読んだメモ「虹色のチョーク」

気がついたら、noteスマホで更新できるようになってる!

会社の上司におすすめされた本。
この本は、日本理化学工業株式会社 というチョーク製造会社
障がい者雇用割合が7割を超えている会社。のルポルタージュ?です。
テレビなどでも放送されていてかなり有名な会社らしい。
(私は全然知らなかった。私の視野はかなり狭い…)

チョークの製造現場をまわしているスタッフは総て障がい者の方々!
その環境やシステムを作ったことがまず凄いです。
そして、何というか誰もが「正論だ」と思う物事を、
素直に当たり前に形にしてゆくことが一番難しい事だとも感じました。
「人は皆平等だ」と考えてそれを行動にして実践してしていくこととか
「誰にでも優しくする」こととか。ぱっと頭で考えてみて「それ、あたりまえだよね」
と思ってはいるけれど、実際には色々理由をつけてやれなかったり、やらなかったり。
「正しいことをすべきだ」と、ただ言うのと、「それを実際にどう実現していくか」考えて行動していくことは、全く別のことなんだ。と。

「知的障がいの人って働けるの⁇難しくない?」が本を読む前のわたしの感想。
だけれど、日本理化学工業の会長 大山さんは、もっと根源的な言葉を持っています。
障がいがある なしは関係なくて同じ人間だ。日本国憲法第13条に

すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

と書いてある。だからそういう会社を作ったんだ。と。
シンプル。。言い訳の出ない、おそらく考え尽くして出しているだろう言葉は、読んでいるだけでパワーを感じます。そして自分自身の毎日のお仕事や生活に、シャン!と背筋を伸ばして真摯な気持ちを持って対峙していこう。と思える本でした。いいわけいらない…

※※※

たまに人に「おすすめ本は何ですか?」と聞いて、おすすめされた本を買って読んでみる。をやります。そうすると、予想外の方向から知らない本が飛んできて新しい世界が広がったりもします。この本も 多分、自分からではなかなか手に取らないけれど、興味がある人からおすすめされたから読んでみる。→結果面白い。
自分だけの興味の枠にいると、かなりソリッドになってしまうので「人のおすすめ本」は
かなり大切な存在だなぁと。この本を読んでしみじみ感じたりもしました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?