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勝てる組織・人が持っている要素とは

*この記事は3分で読めます。

株式会社DEECH(ディーチ)の佐藤です。2021年6月1日より社名変更いたしました。

自粛明けから約2か月。1か月前と異なっているのはコロナのリスクがまた市中に蔓延してきたこと。政府も企業も傷ついた財務の悪夢はもうたくさんだと言わんばかりの経済とコロナの戦いだと認識しています。休業をせずに会社は組織はどう乗り切っていくのか、を経営の立場として書いてみたいと思います。

WEBシフトは抗えない

弊社は中堅、中小企業に対してマーケティングの支援を行う会社なのですが、現在ご支援している企業のマインドはこの2か月ですっかり様変わりしたと感じます。如実に表れているのはオンラインでの打ち合わせ。功罪と言うと不謹慎かもしれませんが、非対面での打ち合わせがスタンダードになったことは大きなマインドイノベーションかもしれません。

現代人にとってはこれ以上の行動を変えざるを得ない状況はなかなか訪れまないと考えますが、実際にはSankeiBizの7月のテレワークの状況をみると実施率は20.2%に下がっています。

日本社会全体でみると、5月には31.5%あったテレワークの実施率が大きく下がっているのが現実なんですよね。

ではこれはネガティブなのかと考えるのは短絡的で、社外の人たちとのコミュニケーションはどうなのかを見ると相当数がオンラインミーティングが浸透していると実感しています。MM総研の5月までのデータでも、WEB会議システム利用は飛躍的に伸びていることが伺えます。


生産性の低下が出社を促す?!

緊急事態宣言に伴って急激なリモートワークに移行したわけですが、企業が直面したのは売上と利益の急激な落ち込み。これまで会社で行っていた作業を自宅で行う訳ですから、慣れや仕事環境を整えるにも一定の時間が掛かることとなりました。しかし徐々に慣れてきてリモート自体の仕事の仕方はだんだんと経験値が上がってきたと思っています。

しかし、多くの経営者はどう捉えていたかというと、実際にはコロナによって企業経営が立ち行かなくなったはずなのに、慣れないテレワークによっても数字が落ち込んだと考えるケースも多かったという事実です。

これは印象ではなく数字にも表れたようです。

今後はどのような会社・組織・人が残っていくのか

この正解はそれぞれの企業、人が試行錯誤しながら出していくべき部分だと思いますが、わが社を含め、他の企業を見聞きしていて自分自身が感じている条件を書いてみます。

①知らない知識を自分だけでなんとかしようとしない

②「オンライン社会=フラット社会」と思考がチェンジできる

③過去のやり方を捨てられる経営者、マネジメント

番外編:個人でどれだけ外部の人と繋がりを持てるか

細かいことを言えばたくさんあるんですが、特にこの「3+1」に集約されると思っています。

①知らない知識を自分でなんとかしようとしない

これまでは自社でノウハウを溜めるだけの「時間」を与えられていましたが、今は企業の体力がどんどん奪われていて、且つ失敗を許容できる予算も限られるので、知らないことは知っている会社をどんどん活用していきたいものです。

②「オンライン社会=フラット社会」と思考がチェンジできる

これはツイッターでも書きましたが、オンラインになると発言を求められると逃げ場がありません。その人そのものが全て見えてしまいます。これはどういう事かというと、社長だろうが部長だろうが課長だろうが一般社員だろうが関係なくオンラインでは平等に表示されますし、意見がない、意見が薄いは時間とともにバレバレになります。語らない、ということは価値が下がるのではなく「無価値」な状態になります。ここを解消するにはビジネススキルを高めるしかありません。

若くても知識があればそちらのほうに需要が流れるのです。

③過去のやり方を捨てられる経営者、マネジメント

②と若干被る部分でもありますが、状況を聞く「だけ」、数字を読む「だけ」、管理する「だけ」ではオンラインの世界では1日、1週間、1か月が埋まりません。戦略を立てられるか、戦術を実行できるプランを用意できるか、メンバーの知識を高めることができるのか、Techを利用して最大化(スケール)していけるのか。

正解があろうがなかろうが、答えを出し続けることができる経営者、およびマネジメントが求められていると思います。

番外編:個人でどれだけ外部の人と繋がりを持てるか

ここはいたって個人的に思ってることなので参考になるかは分かりません。しかし、仕事や趣味、SNSを通して外部の人間といかに多くつながれるかは、オンライン社会では特に生き抜く力と同義だと思っています。

その中でもSNSの力は大きくて、上記の②はその最たるもの。書籍を購入して著者にリプライすれば返答が返ってくるし、数千人規模のCEOにメンションすればアドバイスをもらえるかもしれない時代。

会いたい人や話したい人へのアクセスが容易になるツールを使わない手はないですよね。特にコロナ過で気軽にオンラインで話す文化が出来上がったのはコロナの功罪だと思っています。

最後に

2020年6月の企業倒産件数が今年最多の780件となりました。新型コロナウィルス関連の倒産は94件です。秋から冬にかけてはさらに増えると言われています。「コロナが終われば元に戻る」という淡い世界は二度と来ません。この状況下で勝ち抜くにはいかに過去を否定できるかだと思っていますので、ぜひこの難局をしぶとく泥臭く変化を恐れずに対応できるように一緒に頑張りましょう!


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