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小4次男の告白【死んだ方が楽だと思ったことたくさんあるんだよ】

「死んだ方が楽だと思ったことたくさんあるんだよ」 次男が夜寝る前、そう言った。


それを聴いて、私は嬉しかった。


何をしゃべっているのかわからないくらい

初めて泣きじゃくって話してくれたから。

その日は

いつも私の横に寝ている妹が、 長男と一緒に寝たために私とふたりきりの寝室。


やっと、つらかった気持ち、出せたね。

やっと、しっかり泣くことができたね。


いつもうまくいかなかったんだろうな、

嫌だったんだろうなってときは

押し入れやこたつの中、布団で作った基地の中、

家の中に沢山の小さなスペースを作っては

自分の中に閉じこもってた。


何が嫌だった、悲しかったって言うこともなくて。


次男ちーぼーは

不安定だった兄から噛みつかれたり、

たたかれたり罵られたりというあたりからの

記憶があって、

すごいとげとげのエネルギーを受け取って、


困惑して絶望感と罪悪感で疲れ果ててた私から

真っ黒で重たいエネルギーを受け取って。


記憶のある頃にはいつも兄優先になっていたから、

自分を抑え込む、我慢するのが習慣になっていた。


何色が好き?そんな質問にも

「くうちゃんはね、青が好きなんだよ」って

くうちゃんのことを答えてた。


言葉の表現は巧みにあるのに、

私がびっくりするくらい

私の生き方に対する鋭いツッコミをいれてくるのに、


自分の想いを出すということは、うまく言葉にならなくて

いつもすぐあきらめてた。


この一年くらいで

段々と自分のやりたいことを言えるようになった。

やりたいとがんばって言ってみても、 兄の圧にはかなわずに、叶わないこともたくさんある。 その時の気持ちもひとつひとつ鍵をかけて ちーぼーは押し込めてきた。

やっと、やっと、

苦しかったって言えるようになった。

辛かった、悲しかった、怖かった、悔しかったって

泣きじゃくって

ぽろぽろ涙流せるようになった。


たくさん泣いていいからね。

たくさん怒っていいからね。

たくさん荒れていいからね。

私には何をぶつけても大丈夫だから。


やっとつらかったちーぼーを

ひとりで泣いてたちーぼーを

抱きしめてあげることができた。


私はそれが本当に嬉しい。


「学校に行き始めてから

 さとこちゃんに抱っこしてもらう回数が10回は減ってるー」

って言ってた。


抱っこしてもらえた回数を

カウントしてたことを初めて知った。


タイミングで物理的に空いてないこともあるけど、

いつも私のここは、開いてるからね。


自分の全部も、子どもたちの全部も、

私はしっかり抱きしめたいな。


つらいことは宝物に変わって、

自分の大きな経験になって

絶対力に変わるから大丈夫だよ。


笑い話に変わって、なつかしむ時が来るよ。


一緒に泣いて、そしてまた、

一緒に笑おうね😊

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