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支援会議に初めて長男参加✨

不登校をとりまく環境はだいぶ変わったな。

そんな風に感じた長男次男の支援会議。

長男が小1の時学校という環境はどうも違う。
行かないという選択をしてみよう。

母親として将来の不安もたくさん感じるなか、
学校との関わりを少しでも続けようとする方針を思い切って変えた5年前。

その頃は、
小児科発達外来を受診しても

「今は無理していくことはないけど、
 少しずつ学校との関わりは保っていきましょう。
 学力もご自宅で出来る範囲でやっていきましょう。」

「精神面や問題行動など困ったことがあったらすぐ相談してください。」

そんな感じで言われることが多かった。

直接的に言われなくても、
なんとなくそのうち学校は行けるといいね

はずっと漂っている感じでした。

それは病院だけでなく、
カウンセラーさんや社会福祉士さん、市役所の福祉課の人、みんなそうでした。
もちろん学校の先生は言うまでもなく。

でもそれが変わったな。

そう感じた支援会議。

来年度中学入学を控えた長男。

今回の支援会議の目的は
子どもたちの近況の情報共有と医師の見立ての共有を通して
「学校の先生たちに安心してもらうため。」って位置づけでした。

医師も交えての支援会議をしようとなったときに、
正直なところ、
学校の先生たちが持っている
「本当に学校に行かない選択をしている我が家に対して
 どんな関わり方をしていったらいいのか」
という不安を解消するために支援会議をすること自体に
心の中ですごくざわつきを感じる自分もいて。

そのざわつきも、関係者の方たちに伝えてきていて。

「息子の自立にむけて不安を解消してもらいたいのは私の方で、
学校の先生たちの関わり方、
息子たちが学校にこないことの先生の不安をとるための会議ですか?
私はずっと我が家の想いや、そのために協力してほしい部分も伝えていて。

学校がこのままの見守りの関わり方でいいのか、
学校との仲介をしているスクールソーシャルワーカーさんが
学校と我が家の方針の違いを埋めるためにどうしたらいいかという不安を解消するための会議って・・・・。
 
私はずっと先生たちが変わるたびに何度も我が家の経緯や方針を伝えてきていて。なんだかとてもせつなくなります。」

そんな風に話したかな。

学校は子どもたちが育つ環境のひとつではあるし、
今も体育館を使わせてもらっていたりもする。

でも、私は何としてでも学校という場の集団生活に行かせたいという気持ちは全くないし、
息子もその気持ちはない。

「そうはいっても少しでも学校へ」

この働きかけ自体が、私にとって結構地味に嫌だったんだなと認識出来た出来事。



この話題になったのが春頃だったかな。

その後も何度か会議についての相談もさせてもらいました。

ソーシャルワーカーさんの葛藤も聴かせてもらえて。

そのやりとりのおかげで


先週行われた支援会議のときは、
「学校の先生の不安をとるため」という目的も私の中ではすんなりでした。
間に入るスクールソーシャルワーカーさんも、楽になったらいいななんて思ってました。


コロナの影響で伸びに伸びて先週の会議。
今回は初めて病院とzoomでつないでの開催になりました。

自宅で出来たので、長男も顔を出すことができました。

「これからくうちゃんの中学入学と、ちーぼーのことで、
 大人たちがあーだこーだ話す時間を作ってくれてるんだけど、
 違うと思ったことあったら教えてね。」

そんな感じで伝えていました。


長男もさらっと今日の会議の項目を書いた紙に目を通して。

支援会議に本人が参加したことがないのも
おかしなことだなと思っていたので、

今回自然な流れで長男も参加できたのも嬉しかったな。

医師からは

長男に関しては
中学にむけては通うこと自体は難しい部分もあるし
メリットもない。
枠のあるなかから興味関心を広げるのは難しいから
本人のやりたいことから広げていかないとうまくいかない。

次男に関しては

まだ無理には出せない時期でまずは安心感を重ねること。
本人がこれじゃいけないと思わせないように。
うまく話せなくても、
話そうとしてくれた今をしっかり評価してあげて、
こちらがあせらず現状評価をしっかりしていって。

訪問サービスを今後も活用しながら興味関心を広げていくこと。

そんな感じでした。

zoomだったので、自宅で長男が作った動く家を医師に見せることもできました✨

そして小児科外来へは受診をしたがらない長男次男。

具合が悪くなった時に受診をするというスキルの獲得のために
受診をするという経験も必要。
私にはその視点はなかったけど、
スクールソーシャルワーカーさんや医師はそういった視点で
健康チェックという形で受診できるように声掛けをしてくれました。


学校の先生は残念ながら体調不良で不参加になってしまったけれど、

ソーシャルワーカーさんが今日の会議のことをまとめて学校に伝えて下さるって。
「医師の影響力ってやっぱり大きいから、医師が学校行かない方針で大丈夫だと言ってくれると学校の先生たちは安心してくれるんだよね。」って言ってました。

確かにそうだよなー。

私の想いを伝えるために、ソーシャルワーカーさんは自分の中の葛藤も抱えながら一生懸命動いてくれてたんだよな。

そして今日も、私の不安や心配事ないかという部分、私の意見を伝えられる時間もしっかり盛り込んでくれてあって。

今までの自分がどれだけ自分のことしか考えていなかったのかもわかった。

関わってくれる人たちの想いに応えられなくて
苦しくなっていた時期もある。
自分を責めまくって苦しくなった時期もある。
知識情報を集めて、安心感を集めたり、
正しいを追い求めていた時期もある。

自分の気持ちを一方的にぶつけて、助けても言えなくて、批判ばかりして
誰も理解してくれないって閉じこもってた時期もある。

ぶつけて声を荒げた自分に自己嫌悪に陥った時も
勇気をだして謝りにいった時も
子どもたちは大丈夫だってところを一生懸命みつけてそれを周りにわかってもらおうとしてた時期もある。

学校体制の批判を一通りした時期も、
本当は不安だらけなのに、あっけらかんと明るく笑ってた時期もある。

どんな時期もどんな自分も
その時々で私のことを見てくれてた人がいて
気にかけてくれた人がいて。


人間関係っていきちがいたくさんある。

でも全部自分の中に勝手につくった壁があるだけだったなと思う。

春頃に会議の目的にむっとした私は
自分自身も含めて色んな現状と闘っていた部分があったんだろうな。

こんなに我が家のことを
私たちのことを見てくれてる人がいるって
気にかけてくれている人がいるって
本当にありがたい😢

支援会議のことを振り返っていたら
たくさんの人の顔が浮かんできて
本当にたくさんの人の顔が浮かんできて
嬉しくてありがたくて泣けてくる今日でした。

支援会議を面倒がっていた自分、
義務教育が早く終わればいいのに。
そう思っていた自分もいたけど、

自分の時間をさいて、時間の調整もして
我が家のために
時間をとってくれているんだということを
私は当然のように思ってしまっていたんだろうな。

これからの支援会議は、
感謝をしっかり気持ちを込めて伝えたい、
そんな風に思いました。

次は中学の特別支援学級の移行支援会議。

その時間をしっかり相手にも自分にも気持ちをむけて
丁寧に丁寧に時間を紡いでいけるといいなと思います。




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