
でも実は違うみたいです。

そもそも節分とは、暦でいう季節の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬)の前日が節分になります。年に4回あるんですね。とくに冬の節分(立春の前日)が豆まきや恵方巻で有名ですが、今年はなんと、124年ぶりに2月2日が節分になるみたいです! それも僅か1分の差で。( 国立天文台HPより) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2021_2.html

1太陽年 365.2422日と暦の1年 365日の微差から起こる話。天体宇宙の視点から見れば、私たちの常識や思い込みなんて「何それ?」って感じなんでしょうね。豆を2日にまこうが、3日にまこうが大きな問題はないかと思います。要は、「体調を崩しやすい季節の変わり目に注意しましょう!」という先人の知恵が様々な風習のある暦を作っている。ありがたいですね。

節分といえば、健康(マメ)に1年過ごせるように、自分の歳の数に1つ加えた数の豆を食べるのがお約束。年々、ウン十粒の煎り豆を食べるのが苦痛になってきた私ですが、先人達の風習のバトンはちゃんと繋いでいきたいと思いガンバってます。実は最近、煎茶に3粒の豆と昆布と梅干を入れて「福茶」とし、飲む地方があることを知りました。これで何とかノルマを達成できそうです(笑)。

すっかり全国区になった恵方巻も、もともとは関西の節分行事です。このように地方によって様々な風習がありますが、「立春大吉」のお札もそのひとつ。玄関から入って来た鬼が「立春大吉」という文字が裏から読んでも「立春大吉」なので、まだこの家には入ってないと勘違いして出ていく……といった話です。鬼、うっかりし過ぎで可愛く思えます。

日本の昔話にも鬼はよく登場しますが、「鬼」という概念は日本独特の文化のようです。ただ恐いというだけではない、力のあるものに対する畏敬の念や親しみが含まれています。ちょうど巷では鬼退治がテーマのアニメが空前のヒット。いろんなスタイルで「節分」を楽しみながら、次の世代に残していきたいですね。

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