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ハーバード大学公衆衛生大学院 にVisiting Researcherとして留学できた経緯

こんにちは。
ハーバード大学公衆衛生大学院 (Harvard T.H. Chan School of Public Health)にVisiting Researcherとして留学できた経緯を書きます。

留学はしたいけど、どうやって留学先を探すのがわからない人も多いと思います。
僕もその一人でした。

留学先方の決め方は大きく分けて以下の4種類があると思います。
研究者としていく場合
① 前任者の仕事を引き継ぐ
② 日本のLabのボスに留学先を紹介してもらう
③ 海外で自分のやりたい研究をやっているLabのBossに直接コンタクトする
学生としていく場合
④ SPHやMBAコースに留学する

① 医師の留学の多くがこのケースだと思います。所属している医局と関係がある海外のlabに留学するパターンです。この場合は医局の先輩が前任者で、タイミングよく先輩が帰国したタイミングで引き継ぎとしていくことになります。このケースの多くは住宅、家具、車など留学先で必要なものも引き継ぐことができ、早くから研究に集中できるメリットがあります。
気をつけないといけないことは、医局員や同期が多い場合だと、早くから留学したいことをアピールすることや、留学先のLabと関係のある研究をしないといけないです。

② 僕はこのケースでハーバード大学公衆衛生大学院に留学することができました。日本でSPHに所属しているときに、自分のBossの1人(現在は久留米大学主任教授)と食事していた時に、そのBossが昔にハーバード大学公衆衛生大学院に留学していたことを聞きました。後日、改めてそのBossに留学したいことを伝えると、すんなり快諾してくれて、現在のDepartment of Social and Behavioral SciencesのBossであるIchiro Kawachi先生にコンタクトを取ってくれました。紹介してくれた日本のBoss、受け入れてくれた現在のBossに感謝いたします。改めて人同士の繋がりの重要さを感じました。
自分の場合は日本のBossの紹介でしたけど、過去のその研究室にいた先輩の日本人や大学の同級生などに手伝ってもらい先方にコンタクトをとってもいいと思います。

③ まったく伝手がない場合はこのケースです。しかし、逆に本当に自分のやりたい研究ができるチャンスでもあると考えられます。国際学会や論文で自分の目当ての先生を探し、コンタクトをとる方法です。メールでのコンタクトでもいいですし、講演など日本に来る場合があったら直接話しかけてもいいと思います。日本人にとって、無謀だと思う方法かもしれませんが、アメリカの場合は実際にうまくいくケースも多いです。実際に、自分のLabの同僚の数人も直接コンタクトって、その結果研究員として留学できています。

④ 昔は多くなかったと思いますが、現在は大学院生として海外留学のケースも増えてきていると思います。実際にハーバード大学公衆衛生大学院にも年10人弱の日本人が留学しています。


どのケースでも、留学したい!と決めたら国際学会にでたり、海外の先生の講演を聞きにいったりなど積極的にリテラシーを挙げていくことが大事ですね!

When I was a graduate student in Japan, I asked my Boss to contact to Harvard T.H. Chan School of Public Health. As a result, I could be a visiting Researcher in HSPH. I so appreciate for all people who support me. Thank you!!
In order to research in overseas, most important are to take part in the International Conference or International Lecture, and consider what kind of research you will do. By doing so, you can grant your dream!!

h.amano


プロフィール情報
大学卒業後、都内の大学付属病院で初期研修を終了し、腎臓病学や高血圧学の臨床や研究に従事し、抗加齢医学専門医や腎臓内科専門医等の資格を取得。
予防医学やアンチエイジングの重要性を感じ、2016年より公衆衛生大学院に入学し、「食生活や生活習慣等など日常生活を改善することで、身体だけでなく心もHappyに」をモットーに、予防医学やアンチエイジングに関する研究を行っている。
2018年秋からハーバード大学公衆衛生大学院に留学し、最先端のアンチエイジング及び予防医学について研究中である。
資格
腎臓内科専門医、抗加齢医学専門医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医、
公衆衛生学修士(Master of Public Health: MPH)
HP
https://activehealthlab.tokyo/
*本ブログにおける発言は個人的なものであり、所属組織を代表するものではありません。


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