違和感の成長

先日子供の授業参観に行って今までの成長記録的な授業を見てきました。名前の由来や赤ちゃんの頃の自分の話を保護者に聞いて写真を持って行って発表するってやつですね。

で、最後にグリーンのキセキを歌って今までありがとう見たいな感謝の言葉をみんなで言う、みたいな親からしてみれば完全に涙腺崩壊と驚愕（主にグリーンのキセキが15年も前の曲って部分が）の授業で、実際に号泣していたお母さんもいました。

が、私は全く泣けなかった。なんでってあれだけ家でキセキの事を言っていた息子が

全く歌詞を覚えていなかったから

もごもご口を動かしているだけなのが丸わかり。
なんでこんなことでスンってならないといけないのか。

まぁ他にも今だってできることは増えたけど、手のかかる子供であることには変わらないし、息子に関しては子供とはいえマザコンかと突っ込まざるを得ないほど私にべったり。そういった面でも私は泣けなかったんですね。夫も困惑するレベルのママ大好きっこです。

そんなことから数日経過した昨日、久しぶりに一緒にお風呂に入りました。
私もゆっくりしたいことや仕事が忙しいのが重なること、息子の成長としても最近は別々の入浴に、あわよくばずっとそのまま一人で入ってもらって一度挫折した寝室も自然に別になるようになったらいいなと思っていました。

まぁ今日一日だけだしいいかと思って二人で入り、今までのように抱っこしながらお風呂に。

…でっけぇな…8歳児よ…。

が、浮力があるのでそれほど重くはないです。でも息子はなんだか違和感があった模様。
「なんか、一緒のお風呂飽きた…」
今まで一緒に入っていて楽しかったお風呂が、別にいいやって感じたようです。

正直、授業で言わされている「ありがとう」なんかよりも、私的にはよっぽどこっちの方が成長したなと感動しました。
今の段階の子供の成長は、こちらに歩み寄ることよりも離れて行くこと、それが自然だと思うのです。

独身の頃、ドラマの『菊次郎とさき』のあるセリフで
「親への感謝っていうのは親が死んでからするもんだって母ちゃんが言ってた」

みたいなセリフがありましたが、成人した私でもイマイチピンときませんでした。でも、今ならわかる気がします。

#子どもの成長記録