歯医者で気づきの号泣w
歯医者さんにてアマルガム除去をした日のこと。
歯に詰めた水銀の除去は細かな粒子が飛び散らぬよう大層な準備が必要なのですが、無事にアマルガム除去は済み、、、先生が痛んだ歯を撮影して見せてくれました。
レントゲン写真と併せて説明を聞くと、表面上は虫歯が見えないケド、もしかしたら内側に隠れている可能性もあるとの事。
ウィーンギュィーーンと悪い箇所を削りつつ治療を進めていくと、、、
案の定、ボックリ穴が空いておりました。
再び写真を撮影してもらい見てみると、まるで周りに気付かれないようにひっそりと内側だけが深く深く虫歯で空洞に。
ガビーン!!!
・・・なんで私は昔から歯磨きだって真面目にやっていたのにこんなに虫歯だらけなの〜(泣)と思わず言葉が漏れる。
先生は体質や環境など人それぞれの持つ違いなどを説明してくれつつ、極力歯を削らず、本来ヒトが持つ自然の自己免疫や治癒力を信頼して、なるべく神経も残せるようにしたいとおっしゃってくださった。
再び大きく口を開けて治療再開。
ところで皆さん、歯科治療中って何考えてます???
私、歯医者が大嫌いで、ずーっと早く終わるように無になってみたり、晩ごはんのメニュー考えたり、時には何でわたしゃこんなにハズレの歯に当たってしまったんだ…なんて思ってみたり。
が、しかしですね。。。
歯を大きく開け、目を瞑り、この日私の脳裏にやってきたインスピレーションは、小さいころ抜けた乳歯を母が屋根や縁の下にポーンと投げてくれた事。
皆さんご存知のあのおまじないです。
上の歯が抜けたら縁の下へ。下の歯は屋根へ向かって投げ入れる。そうすると丈夫な歯が生えてくるんだよ。そう言って歯が抜ける度にポーンとおまじないしてくれていた母。
今ちょうど私の息子がそんな時期。息子は外国のおまじないを覚えてきたので、私は屋根にポーンはしていないけれど、息子の歯が丈夫に生えてほしい願いはもちろん一緒。
それでそんな今の自分の状況もリンクしたんでしょうね、当時の母の愛を凄く感じました。
それと同時に、今まで自分は当たり前に歯を使い虫歯になればそんな歯を嘆き、、、
・・・なんだか私、自分の大事な歯に一度も感謝した事が無かったな…。って気づいたんです。
前回の治療の際に、歯ぎしり結構酷いはずですよ!と指摘され、自分では全く自覚が無かったのでビックリだったのですが、歯はいつだって無意識の私の感情さえこうして受け止めていてくれたんだな…。
食べることが大好きな私は、これまで沢山の美味しいものを食べて来た。
その全ての食事をこの子達(歯)は、精一杯手伝ってくれていたんだ…。
それなのに私は…
1ミリの感謝もしなかったばかりか、この子たちが傷付いた時には気遣うどころか非難した。
申し訳なさでいっぱいになった。
今までゴメンね。
沢山沢山お仕事してくれてありがとう。
食べる時だけじゃない、私が頑張らなきゃ行けない時、ストレスで潰れそうな時、色んな場面で物理的な消化も、精神的な消化も助けてくれていたんだね。ありがとう。
上を向き大きく口を開けての治療中。涙が溢れて止まらなくなってしまった(笑)
先生は治療が辛くなったのだと思ったらしく「待ってね!もうちょっとだから!あと少し頑張って!」と。
頭も口も動かせないから違うとも言えない(笑)そして涙も止まらない(笑)
一旦キリの良いところで起き上がり、私の内省を先生に伝えたら、さすが自然派歯科医!
付け足すように歯が持つ未知のチカラや今の科学ではまだ研究が追いついていない歯と内臓の相関関係の可能性、生えている歯の位置と幼少期の精神的な関係など教えてくれた。
きっとこの先生の治療だったからこそ、気づきが促されたのかもしれない。私の歯への気づき、感謝を本当に嬉しそうに聴いてくれた。
とにかく、そこそこ長く生きたこの人生、初めて心底自分の歯に感謝しました。
治療は終わり、結構なボロボロ具合のこの歯が神経を残せるかどうかは、この子の次第。
今まで一生懸命に私を守り仕事をしてくれたこの子に、もうひと踏ん張りしてくれと言う気に私はなれない。
ただただ、この子の意志を尊重させてあげたい。本当にありがとう。
私の大事な歯たち。愛しているよ♡
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