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やまとの読書日記

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読んだ本を紹介する日記です。「書評」のような堅苦しい内容ではなく、気軽に思ったことを書いています。紹介した本をそばに置いて、読書日記を楽しんでもらえれば嬉しいです。
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#エッセイ

中学生の僕が憧れだったファッション。

 最近、山田詠美さんの短編小説『ジョーンズさんのスカート』を読んだ。  心惹かれるものが…

読書感想文|推薦図書は、メルカリのモノガタリ。

 少し前、noteの投稿ができませんでした。 新しい物語を書いていて、冒頭の文章は書けたもの…

読書感想文|日常に潜む 「現実」と「幻想」

 僕たちは「幻想」を抱えながら生きていると思う。 本当は鬼なんていないのに節分の日に豆ま…

久々に会うと、気まずくなる現象。

 あまり人見知りはしない方だけれど、久々に知り合いにばったりと出会うと、何を話せばいいか…

読書感想文|夢かうつつか幻か。

 『カゲロボ』との出会いは、街の本屋さんだった。  新潮文庫のコーナーを歩いていると、「…

豪雨のなかで楽しむ夜の読書。

 これまで何度もnoteに書いているけれど、僕は夜に読書をするのが好きだ。  スマホを見てい…

わたしの本棚|ボトルメールのようなエッセイ。

 エッセイの正解ってないと思う。  まさに、人の人生と同じで、十人十色だと思う。価値観だって、書き方だってみんな人それぞれ違う。だからこそ、エッセイは面白い。  エッセイを読んでいるあいだ、本当は遠い存在である作家さんが、実はそばで僕に話しかけているんじゃないかと錯覚ほど親近感を感じる。まるで親戚の話を聞いているみたいだ。これは、エッセイの醍醐味のひとつだと思う。  最近、江國香織さんのエッセイ『とるにたらないものもの』を読んで、そのことに気付かされた。  このエッセ

エッセイの魅力に気づいた話。

 僕はnoteに文章を書きはじめるまで、まともにエッセイを読んだことがなかった。本屋にふらっ…

読んだ文章は、比喩表現が多彩だった。

 最近読んだ本と現在進行形で読んでいる本を紹介したい。やみくもに内容を紹介しても面白みに…

読書とは、作者との対話の時間。

 僕の読書は、夜にはじまる。晩ご飯を食べてお風呂に入って、そのポカポカになった体でソファ…

立ち止まって考えて、分かったこと。

1年前くらいに投稿した記事ですが、削除してしまった記事です。今回、改めて再投稿します。 …

生きるために、"物語"を作っていると思う。

 書店に足を運ぶと、ずらりと並んだ本棚にはたくさんの小説が置かれている。それは古典から最…

小説の暗唱で、読書がもっと楽しくなった。

最近、小説の暗唱を始めました。 暗唱といっても、無理に頭に詰め込むようなやり方ではなくて…