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こころの天気が悪いのなら、外出は晴れた日にしよう。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新33日目※

朝起きて、今日も寒いなぁ、一瞬春が来たのに……と思いながら顔を洗う。リビングに行って、さぁ目覚めのヨガだ!と伸びをしたところで驚いた。外が真っ白。霧だ。

ドイツという国は、どうしてこんなにもしょっちゅう霧が発生するんだろう。冬の直前になった秋なんかはもうすごい。本当に、毎日のように霧で、窓がすりガラスになったのかと思うほど。それでも、春に起こるのはわりと珍しい気がするけど。

日本では、少なくともわたしが住んでいた場所では、霧なんてほとんど見たことがなかった。たまーに、ちょっとモヤモヤしてるなぁ、とか、山の上に行ったら「霧だ!」ってなることはあっても、それくらい。朝起きて、世界が真っ白なモヤで覆われてるなんて経験は、まずない。だからいまでも、すごくびっくりする。

わたしはザ・文系で、霧がどういう仕組みで発生するのかは知らない。あれか、空気中の水蒸気の……なんだっけ、飽和ナントカ量みたいなのを超えて凝固したとか、そういうアレかな。知らんけど。

とにかく、ふしぎだなぁと思うんだ。だって昨日まで「ふつう」だったのに、目が覚めて外を見れば、なんか世界全体が薄いんだよ? 数100メートル先にある建物が見えなくて、「あれ、うちから見える風景ってどんなんだっけ?」って首を傾げたり。

とまぁ霧の話はこれぐらいにしておいて。

霧で前が見えないと、すごく慎重に運転するよね。時間がかかるし、それでもやっぱり危ない。

どうしても外出しなきゃいけないならそれでも進むしかないけど、そうじゃないなら、霧の日はやめておいたほうがいい。

なんかこれ、最近よく思うんだよね。

向かい風で、いま出て行かない方がいいってタイミングでも、「いやがんばる!」とか、「俺は負けない!」って張り切って、わざわざ向かい風に立ち向かっていく人がいるでしょう。

いやね、どうしても出かけなきゃいけないならわかるよ。がんばってでも行かないと。

でもそうじゃないなら、別のもっと天気のいい日に出かければいいんじゃない?って思うよね。

なんかうまくいかない、今日はやる気がでない、もうダメだ、あの人と会いたくない、身体が動かない。

そんなしんどい日は、やっぱり家にいた方がいいと思うの。出かけるなら、どことなく気持ちがポジティブで、身体の調子もよくて、ワクワクした気持ちで出かけられる日にしたほうがいい。

ほんと、「わざわざ」天気が悪い中、ぐちゃぐちゃへとへとになってまで、出かけなくたっていいんだよ。天気のいい日にしようよ。

疲れた日とか、「なんか今日ダメだな」って日は、こころや身体の天気が悪い日。そんなときは、わざわざさらに疲れに行く必要はない。ゆっくり天気がよくなるのを待てばいいだけ。焦っても太陽さんが出てくるとは限らないんだから、自然と太陽が昇るまで、休んでればいいのよ。

あ、わたし? 霧のなかお出かけですよ。だって結婚式直前なのに彼のYシャツも指輪もないんだよ? ふざけてない?? いや本当、そろそろ一回しばこうかな???

じゃあ、またあしたね。

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