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本を読んで、仕事をがんばろうって思った。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新94日目※

最近、人口に関する本をよく読んでる。「人口減少」というテーマに関心がある、というよりは、人口が変動する理由は多角的でそれを知るのがおもしろいから、という感じだ。

日本の高齢化の速度はどうやら世界1らしく、いわば「地球上でいちばん早く高齢化が進んでいる」そうだ。これを聞いただけですでにもうやばい感が溢れている。

というのはまぁ別の機会に語るとして、おとといから『未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること』という本を読み始めた。タイトルどおり、中国の少子高齢化について書かれている本だ。

なにがおもしろいって、中国はまったくちがう環境、理由で、少子高齢化を迎えるのが確定しているところ(「おもしろい」は語弊があるかもしれない。「興味深い」が正しいかも)。

長らく一人っ子政策をしていた中国だけど、すったもんだの末にふたりっ子政策に方向転換。でも期待するほどの効果はなかったらしい。都市部と農村部で戸籍を分けていることや、ひとりっ子が6人の親(両親、双方の祖父母)に甘やかされて育ったことなどは、日本とはかなりちがう。

社会的インフラが整っていないまま少子高齢化を迎える、というのも日本とちがうし、筆者のご友人が筆者の2人目の子どもに対し「生まれてはじめて第二子を抱いた」と言うのも興味深い(その世代の人は自分もまわりも全員ひとりっ子で、きょうだいというのがまずありえないから)。

まだ読み始めたばかりだけど、日本とはまったくちがう状況においての「少子高齢化」。いろんな発見があって、すごくおもしろい。

そういえばドイツで会った中国の人が、「ひとりっ子だから、将来的に両親を養う義務がある」「親は全財産を自分の教育費につぎ込んだからなにがなんでもエリートにならなくてはいけない」って言ってたことを思い出した。

「ちがう」って、おもしろいんだ。すごく。

わたしはよく「日本とドイツ」について書いているけど、たまに我に返るというか、これでいいのかなって思うときがある。なんでもかんでも比較すりゃいいってものでもないし、日本に住んでいる人からすれば興味ないんじゃないかなって。

でも実際自分がこの本を読んで興味をひかれたのと同じように、日本とはちがう視点、環境について知ることを楽しんでくれる人だっていると思う。きっと。たぶん。

比較対象があることで新たに見えることもあるし、単純に「なるほど」って思うしね。やっぱり、知らない世界を覗き込むのって、おもしろいんだよ。知的好奇心が刺激されて。

この本を通じて、ちょっと自信をもてたというか、仕事がんばろってなった。もちろん、本単体としてもすごく興味深いわけだけど。

でも昨日から『Know』っていう小説も読み始めちゃったんだよな……。あーどっちも読みたい。っていうかチョコレートの世界史、まだ読みきってなかったわ。読まないと。

じゃあ、またあしたね。

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