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過剰なサービスと、万引き。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新29日目※

昨日、1本のペンを買った。ドイツでは多くの場合、袋は有料だから、「袋いりますか」なんて聞かれない。こっちが言わない限り、レジを通して、お会計して、その品物を渡される。服だって、きれいに畳まれたものをリュックにぐちゃっと突っ込んで持って帰る。

大きなもの、たとえばスーツやら割れ物やらを買ったら「袋いりますか」と聞かれるけど、そうじゃないことも多い。

で、日本だったら、袋を断れば「じゃあテープで失礼します」と店名のテープを貼るでしょう? しかも剥がしやすいように、片側を折って。

ふと気づいたけど、それも過剰なサービスだよなぁ。

こんなこと言うと批判してるみたいだけど、そうじゃなくて、ただやらなくてもいいことだよなって。だって、レシートがあるもん。レシートを受け取らなくてトラブルになったら、客の責任だもん。ドイツじゃそんなのやらない。レシートがあるのになんでわざわざテープまで? 無駄じゃない? ってなる。と思う。

まぁ実際、「それうちで買ったもの? 自分のもの?」なんて聞かれたことないしね。

ただ、テープがあることで「新品で買ったばかり」とアピールできるのはいいと思う。たとえばドイツのスーパーでペットボトルの水を飲んでいる人がいるけど、それを家から持ってきたか、いま買ったばかりなのか、スーパーの品物でレジを通す前に飲んだのかがわからない(たまに会計前に飲む人もいる)。

だから、テープを貼る、ということ自体は、トラブル防止になるから賛成だ。過剰なサービスだとは思うけど。

ただ、そういえばドイツの万引き事情ってどうなのかな、なんて考えもしたり。

日本では、「万引きGメン」なんて言葉があるように、万引きは結構身近な犯罪だ。本屋さんなんて、それでかなり打撃をくらっているところもあるらしい。万引きはこころの病で、何度も繰り返してしまう、なんて話も聞いたことがある。

だから、「これは買ったものですよ」というテープがあったほうがいいのかもしれない。

でも、じゃあドイツってどうなんだろう。

万引きはふだん、いちいちニュースにはならない。だからどれぐらい起こっているのか、どんな対策を取られているのか、知らない。ただ、日本だけってことはないはずだよなぁ。ドイツでも一定数は起こってるんじゃないか。だったら買ったかどうかの証であるテープ貼っておいた方が、万引きかどうか見分けられていいと思うんだけど……。

まぁでも面倒くさいし、レシートない人が悪いって考えなのかもしれないな。知らないけど。

そんなちょっとしたところで、「ここが違うなぁ」という発見をしつつ、「なんでだろう」なんて思う今日このごろ。でもあえて調べるほどでもないという。うーん、調べてみるか……。

じゃあ、またあしたね。

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