私たちは、その道を歩いていた。 正しい道だと信じて、歩いていた。 それが、どれだけ人を傷つける事なのか、 わからないまま、私たちはただ歩いていた。 いつしか季節…
実在するかどうかわからない。 日本なのか、外国なのか。 それすらもわからない。 今なのか、過去なのかさえ。 懐かしさと寂しさが共存する町。 それは、 私の遠い記…
あまのおと
2017年5月9日 19:49
私たちは、その道を歩いていた。正しい道だと信じて、歩いていた。それが、どれだけ人を傷つける事なのか、わからないまま、私たちはただ歩いていた。いつしか季節の移ろいも目に入らなくなって、追いかけてくる、成功と、何か。いつしか、道は、閉ざされていた。私たちは、やっと季節に追いついて、今、深呼吸している。いつのまにか、こんなに遠くまで歩いていた。
2017年5月3日 00:14
実在するかどうかわからない。日本なのか、外国なのか。それすらもわからない。今なのか、過去なのかさえ。懐かしさと寂しさが共存する町。それは、私の遠い記憶の中にもあって、いつも、帰りたいような、遠ざかりたいような、そんな場所。町は、私を包み込む。何もない私が、唯一所属できる場所。