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ひとりディズニーシーで12時間遊んできた

2023年10月平日にディズニーシーに行ってきた。
シーに行くのは小学生の時の家族旅行以来なので10年以上ぶり。ひとりディズニーは初。

今回、Cinestill800Tというフィルムを夜景撮影で一本使い切りたくて行ってきたのだが、久々なので普通に遊びたくもあり、ひとりで開園から閉園までの12時間フルタイム滞在コースになった。

一応開園前から並ぼうと思い、7:30過ぎくらいには舞浜に着くように家を出た。
舞浜駅からディズニーリゾートラインに乗り換え、早速間違えてランドの方で降車し、オリエンタルランドに260円余計に課金するところからスタート。

ハロウィン期間のランドは平日7:52時点でこんな感じ。

乗り直し、改めてシーの入園待機列に並ぶ。この日は8:45開園というアナウンスがあった。
待機列ではスマホのバッテリーの浪費を防ぐために本を読んで過ごした。
所持品検査とチケット確認を経て入場。

ここに来たのが8:56

ソアリンに乗ってみたかったので、さっそく目指して歩きながらアプリでビッグバンドビートの12:55回のエントリーをして無事当選した。
まっすぐソアリンに行ったところ70分待ち。この繁忙期だと平均100分は待つようなので、そのまま並ぶことにしたが、センターオブジアースが20分待ちだというキャストの声に釣られて離脱した人もいた。

10:05 この部屋を出たらいよいよ空を飛ぶ

ソアリンはとても楽しかった。前評判はさんざん聞いていたが、想像を超えていた。
他版権を引き合いに出すのが心苦しいが、この高揚感を言語化しようと思うと、22世紀のひみつ道具みたいとか「かがくのちからってすげー!」とかいう表現になってしまう。

10:25 ミステリアスアイランドを通過。

シングルライダーでインディージョーンズへ。体感5分くらいで乗れた。通常待機列の横をグイグイ進んでいく爽快感が最早一つのアトラクション。
ここは小学生の時にも来たのだが、感受性が強すぎて恐怖に耐えきれず終始座席の下に潜り込んでいた思い出がある。
改めて乗ってみると、恐怖こそ無かったが突然の大きな音などの演出には新鮮にビビり、満足感があった。

続いて写真を撮るためにマーメイドラグーンへ。
お子様連れにも圧倒的な人気を誇るエリアなだけあってアトラクションは大きなお姉さん一匹に厳しめなので乗らなかったが、天才が作った室内空間を幸せな気持ちで歩いた。小さい頃シーに来た時もここから動きたくなかった記憶がある。
ここに住んでいいなら住みたい人間を集めたら、遷都もやむない気がする。

続いてアラビアンコーストへ。
エリアに入った途端、カレーの匂いが漂ってきて情緒を感じた。

11:05 マジックランプシアター

マジックランプシアターに初めて入ったが楽しかった。私はたぶん何かを聞き逃し、最初の部屋でしばらく間違って魔法のメガネを掛けていたが、誰にもバレていないと信じたい。
終了後は人の波に流されるように、待ち時間5分・回転率の鬼・なのに見応えもある・曲が神・チャンドゥかわいいなどと色々名高いシンドバッドに乗った。

ハロウィン期間だったので、仮装をしている人を見かけるのも楽しかった。エルサ&アナと同率でジャスミン率が高かった気がする。
広場の噴水のところにジャスミンを3人くらい引き連れたアラジンがいて、(とんでもない男だな・・・)と思った。

12:12 ごはんチュロス

12:55から入園時にエントリーしていたビッグバンドビートが始まるので早めに入場。

席は真ん中のブロックの前から3列目で、よく見えて楽しかった。ミッキーが完全にイケイケのトップスターでヒエラルキー最上位で究極で完璧みたいな感じなのに、ミニーが出てきたらやや鳴りを潜めて「はわわ!」って感じになるので素朴な愛嬌すらあって凄かった。
あと今更だけど、ドナルドダックの発語については「なんかガーガー言ってて可愛いけど誰も聞き取れてない」が正解で大丈夫なのだろうか。心配になってきた。

終演後に昼食へ。
ニューヨークデリのカウンターにいくつか空席があることを目視で確認してから注文に向かう。
一応席が埋まって座れなくなる危険性を考え、外に持ち出せるようホットサンド単品にした。
幸い注文後も空いていたので店内で食べることができたが、食事に関してだけは席確保の面で一人だとやや緊張感がある。

13:45 撮っていないがホットサンドを食べた。

食後はセンターオブジアースへ。85分待ち。
ここの待機列は地底世界に向かうので当然のようにギリギリの光量だったが、意地でも本を読んで過ごした。
私の前にいた外国人の男性は寄りかかれる全ての場所に寄りかかる習性があり、何度か連れの男性に対して壁ドンの距離感になっていた。

14:05  並び始め

席は4人家族の背後に私ひとりという組み合わせで、ちょっと「すまんな!」と思いながら乗ったが、けっこう視界に入っていなければいないのと同じようだったので安心した。
叫ぼうと思っていなかったが、最後のトップスピードのところで普通に息ができなくなったので叫ばされた。ここで分かったが、たぶん意識して思い切り叫んだ方が恐怖感も薄れるし、たぶんお腹に力が入ることで身体的な耐久性も増す。
一人で乗りに来ておいてなんだが私はそんなに絶叫系が得意でなく、今回は改めて許容上限を確かめるためのトライだったが、結構ぎりぎりかもしれない。

出た後は、午前中と違う広角めのレンズを着けて少しウロウロした。

気が付けば16時開始のハロウィーンの水上ショーが始まっていたので適当なところから見た。
その後、フォートレス・エクスプロレーションで見てみたい部屋があったのでそれを探す。
ここは主にポトレ撮影人と散歩民と行列に耐えられない子連れしか訪れないスポットだ。

ここだ・・・

出る頃にはもう陽が沈みかけていて少々焦る。
全然来ていなかったポートディスカバリーを訪れる頃にはもう夕暮れの景色。

アメリカンウォーターフロントの方へ歩いて行く。

もう明るい風景は撮れなさそうなので、SSコロンビア号船内にあるテディ・ルーズヴェルト・ラウンジで日没を待つことにした。30分待ちで入店。
この場所では随分と上等な人間になったような気分を楽しむことができた。夢を見られるスポットとしてはパーク内随一だと思う。
ただ、頼んだのが実質クリームソーダみたいなものなのでバーを嗜む女ではなくどう見ても喫茶店居座り女である。

ノンアルコールの「マーメイドラグーン」

18時頃コロンビア号から出ると、外は既にすっかり夜の景色に。

ここからのフィルムはCinestill800T。
全体的にピントが怪しめだが、独特な雰囲気が出た気がする。

開始1時間前ぐらいからビリーブ!(夜の水上ショー)の待機をしようかと思っていたが、1時間半前のこの時点で前の方が埋まり始めていたので、適当な場所の自由立ち見エリアの一列目に陣取った。
ここは有料エリアの後ろから見る形になるので、場合によっては折角待っても見辛くなる可能性があるとキャストの方が散々説明しに来られるため、(それも定め・・・理解しています・・・)と思っていることが伝わるようなるべく悟りフェイスをするようにした。
一応座れるように70リットルのゴミ袋(レジャーシートがなかった)と首に巻くクッション(実際には尻に敷く)を持参していたが、これが無かったらかなり尻の限界を試される厳しい待ち時間だったと思う。

こんな場所から見た

このショーは本当に凄まじいスペクタクルで、あまりにも圧倒的な資本を感じたから「みんながお金を出せば毎日こんな凄いショーができるんだ・・・!」と素直に感動した。この輝きはここにいる一人一人が血と汗と涙を流し働いて得た賃金その他所得で成っているのだと思うと、なんだかもう無性にありがたかった。
もちろん音楽や演出自体も素敵だった。
帰ってきてからまんまとMISIA歌唱のテーマソングをずっと聴いている。

ショー終了後は、夜景撮影の本番。
閉園ムードのパーク内をほぼ1周する。

iPhoneだが、メディテレニアンハーバーを綺麗に撮ることしかできなくて興奮した。(自画自賛)

退園のアナウンスが流れてきたので、後ろ髪を引かれながらも出口へ。この日は強風のため花火無し。

今回シーに行ったのは撮影が主目的だったこともあり、正直途中で暇になったら帰ろうとか思っていたが、結局アトラクションもショーも楽しんだので12時間はあっという間に過ぎた
この日の総歩行距離は約15km。ほぼ初めてに等しいシーだったので園内を歩いているだけでもかなり新鮮な気持ちで楽しめて良かった。
しかし、これだけの時間園内にいたのにショップには一軒も入れていないし食事の機会もかなり削っているので、次に行った時は全然違う楽しみ方ができるのがまた凄い。
全体的にすごく快適だったので、今後人と一緒にこの手のテーマパークを楽しめるかどうか非常に不安にすらなっている。

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