2023高校野球:夏の甲子園での「慶應vs広陵」は印象的な試合!
今回は私の2023年アマチュア野球観戦を振り返っていきたいと思います。現地観戦した試合限定で印象に残った試合をランキング形式で振り返っていきます。今回は高校野球編です。
実際に現地で見ていた感想や、目立った選手を中心に紹介させていただきます。
※ヘッダー画像引用(カナロコ)
第3位:相洋 vs 作新学院(2023.5.20)
試合スコア📝
まず第3位は春季関東大会2回戦の相洋vs作新学院。作新学院はセンバツ大会8強の成績を挙げ、夏に向けてさらなる進化を目指して出場した大会でした。
一方で相洋高校は、強豪ひしめく神奈川県大会を見事2位で突破し、非常に勢いがある中で初戦を迎えました。
両校の特徴📝
★作新学院
まず、作新学院について。同春に行われました、センバツ大会では強打を武器にベスト8に進出。2回戦の大分商業戦では8-6で接戦を制し、3回戦の英明戦では9-8で打ち合いを制した。準々決勝では山梨学院の前に力尽きるも8強入りは見事だった。
センバツ大会で出た課題としては、投手力にあると感じた。1年生右腕の小川哲平投手を中心にしてセンバツ出場を決めたが、センバツ大会ではケガの影響により万全ではなく思ったような投球ができなかった。他の投手陣でカバーしあったが、3試合で合計26失点してしまった。投手陣を立て直すためにも、関東大会の戦いぶりに注目していた。
★相洋
次に相洋は、全国的に名前が知れ渡ったのはこの春の快進撃によるものなのかもしれない。県大会では、準々決勝で横浜高校を倒し、準決勝では東海大相模高校を倒し関東大会に出場した。どちらも1点差の接戦を勝利し、接戦をものにできる強さを感じた。
チームの快進撃を支えた中心選手は、3人の2年生投手だった。左右それぞれ特徴のある投手陣を武器に強豪校にも太刀打ちしてきた。関東大会でも、2年生投手陣がどれだけ通用するかも注目しながらの観戦となった。
試合展開⚾
まず初回から試合は動いた。相洋高校は関東大会の舞台で固さもあり、四死球や失策が絡みいきなり2失点した。3回にもタイムリーを浴び序盤は作新学院ペース。
3点を追う相洋は4回に小西選手のホームランにより1点を返したが、5回にも失点してしまい、前半戦は4-1で作新学院がリードして後半戦に差し掛かった。
6回以降は両チーム投手陣が相手打線を寄せ付けず無失点の投球を続けた。特に相洋高校の中島党首は6回から9回まで4イニングを投げ、走者を1人も許さない完璧な投球を見せた。
作新学院の市川投手は、走者を許しながらも要所を締め8回終了時点で4-1とスコアが動くことはなかった。
そして迎えた9回裏の相洋の攻撃。7番打者からの攻撃となり、いい形で上位に回したいという展開だった。
7,8,9番の見事な3連打により1点を返しなおもチャンスの場面で1番打者に回した。代打登場の田川選手を含めて見事な攻撃だった。上位打線は犠打、四死球、内野ゴロ間などで得点を2点重ね、9回に3点差を追いついた。逆転サヨナラ勝ちとはなりませんでしたが、9回裏の攻防は見事であり、勢いを感じさせた。
10回からはタイブレーク(無死1,2塁から再開)。ここで相洋は、3番手大場投手が登板。10回、11回の2イニングを投げ奪三振4つ、1番~6番打者を完璧に打ち取り得点を許さなかった。非常にブレーキの効いたチェンジアップを武器に素晴らしい投球を見せた。
相洋高校は10回に先頭打者として登場した代打の鳴海選手が送りバントを決めランナーを3塁に進めるも得点はできず11回へ。
11回はいきなり併殺で2死3塁にチャンスを縮小してしまうも、1番に入った永野選手のタイムリー内野安打で見事にサヨナラ勝ち。
試合感想⚾
本当にしびれる素晴らしい試合だった。相洋高校は県大会の勢いそのままに2回戦を突破。作新学院高校はセンバツ出場校としての意地を見せた試合だった。
また、この試合で驚いたことは、作新学院高校は投手の交代とともに捕手も交代した。このチーム方針も非常に面白いなと感じた。
ヒーロー選手⚾
第2位:報徳学園 vs 東邦(2023.3.28)
試合スコア📝
続いて第2位はセンバツ大会3回戦の報徳学園vs東邦。ともに甲子園優勝経験のある強豪校同士の対戦となった。
両校の特徴📝
★東邦
まず、東邦について。
ここから先は
¥ 100
記事を読んでいただきありがとうございます。「スキ」や「コメント」が私の励みとなります💛