耳掃除
耳掃除をひんぱんにするくらい私は耳掃除が好きだ。
あまり耳掃除のしすぎはよくないらしいと聞いてからは耳掃除の回数を以前より減らした。
それでもやっぱり耳掃除が好きなのだ。
耳がムズムズすると綿棒を探しては自分で耳掃除している。
母との思い出の中で母に耳掃除をしてもらった記憶がうっすらとある。
私は耳掃除をしてもらうと眠くなり、いつもウトウトしてしまっていたような気がする。
それは息子も同じなようで、お風呂上がりに綿棒で耳掃除をしてあげると時折ウトウトしてしまうようだ。
お風呂上がりのぽかぽかの身体で耳掃除をするのが気持ちよかったらしく、息子が三歳くらいまでは耳掃除の途中で眠ってしまっていた。
寝てしまった息子を抱っこして寝室に運んだのを覚えている。
今はウトウトはするが眠ってしまうことはない。
息子の耳掃除の後の綿棒についた耳垢を息子に「ほら!」と見せると、息子は「おおー」などと満足そうな様子をみせる。
このアホなやりとりも息子は大きくなってから振り返って思い出し笑いをしたりするんだろうか。
自分で耳掃除するのはいつからなのかな。
そんなことを考えた日。
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