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●2021年3月の日記 【中旬】
3月11日(木)
からいものを食べると「こなくそ!やったるぞ〜」とでもいうような謎の元気が出る。仕事なんかでつらいことがあるときには昼食にからいものを選んで精神を鼓舞しがちだ。きょうはトムヤムクン。
駅ビルに入っているコジャレたアジア料理レストランなのにちゃんとがっつりから旨で、おかげでこなくそ度が上がった。スープまでばっちり飲んで仕事着のスカートのウエストがぎっちぎちになってそこはつらかった。10年前に買ったスカートにただでさえむりやり自分をねじこんでいるのだ。
午後の仕事中はたこ糸で縛りあげられた肉のきもちでやっていた。けっきょくいやなことはあまり起こらないまま帰れた。
3月12日(金)
今日はどこ行こうか、と朝食をとる子どもにきいたところ、てつどうはつぶつかん、と返ってきた。お?おう、オッケー。
のんびり身支度をして、セブンイレブンでチケットを買って、午後から鉄道博物館(大宮)に遊びに行った。リクエストしてきたわりに子どもは鉄道博物館の雰囲気が苦手である。照明を落とした展示室をことさら恐ろしがり、そこを通りぬける間はわたしにしがみついて抱っこから下りようとしない。わかっていて連れてきたけど今回もやっぱりそうか。
展望レストラン(走行する新幹線がみえる)でカレーライスを食べて、建物の外の広場で走って、ジオラマをみて、あとは鉄道グッズが並ぶショップを子どもが物色してまわるのに付きあった。縁もゆかりも思い入れもない京葉線のおもちゃをかたくなに所望するのを不思議におもいながら買った。
帰るあいだずっと大事そうに提げていた。大事なものが手に入ったならよかった。
3月13日(土)
物足りない眠りから覚めてみると部屋が雨音に包囲されていて「おっいいね〜」だった。しばらく浸っていたかったけど子どももすぐ起きた。絵本の読み上げなど要求され、にぎやかな土曜日の朝がはじまってしまった。
本降りの雨は夜まで止まず、夕方などは雷まで近づいていた。外に連れ出してもらえない子どもは体力をもてあまして部屋をいつもより激しく荒らしたが、夜がくる前にぱたりと眠ってしまった。ふて寝かな。
3月14日(日)
ベランダのいちごが
またやられた。
外からヂュンヂュン聞こえていたからイヤな予感はしていた。朝水をやったときはまだあったから、鳥による白昼堂々の犯行である。今のところいちごを食べた数は鳥2、うちの子ども1である。鳥、1歩リード。
3月15日(月)
おとな3人子ども3人であつまって公園でスムージーを飲むなどした。
子どもたちは前に同じめんつで会ったときにはみんなまだ赤ちゃん感のつよい1さい児だった。だからきょう、3人がなんとなくお互いを気にしたり声をかけあいながら遊んでいるところを見るとしみじみするところがあった。
天気がよくて気温も高く、解散するときには子どものほっぺたがうっすら赤く日焼けしていた。日焼け初観測。かくいうわたしの顔面もあとで化粧水を浴びたときにはひりひりした。
帰り道に桜が植っている道を歩いてみると、ぽつりぽつりと開花しているのが見えた。いくらなんでも早すぎるのか、ぼんぼりの設置も追いついていない。
3月16日(火)
日が暮れかかってからはじめて外に出た。寒くない。子どもを連れて公園へ。子どもには公園のベンチとコンビニのお菓子がセットになっているようで、公園に入る前に近くのコンビニに連行された。アンパンマングミを買った。
今回のアンパンマングミはオブラートをうまく一発ではがせて鼻高々だった。子どもはとくに気にかけていなかった。
日が落ちると集合住宅にはさまれた公園はだんだんと薄暗くなってきて、無軌道に遊ぶ子どもの背を追うわたしのもとにも誰かが夕飯を用意する音やにおいが届きはじめる。18時なのだ。この時間にようやく暗くなりはじめるなんて、いつの間にやらずいぶん日が長くなったものだ。この季節がまた巡ってきてやっぱり明るい時間が長いっていうのはいいよなあとおもう。
3月17日(水)
仕事先で着たブラウスの刺繍がるんるんでテンションあがった。
夜はカブを料理したんだけどあんまりうまくいかなくてしゅんとした。かぶ、おいしくたべたいよ。
3月18日(木)
きょうの仕事は午前中から隣県に行く。子どもの弁当の準備やちょっと念入りなメイクが必要だから早めに起きた。でもいっしょに早めに起きてくれた子どもとテレビでYouTubeなんかいっしょに見ちゃってしばらくまったりしていた。いまいちエンジンがかからない。
エンジンかからないまま作った弁当を夫に託して家を出た。出勤のおともは友だちが送ってくれたブレイディみかこの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。
すごく面白い。思わず駅で降りるのを忘れてしまいそうになった。書店で平積みにされているのをよく見かけていたけれど、英国に住む人の話とは知らなかった。このリンク先では4章ぶん読めるようになっていた。すごい。
本に書かれていたことをいろいろと考えているうちに午前の仕事を乗りきっていた。
昼ごはん、カオマンガイ。上品な量。仕事着のウエストがきついから不本意だが丁度よい。ソースがおいしかった。
帰りの電車ではnoteの下書きをちまちまいじっているうちに降車駅に着いてしまった。せっかくの読書チャンスだったのに。本のつづきが気になる。
3月19日(金)
土のあるところに行ってみるとずいぶん春だ。地面にはまだ葉のちいさいクローバーがもじょもじょしているし、各種桜が咲いたりふくらんだりしているし、名を知らん花がそこここできれいだ。
・
子どもと布団に入ったときに図書館で借りてきた絵本をよんだ。ジャケ借りだったんだけど大ヒットだ。「もういっかい」って3回いわれた。
わたしもすきだ
いいねこ
図書館で絵本借りるのいいなー。子どもと暮らして4年目の気づき。
3月20日(土)
図書館で自分用にてきとうに借りてきた本ははずれで、アンガーマネジメントの本なのだけど、冒頭数ページ読んだだけでめちゃくちゃ怒ってしまった。真にアンガーマネジメントが必要な人間はアンガーマネジメントにブチギレてしまう説(わたしが提唱している)を自ら体現しちゃってる。
著作との相性が悪いだけのような気もする。本格的で実践的なアンガーマネジメントについての本、デカい書店に探しにいこうかなあ…。あの、おすすめありましたら是非おしえてほしいです。怒らないで読みます…
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