【詩】はなしと
イヤな事があったなら、胸の中にしまい込まずに、誰かに話すといい。
恐ろしい事があったなら、黙って震えていないで、誰かに泣きつくといい。
心に傷を負ってしまったら、じっと我慢などしていないで、誰かに見せるといい。
そうする事で、心は傷の痛みから解放される。少なくともその一歩は踏み出せる。
誰にも話せずにいるという孤独は、恐ろしく辛いものだろう。
だが、誰かに話すというのも、恐ろしく勇気が要るものだ。
心は次第にその恐怖に挟まれ、ますます苦しくなってしまう。
あなたはせっかく言葉を使うことが出来るのだから、その言葉を存分に役立て話をしよう。
辛い気持ちは誰かに話すことで、確実に解放されていく。
積み重なった鉛のような感情は、抱え込まずにどんどん手放していこう。
そうして心が軽くなっていけば、きっと人生は歩みやすく豊かなものになるはずだ。
あなたの歩みが軽やかになり、笑顔が増えてくれば、話を聞いている人もこんなに嬉しいことはないだろう。
嬉しいことや楽しいことがあったら、それもたくさん話してほしい。
幸せな気持ちを誰かと共有できたら、その気持ちは何倍にも大きく感じるだろう。
そうすれば、ますます心は軽くなり、幸せな心地で日々を過ごせるだろう。
辛いことも、幸せなことも、たくさん話していこう。
勇気を出してどんどん話してほしい。
私もそんなあなたの話が聞きたい。