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HSS型HSPという才能:敏感さを活かす生活術

「あまのじゃく」子供の頃によく母に言われたセリフ。


人は好きだけど、長時間一緒にいると疲れてしまう。
話を合わせるのは下手じゃないけど、自分の意見がうまく言えずに周りにしたがってしまう。


いつも真逆のジブンがいて、どちらからも引き合ってしまい疲れるんです。

世界をちょっと違った角度から見ているのかもしれないな。


HSPとは、周囲の細かな変化に敏感に反応してしまって、感情の波を深く感じ取る特別な能力です。HSPにも複数の特徴があります。


今回はHSPだから敏感すぎて毎日疲れてしまう人に向けて「その特別な才能」について目一杯の愛情を添えて書きます。


敏感さはあなたの特別な力


あなたの敏感さが、実は隠れた才能かもしれません。



敏感さって時には面倒に感じませんか。
そういう私は50歳になるまで自分の生きづらさが何故なのかわからず、半生を生きたことになるわけで。


ま、今となっては自身を受け入れやすくなったのでよしとします。
そもそも、昭和生まれ育ちの時代背景には「HSP」という概念さえなかった。言葉に例えると「引っ込み思案」とか「大人しい」「内気」なんてジャンルだったのかもしれません。


子供の頃から遊んでいる最中でも、泣いている子をみるとほっておけなかったり、お菓子をもらう順番だって他に譲って最後にもらっていたし。


誤解しないでもらいたいのは、別に弱いわけでもないし、意見がないわけでもありません。


人の話やニュースでみるものに対しても、深く共感して泣いたり笑ったり忙しい。それでも他人には見えない美しさを感じ取ることができて日常生活では、その感覚がもたらす独特の世界観でものごとをみている。


考え方次第じゃ、人生2倍美味しいのかも?


そんな風に思ったりもしています。
相手の感情をある程度予想できるセンサーがあって、言葉をその場に合わせて無意識に選んでいるんです。口にする言葉にウソはない、けれどとても慎重に考えられる能力。


それに加えて危機管理能力もハンパなし。「この次はこうなるかも、そうすればその次はこうなって・・・」想像力が妄想的に広がるから、その場の状況を感じ取って良い塩梅で動けるんです。


いやいや、良いことばかりじゃありませんから。
その結果、自宅に戻るとスイッチが切れたように疲れてます。目一杯、オフにできないセンサーを使い果たしたわけですから。


そんな特別な才能をうまく活かせれば御の字ですよね。


感受性を活かしたライフスタイル


あなたの感受性が、生活を豊かにするカギです。


良くも悪くも、感受センサーの感度が高いことで、日常の小さなことにもよく反応してしまいます。感受性をプラスに生かすにはコツがあります。


とにかく疲れたら休む。


これを日常に取り入れて正解でした。生活の中だと、無理やりマルチタスクをやらなきゃいけない。あれもこれもと時間に追われてしまいがちですから。


疲れた時こそ、その「特別な才能」に栄養をあげる。自然の中で静かに過ごす時間を持つこと、美術館やコンサートで感性を刺激すること、心地よい空間を作るためのインテリアの工夫などです。


家の模様替えや断捨離が気分転換になることだってあります。モノと一緒に気持ちを一つずつ整理していく感覚。


あとは気持ちや考えを言葉にする習慣。日記でもSNS発信でもいいんです。心に積もった思いや感情、不安や悩みを言語化するだけで不思議に落ち着いていきます。


感受性を高められる体験は心の疲れを癒してくれる。あ、あとはひとり時間を作ること。目一杯、好きなことに沼ってしまう。短時間でもいいから一点集中して。これが最高の栄養補充になってます。


仕事と人間関係での敏感さの活用


職場での敏感さ、実はあなたの最大の武器になるかもしれません。


使い方次第では特別な才能になって、あなたの”強み”に昇華させるってこともできると思ってます。


以前の職場でこんなことがありました。
担当をしていた業務で行き詰まって上司に相談した時のこと。


「できる限りの予想をして考えてみましたが、考えすぎでしょうか」


「え!いや、そういう危機管理能力があるからこの業務を担当してもらってる。考えすぎてもらってちょうどいい」


そうなんです。このセンサーと思考回路は使い方次第で強みにも変わる。
感受性の高さは、職場の微妙な力や人間関係を理解するのが得意。今いうべきなのか、誰にどう伝えるべきなのかって”ものさし”を持ってます。


チーム内ではコミュニケーション役ができるし、仕事の細かい進め方についても提案をしたり調整も可能。合わせる力が発揮できる。もちろん、危機管理と先読みが自然と備わっているスペックなので、早めに抜け落ち部分に気づけたり。


経験上、大きな音や眩しすぎる光、相手の表情や言葉の抑揚や態度から感情が手に取るように感じてしまい、もしかしたらこの敏感さに悩んでいる方もいるかもしれません。


それでも、とらえ方次第で「才能」に変えられます。この能力は高いお金を払ってセミナーや講演会に参加しても、サロンやスクールに通っても身につかない特別なモノなんですよね。


オフにできないセンサーは、代わりに「スルーする」スキルで補えます。苦手な人からは一定の距離感を保つこともできる。避けられない相手には最小限のコミュニケーションで終了。


周りの目を気にしすぎなくていいんです。皆、自分のことで精一杯ですから。あなたの人生はあなたしか作れないし守れません。


変えられない気質ならうまく使ってプラスに変換です。苦手を気にするより、得意で自信を持てるところから活かしてみる。



人が生きる上で必ず必要なコミュニケーション力は”強み”でしかありませんから。あなたの感性、その気遣い、繊細さは誰かに寄り添い、そっと勇気やサポートになることだってあるかもしれません。


特別な才能なら自信を持って生かしていけば良いですよね。


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