見出し画像

立ち止まって考えて、分かったこと。

1年前くらいに投稿した記事ですが、削除してしまった記事です。今回、改めて再投稿します。

久しぶりにカフェで食事をしながら、ゆっくり本を読んでみました。

本棚から2冊の本を取ってバッグにしまい、カフェに持っていきました。

そこで読んだ本が最高だったので、僕が学んだことを皆さんにシェアできればと思います。

まず、『やわらかく、考える。』から読み始めました。

この本は、囲碁の世界で有名なある棋士の話で始まります。具体的には、その棋士が試合に勝つためには、どんな気持ちで臨んだら良いかについて書かれていました。

答えは、「心の底から楽しむ」です。

普通の人なら、緊張して固くなったり、優勢なら、状況に喜んだりすることもあると思います。しかし、この騎士は、長いキャリアの中で、勝つためなら、楽しむことが一番だという境地に達したのです。

このように、物事に一喜一憂するのは、かえって不利に働くということが分かります。何かにチャレンジをする際、それを存分に楽しむことが大事だということを学ばされました。

本から学んだ5つのこと

では、ここからは、読んだ2冊の本の中から、僕が学んだこと、感じた5つのことを紹介したいと思います。

1.常識とは思考停止である

母国語は慣用の流れの中を勝手に流れる。意識的に考えることをしないでも自動的に、あるいは反射的に一定の反応を出す。そしてそれが自由な思考のように錯覚される。
(『やわらかく、考える。』p38より引用)

僕たちは、常識に侵されています。何かを考える時、発言する時、知らぬ間に常識に基づいて反射的に行動してしまうことがあります。

親しい友達と話す時でさえ、これを言ったら共感されるであろう話をしたり、相手の話を常識に基づいて相槌を打ったりすることもあるでしょう。

そういう時は、あえて、「あまのじゃく」になってみるといいかもしれません。正しいと思っていることをあえて疑ってみることで、今まで気づかなかった新たな視点が見つかることもあるからです。

しかし、常識もデメリットばかりではありません。僕たちが外国語を学ぶ時には、常識が役に立つます。英語を学ぶ際、英語ネイティブがよく言う会話パターン(常識)を身につけることでスムーズに会話を進めることができるからです。

こう言われたら、こう返すみたいな、状況に応じた英語表現のバリュエーションを増やすことで英会話を円滑に進めることが出来るわけです。

2.書くために読む

書くためには、まず語から文、文から章節というように文章を書く練習をするのはまずい。書くために読むことが必要である。
(『やわらかく、考える。』p136より引用)

noteで文章を書きはじめて気づいたことですが、言いたいことを表現するのは難しいです。僕は、これまで、色んな人のnoteを読んで、書き方を学んだり、普段は読まないエッセイを読んで、自分の表現の幅を広げたりしてきました。

まだまだ文章は未熟ですが、それなりに言いたいことが書けるようになりました。正直、普段話すように文章を書くのは難しいです。重複表現がないか、読みにくい文章になっていないかをチェックしながら、書いています。

それを学ぶのには、質の高い文章を読むのが一番です。言葉のチョイス、段落の使い方、文章の展開の仕方、上手な例え話、名文はたくさんのことを僕たちに教えてくれます。

3.朝食前の時間を使う

うまく行かなかった仕事があるとする。これはダメ。明日の朝にしよう、と思う。朝になって、もう一度、挑んでみる。すると、どうだ。ゆうべはあんなに手におえなかった問題が、するすると片付いてしまうではないか。
(『こうやって、考える。』p94より引用)

朝に作業をすると、はかどる。

こんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。僕も朝型を強くおすすめします。朝、頭の中が空っぽな時に、夢中になって作業をしていると、時間を忘れて取り組めるからです。いわゆる「朝活」ですね。

これは、世界のエリート達にも共通していることです。例えば、AppleのCEOのティム・クック氏は、かなりの早起きとして知られています。彼は毎朝4時前には起きて、仕事までルーティーンをこなします。

また、ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるロバート・アイガー氏の朝も早いです。彼の場合、朝5時前には起床し、運動をしながら読書・メールチェックを欠かさずに行います。

他にも多くの著名人が朝活を行なっています。健康にも良いし、作業もはかどるし、良いことだらけです。騙されたと思って、実行してみてください。

4.あえて非効率を求める

ヨーロッパでは、古くから、散歩中にすばらしいことを考え出したという例がおびただしくある。哲学者には散歩を日課とする者が、はなはだ多い。
(『こうやって、考える。』p98より引用)

効率を考えることは、大切ですが、一方で、効率を追い求めすぎるとかえって非効率になってしまうことがあります。「急がば回れ」ということわざがあるように、時には遠回りをするのも大事です。

例えば、予定表をぎっしり埋めるのではなく、あえて空白の時間を作っておいて、その時にやりたいことを身の赴くままやってみるのもいいかもしれません。

僕の場合は、夜寝る前、ベッドの上で、音楽を聴きながら、ぼーとするのが好きです。たまに、そこで新しいアイデアだったりが思いついたりすることもあります。

そのせいで、テンションが上がってしまい、寝れなくなるのは困るんですけどね(笑)

5.すぐに取り組む

寺田寅彦は、原稿を頼まれて承知すると、すぐ、だいたいのところを書いてしまったそうである。引き受けたとき、すぐにとりかかっておけば、気が軽くなる。まだ時間はある。急がなくていい。ゆっくりやろうと思うと、かえって早く進むものである。
(『こうやって、考える。』p110より引用)

すぐに取り組むのは大事です。頭では理解できても、意外と実行できていないのではないでしょうか。

もちろん、何も考えずに、行き当たりばったりになるのは良くないですが、考えすぎて優柔不断になってしまうのも問題です。

僕の場合は、面白いアイデアが思いついたら、すぐに準備するようにしています。それを実行するには、何が必要で、どのくらい時間やお金が掛かるのかを計算します。皆さんは、優柔不断になっていませんか!?

まとめ

今日は、久しぶりにカフェで読書をして、本から学んだ5つのことをご紹介しました。いかがでしたか?今回僕が紹介した本に興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。

サポートして頂いたお金で、好きなコーヒー豆を買います。応援があれば、日々の創作のやる気が出ます。