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超テキトーな読書感想文の書き方


1.どんな本を選ぶか


ズバリ、推薦図書は使わない。
そしてなんでもいいから「岩波少年文庫」から選ぶ。

最近、絵本を一歩抜けた「児童書」の復権を運動している。→記事かいた。

子供の成長は人それぞれなので、推薦図書だと数冊から選ぶのに幅がない。当たりはずれもある。

そういう点から岩波少年文庫は、伝統があり対象年齢層も幅広いので選ぶ余地がある。
そして良書しか置いていないのでぜっっっったいに間違いない。

推薦図書よりもはるかに読みやすいしとっつきやすく面白いものをたくさん選ぶことができる。

迷ったら岩波少年文庫。



2.読み終えてから


まずはやはり、面白かったか面白くなかったか。

そのためには、これにしようと決めて読むのではなくて、数冊ピックアップしていた方が良い。いまさらですが。

あくまで理想。

そのなかで、「感想が出やすいもの」があるはずだ。
手近な親や友達に、「ねーねー聞いて聞いて、これね面白かった。誰々がねこうすんの!」という言葉がぽろぽろと出てくるかどうか。

最初のその「語り」を録音か、音声入力でとっておく。
(音声入力は人のなまえとかポロポロ間違うので、いらだちMAX怒りばくはつ、邪魔になるので上級者むきではあると思う)

幼いお子さんなら、親がメモ入力してあげるのもありではないかな?

メモ書きも良いのだが、時間を取られるし「取られてる?」と子供も身構えるので、録音が一番手っ取り手早くおすすめだと思う。

スマホ世代なので文明の利器は最大限に使わずしてどうする。

YouTubeに慣れてるから、あまり抵抗ないはず、と思うのだがどうだろうか。
苦手な子は親がなんとかしてメモるしかない。

このとき、感想の順番は問わない。
邪魔をしないのが一番よい。
あっちこっちとんでもよい。
ラストのことを話したかと思えば最初のことを話してもよい。



3.掘り下げる。深く...もっと深く。


さてとっておいた録音を実際に聞いてみて、メモ書きなどして印刷する。
録音を聴いたものをメモにしてみるとわかるが、玉石混合、まとめると案外少なくなる。

なので、最初の感想をもとにパラパラと本をめくって、新たな感想を見つけたり、最初の感想の部分をもっと掘り下げてみる。
なぜそう思ったのか、その感想を抱いた出来事はどこがきっかけだったのかなどなど。

思考を展開させていく。
マインドマップみたいなのを書いてもよいが、そこは好み。
(うちはてきとうなので、テキストの合間や最後に付け加えるだけだ。)

ある程度大きいお子さんでなければ、「それで?ふーん」とか相づちをうつ。
このとき注意するのは、誘導しないこと!!
大人の望むこたえ(悪役のことをクソだと言った時にたしなめるとか、そのひとにはそのひとなりの理由があったのじゃない?とか)、大人の意見を押し付けないこと。

悪役は死ね。
それでいい。

最後に、ある程度筋にそって順番に並べ替えてみる。
この並べ替えのまとめかたは「印刷して切り貼り」をよくやっている。(こどもは入力できないから)
ノートに書くのは時間はかかるが、そっちの方が絶対に勉強にはなる
録音や音声入力はそういうの全部めんどくさい人がやるやり方だ。



4.放置


さらにもう一度パラパラめくってみてもらいながら、まとめは自分でやってもらう。
あくまで下書きなので、いきなり最初から書き出さないことが大切だ。このやり方は時間がかかるが、数をこなすうちに頭の中でやれるようになる。


重要なのは、メモや録音のバックアップをとっておくこと!
子供はそこどーして消しちゃったの!!すごくいい意見だったのに!?て所をバッサリ消しちゃったりする。それであとでもう一回とか言われるのである。

・内容の説明を簡略化するテクニック。
・原稿用紙の書き方のルール

などなどはいくらでもほかによい説明サイトがあるのでそちらを参考にした方がいい。(ザ・他力本願)



5.実践した結果のご紹介


まず、途中から書くのは嫌だ。あたまから書き出したい、と抵抗されたので、どうぞと促す。

1時間…2時間...真っ白な原稿用紙の前に座っている。

声かけすると、しぶしぶ録音に応じた。
(結果的には、一応これを使うことにはなった)

「あたまがごちゃごちゃになる!!!」

ヒスを起こされた。

「じゃあ、好きなように書いてごらん」

「できないー!!!!!」

後で見てみると、自分で録音して、それを全て文字起こししてすましていた。
こんのガキャ~~~!
だってだってママがママが!!!!

大乱闘。

というわけでめちゃくちゃになり、なんの参考にもならなかった話です。

何の参考にならないテキトーな読書感想文の書き方でした。



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