天野朋子/Tomoko Amano

鎌倉・九州・時々海外で「Native Foods - 懐かしい未来食」を広める活動をし…

天野朋子/Tomoko Amano

鎌倉・九州・時々海外で「Native Foods - 懐かしい未来食」を広める活動をしています。豆・雑穀・乾物・昔ながらの発酵食品など。動物性食品・白砂糖を使わないオーガニック素材の料理教室を鎌倉・熊本で主宰:https://wholefoods.exblog.jp/

最近の記事

遠い国の大統領選挙

遠い国の大統領選挙の行方が気になる、なんていうことは普段はほとんどないのだけれど、外国語を学んでいるとその国の歴史や社会、経済に多少なりとも興味を持つようになる。というわけで、昨日投票が行われた地球の反対側の国・ブラジル大統領選挙の行方をリアルタイムでCNN等で追っていた。 ブラジルでは投票は権利であり義務!サボると罰金などのペナルティがあるそうだ。日本でも在日ブラジル人のための投票所が名古屋や鈴鹿、浜松、群馬の大泉、東京の高田馬場などに設置された。(ちなみに投票の方法は電

    • 言葉のふしぎ

      なぜ英語が世界の共通語になったのか、という記事を読んだことがある。動詞の活用が非常に少なく、世界中の言語の中でも簡単な部類に入るから、というのがひとつの理由らしい。 確かに、たとえば英語の「話す」は主語が何であっても「speak」であり(三単現のsはつくけど)、時制は過去形の「spoke」と過去分詞の「spoken」しかない。未来形はwillをつけて「will speak」にすればいい。 それにひきかえ、スペイン語やポルトガル語(おそらくフランス語も)は、動詞が90通りに

      • 自分の外と内を繋げる〜俳句再チャレンジ

        昨日は屋外で自然を観察しながら俳句を作る「吟行」というを初めてやってみた。参加させてもらっている鎌倉の句会で4月はじめから何度か行われている「ソーシャルディスタンス句会」。各自、吟行して、オンラインで投句→選句、そして希望者はzoom講評会に参加するというもの。なんとか投句できたものの、ふたをあけてみたら季語が間違っていた(夏の季語を入れてしまっていた & 季語だと思ったら季語ではなかった!)という初歩的なミスなど反省点はいろいろあったのだけれども、でも、とてもとても楽しかっ

        • とりあえず やってみる

          今日は画期的なことをした。それは「お裁縫」!! まともに何かを縫ったのは中学校の家庭科以来のことで、基本のキも怪しい状態ながら、なんとかマスクを作り上げた。私は本当に本当にお裁縫系がダメで(中学の家庭科の先生との相性が悪くトラウマ)、まさか自分に「立体マスク」が作れるとは夢にも思わなかった。出来上がりは「まあなんとか形になった」程度なのだけれども、完成したときの嬉しさは想像以上! 親身の指導をしてくれたTさんに心から感謝です。 生活が激変して、しかも先がまったく読めなくて

        遠い国の大統領選挙

          玄米粉入りのビスケット

          ビスケットとクッキーの違いはなんだろう? 気になって調べてみたら、同じものをイギリスではビスケットと呼び、アメリカではクッキーと呼ぶらしい(※)。確かに、アメリカでビスケットといえば、薄くてカリッとしているものではなく、大きく膨らんでいるものを指す。イギリスのスコーンに近いが、ビスケットはスコーンと違って甘くない(ビスケット&グレイヴィーといってお肉入りのソースをかけて食べる食事系のものもある)。そして、イギリスの小説でお茶の時間に出てくるものは必ず「ビスケット」。クッキーと

          玄米粉入りのビスケット

          ある意味エデンの園

          カトリック、プロテスタントの幼稚園・高校・大学に通っていたので、旧約聖書の「創世記」には幼少のころから馴染みがある。エデンの園では、そこらじゅうに美味しい果物が実り、アダムもイブも、それらを自由に食べている・・・しかし、やがて禁じられた「知恵の木の実」まで食べてしまい、あえなく失楽園となるのである。 幼稚園のときに初めてこのお話(もちろん子供向けバージョン)をきいたときの私の最初かつ最大の反応は、「楽園から追い出されてかわいそう」ではなく、「食べられるものがそのへんにいくら

          ある意味エデンの園

          奇妙な春〜Nevertheless, life goes on.

          今年も春が来た。例年になく奇妙な春となっている。 なにせ、「ずっと家にいる」。 ここ8年ほど、短くて2,3日、長くても1週間〜10日単位で移動する生活をしていた。ところが、なんと、3月半ばから明日でまる3週間、鎌倉の自宅にいる。首都圏から地方に移動することは極力控えるように、という状況なので、いつまでいることになるのか、全くわからない。 しかも、通常であれば、鎌倉の家に滞在している期間は、仕事のための買い出しや、地域のイベント参加や、市民活動などで、料理教室の時間以外

          奇妙な春〜Nevertheless, life goes on.

          名前のない料理があってもいい

          何年か前のこと。料理教室のとある生徒さんがこんなことを言っていた。 「ダンナさんに、”名前のある料理を作らなくたっていいんだよ” と言われたんです」 料理があまり得意でないという彼女は、料理には「定形」のようなものがあり、定義づけ・名称のようなもの〜○○のシチューとか、○○と○○のサラダとか、○○の〇〇和え、とか〜がそこには必ずなくてはならない、と思いこんでいたという。 私の料理教室では、全粒穀物・野菜・豆・海藻といった食材を組み合わせたレシピを紹介している(動物性食品は使

          名前のない料理があってもいい